久保建英マッチレポート ヘタフェVSウエスカ(2020-2021ラ・リーガ第19節)

久保建英マッチレポート ヘタフェVSウエスカ(2020-2021ラ・リーガ第19節)

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試合結果

1-0 ヘタフェ勝利

試合トピックス

10分 ウエスカ、エスクリ―チェがオフサイドラインをくぐり抜け、バー直撃のシュート

16分 ヘタフェ、右サイドの久保の展開からニョムがシュート。キーパーがセーブ

17分 ヘタフェ、ゴール前での直接FKを久保が左足シュート。キーパーがセーブ

27分 ヘタフェ、アランバーリがミドルシュート。ポストに阻まれる

34分 ヘタフェ、右サイドでの直接FKを久保が左足シュート。キーパーがセーブ

58分 ヘタフェ、アランバーリのミドルシュート。キーパーがセーブ

69分 ヘタフェGOAL>>ショートカウンターからアレーニャがアランバーリにパス。アランバーリがキーパーとの1対1を落ち着いて決める

79分 久保OUT、ポルティージョIN

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久保・ヘタフェ詳報

久保らしい久保が帰ってきた。

そう評して差し支えないだろう。

右サイドで先発出場を果たすと、攻撃の中心として躍動。シュートを狙える位置での直接FKを任され、相手のディフェンスをドリブルでいなし、かわし、ゴール前に積極的に入っていく。攻撃で決定的なプレーをすると同時に守備もヘタフェ流のインテンシティで精力的にこなす。

昨季の終盤に見せたようなゲームに大きな影響力を及ぼすパフォーマンスだった。

チームメイトも久保を信頼しており、多くのボールを預け、アタックを託した。

加入わずか2試合目にしてチームの中心の一人となっていた。

ゴールという目に見える結果は出せなかったものの前節に続きポジティブな内容だったと言える。

やはり久保は既にリーガでも屈指のアタッカーである。そのことを再確認させてくれ勝手ながら筆者も安心した。

ヘタフェ全体としても状況が大きく好転していることを印象付けた。

4-2-3-1の3がやはり今までと最も違う点だ。左からククレジャ、アレーニャ、久保というレフティユニットだが、彼らはヘタフェにボールポゼッションをもたらしている。

タメをつくり、スペースへの展開を的確に行う。チームとしてボールの動きに窮屈さが減り、ターゲットとしてのハイメ・マタ、シュート力のあるアランバーリといった彼ら3人と違う個性を持つ選手の特長も発揮できる土壌が整ったと感じる。(実際にアランバーリはこの試合ミドルシュートを多く打ちゴールも決めている)

あとは、コンビネーションを高めていくことが課題だろう。新加入の久保もアレーニャもバルサ仕込みのハイレベルなサッカーIQ、戦術理解度を持っているため既にチームの戦術に溶け込みプラスアルファをもたらしているが、さらなるブラッシュアップののりしろは当然ある。

ハイメ・マタとのパス交換のタイミングなどは二人ともまだ合わないことも多いし、久保と右サイドバックのダミアン・スアレスとのコンビネーションもまだまだこれからだ。

加えて、久保、アレーニャ、ククレジャの3人の連携もまだまだ高めていけるはずだ。

攻撃的な能力は久保が最も高いため、ピッチを広く使い、久保に左足でラストプレーができる右サイドのアタッキングサードでボールを託すことはチームの約束事の一つなのだろうが、この3人ならポジションチェンジをしながらどこのエリアでもコンビネーションで崩すことは可能なはずだ。

そのためには3人が近い位置にいる時間帯をもっとつくりたい。そして、3人が近くにいる時間帯をつくるためには彼ら3人だけではなく周りのチームメイトの理解も必要不可欠だ。

こうした部分での課題をクリアしていけば、リーガ内でもかなりの好チームになることは間違いない。

いずれにせよ久保を取り巻く神経質な空気はなくなった。

久保のプレーとヘタフェの進化を引き続き楽しみたい。

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