久保建英マッチレポート 日本代表VSメキシコ代表(2020.11.18国際親善試合)

久保建英マッチレポート 日本代表VSメキシコ代表(2020.11.18国際親善試合)

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試合結果

0-2 メキシコ勝利

試合トピックス

11分 日本代表、原口がミドルシュート。キーパーがセーブ

14分 日本代表、ゴール前で原口からのパスを鈴木がシュート。キーパーがセーブ

61分 メキシコ代表、ミドルシュート。キーパーがセーブ

62分 メキシコ代表GOAL>>ペナルティエリア内でヒメネスが抜け出しゴール

67分 メキシコ代表GOAL>>カウンターからロサーノがキーパーと1対1になり落ち着いてシュート

71分 久保IN、原口OUT

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久保・日本代表詳報

パナマ戦の3バックから4バックに戻してスタート。スタメンも9人をパナマ戦から入れ替えている。

スタメンは大幅に変わったもののやはり3バックよりピッチ内のバランスは良く、特に前半はそれに応じチームとしてのプレーリズムも良かった。

主に久保を起用しなかったことにより、ゴールに直結するダイレクトなプレーを志向することがチームとして明確になっていたことも大きいだろう。

ただ良いリズムのときにスコアを動かせなければ、特に自身よりチーム力のある相手にはその代償を払わなければならないのがサッカーの世界における摂理である。

案の定後半はプレーのギアを一段上げたメキシコになすすべなくやられている。前の試合から間隔が短いメキシコは前半は明らかに抑え気味の親善試合モードで日本の様子を見ながらのプレーであったが、後半は本番モードでピッチ内のあらゆる場面で日本に勝利している。1対1、パスのタイミング、日本のマークを外すドリブル、アウトサイドを使ったプレーの豊富さ、中南米独特のプレーリズムなどはやはり強豪国という印象だ。

プレーが実直な日本にとって参考にすべき点もあるのは間違いない(独特のリズムや間合いの取り方などは真似しようともできないものだが)。

一方、こうした試合内容の中だからこそ、監督のチーム管理者としてではなく勝負師としての実力が試される。だが、やはり森保監督は勝負師としては無力と言わざるを得ない。最初から決めている交代、フォーメーションの移行はその通り行うがアドリブはほとんどできない。

2点目を奪われた後も動きが遅い。普通であれば直後に攻撃にシフトする2枚替えを敢行するシーンだ。後半は劣勢であったのにも関わらず、南野や久保の投入タイミングはこれまで同様ほぼ予定通りにしか見えない。

親善試合のため、「もう少し先発させたメンバー・システム構成での打開を見たかった」「チーム全体の底上げのため選手ごとに与える時間をある程度決めていた」という言い訳は通用するかもしれないが、それではいつまでたっても監督の力量は底上げされない。

苦手意識があるのかもしれないが、ぜひ監督にも自身のレベルを上げることにチャレンジしてほしかった。こういう試合だからこそできることでもあるのだから。

さて、久保であるが、71分からの途中出場となっている。2点奪われた後の交代であったがチームの劣勢を変える仕事はできなかった。

久保一人に戦局を変えられなかった責任を押し付けることはできないが(南野といった交代選手も含めチーム全体がメキシコの圧力とパフォーマンスに屈し低調であった)、能力的に既にそれが期待されている選手でもある。本質的にスターターであることは間違いないが、どのようなシチュエーションでも個人として影響力が発揮できてこそエース選手になれる。引き続きレベルアップを期待したい。

いずれにせよ、10月・11月に欧州の選手だけとは言え、活動できたことは日本代表にとって非常に大きいことだ。親善試合の組み方も一つ勉強になってのではないだろうか。国内ではなく国外でのトレーニングマッチのほうが相手のコンディションも良く強化試合としては遥かに有益なものになる。ぜひ国内で試合ができないことを怪我の功名として協会には今後の活動計画に生かしてほしい。

次の代表の活動は、来年3月のワールドカップアジア予選の再開ゲームになることが濃厚だ。FIFAの設定するインターナショナルウインドウを見れば、ここからは予選から本大会までほぼノンストップになるだろう。泣いても笑っても突き進むだけだ。

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