久保建英マッチレポート ヘタフェVSエルチェ(2020-2021ラ・リーガ第28節)

久保建英マッチレポート ヘタフェVSエルチェ(2020-2021ラ・リーガ第28節)

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試合結果

1-1 引き分け

試合トピックス

19分 エルチェGOAL>>コーナーキックのリフレクションかたミージャが押し込こむ

55分 ヘタフェ、ゴール前の直接FKを久保が左足で狙う。キーパーがセーブ

59分 ヘタフェGOAL>>久保の右足でのグラウンダーのクロスにウナルが合わせゴール 【久保今季リーガ初アシスト(今季公式戦通算4アシスト目)】

71分 久保OUT、ポルティージョIN

83分 ヘタフェ、アンヘルがPK失敗

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久保・ヘタフェ詳報

久保はスタメン起用となり、その期待に応えるかたちでヘタフェでの初アシストを記録。

チームに勝ち点をもたらす仕事をした。

ヘタフェでの動きにはまだ改善の余地はあるものの、この試合では精力的に縦のスペースへのスプリントを見せ、ヘディングシュートのシーンもいくつか創出している。ヘタフェ仕様の動きが出てきたということだろう。

しかしながら、この動きを促した最大の理由はポジションである。

この試合ではいつもの右サイドではなく、トップ下あるいはセカンドトップの位置でプレーしている。これが縦へのアタックを促進させたことは間違いない。

その代わりアレーニャが右サイドの重心の低い位置に入っている。ウナルを頂点に久保が前掛かりのトップ下、アレーニャが右サイドの重心の低い位置、ククレジャが左サイドの重心の低い位置に入っている。これまでとは明確にバランスを変えていたことが久保にとっても奏功したかたちだ。

そしてその効果は、縦へのアタックだけでなく、アレーニャやククレジャが近い位置にいる状況が生まれやすくなったことで、それにより得意の細いルートを通すパスワークを披露する機会が増えたことにも表れた。少しずつではあるが久保の特長的なプレーリズムが戻ってきたような印象だ。

今後もさらなる好プレーと結果を期待したい。

さて、ヘタフェについてであるが、この試合は強気な姿勢、攻撃的な姿勢で臨んでいる。久保の先発起用に象徴されるように、エルチェが自分たちより同等以下の相手であるとの見方をしていることが透けて見えた。

試合展開もほぼその見方通りの展開になったと言っていいだろう。ヘタフェにとって特段脅威を感じるようなエルチェのプレーはほとんどなかった。ヘタフェも決して好調なチームでないだけに、勝ち点3という明確な結果には届かなかったのがもどかしいところではあるが(PKの失敗は痛かった)、最低限の結果は手にしたということができるだろう。

前節アトレティコ戦の引き分けと今回の引き分けにより、降格争いという意味では少しだけ落ち着くことができた。

また、久保を起用する際のチームとしてのバランスを見出すことができたのも収穫だ。

この試合をきっかけに攻撃的な戦術へのシフトが再開されることを期待したい。