久保建英マッチレポート セビージャVSヘタフェ(2020-2021ラ・リーガ第22節)
- 2021.02.07
- サッカー

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試合結果
3-0 セビージャ勝利
試合トピックス
26分 セビージャ、カウンターからオカンポスがシュート。キーパーがセーブ
53分 ヘタフェ、ジェネがオカンポスへのファールで一発レッドカード。退場
58分 久保OUT、カバコIN
66分 セビージャGOAL>>ペナルティエリア内で縦パスに抜け出したムニルがゴール
79分 セビージャ、エンネシリがクロスバー直撃のミドルシュート
86分 セビージャGOAL>>パプ・ゴメスがミドルシュート
88分 セビージャGOAL>>スルーパスに抜け出したエンネシリがキーパーを抜いてゴール
久保・ヘタフェ詳報
セビージャの充実ぶりが目立った試合となった。
守備では集中力と強度を高く保ち、攻撃ではトライアングルをつくりスペースを創出。そこを的確に使いヘタフェの対人プレスをことごとく外す。
まさに、ラ・リーガで上位、チャンピオンズで戦うチームに相応しいレベルであった。
とはいえ、試合の結果については、ヘタフェのジェネの退場が大きく影響したことは間違いないだろう。このジャッジを巡って両指揮官も退場となったためその後試合は壊れてしまった。
ジェネの退場後はますますセビージャの一方的な展開となり、ヘタフェは久保の交代とともになす術なく敗れた。
ヘタフェにとってシーズンの結果に影響する敗戦とならないことを願うばかりである。
さて、久保であるが、右サイドで先発出場。退場者が出る58分までプレーとなった。
チーム全体が終始劣勢であったこともあり良いプレーは見せられなかった。
こうしたときにチームを救う活躍を見せることを期待されている選手だが、ここにきて今シーズン全体における出場時間の少なさがデメリットとして出てきているような感覚を抱く。
プレー強度の出しどころがちぐはぐな印象なのだ。攻撃時におけるソリッドなプレーを見せて欲しい場面で強度が落ち、攻撃時より強度が不要な守備の場面で適正な強度が発揮できているように感じるのだ。
これは、ビジャレアル時代に、出場時間を勝ち取るため、守備はしっかりやったうえで攻撃でプラスアルファを見せ、結果を出さなければいけないという精神的なプレッシャーを常に感じてきたことによる影響なのではないだろうか。その感覚が今も染みついており攻撃時に幸せにプレーできていないのだ。
(テクニカルな選手には特に顕著になる状況ではある。彼らは幸せを感じてプレーすればするほど誰もできないプレーを見せてくれるが逆もまたしかりだからだ。)
加えて、久保は次の次のプレーを考えながらボールを置く(ボールコントロールに集中しない、ボールのみに視野を集中しない)プレースタイルだ。これは少しでもプレーリズムが狂わされているときはボールロストという結果になってあらわれる。自身の喪失、次のプレーへのプレッシャーにつながりやすい。
こうした決して良い状況にはない久保だが、解決策はある。至ってシンプルなものだ。
それは結果、ゴールである。
ヘタフェはビジャレアルほど競争は激しくないうえにチーム状況は厳しい。ゴールを決め勝ち点をもたらせば一気にチーム内で中心的なポジションを確保できる。そしてそれは幸せな時間につながる。
こぼれ球でも相手のリフレクションでもなんでもいい。とにかくヘタフェでの初ゴールを早く決めたい。
そうすれば自信に満ちた”いつもの久保”が見られるようになるはずだ。
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