久保建英マッチレポート マジョルカVSベティス(2021-2022ラ・リーガ第1節)

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試合結果
1-1 引き分け
試合トピックス
25分 マジョルカGOAL>>ダニ・ロドリゲスのスルーパスに抜け出したオリバンが左足でゴール
59分 ベティスGOAL>>右サイドのFKのクロスにフアンミが合わせ、キーパーがオウンゴール
61分 久保IN、セビージャOUT
久保・マジョルカ詳報
久保のラ・リーガ3シーズン目が開幕した。
東京オリンピックの最後のゲームから1週間、チームに加入してから3日での試合となったが、ベンチに入り、60分過ぎからの出場も果たした。
まずは、チームが決まり、怪我や疲労による欠場もなく、シーズン開幕戦を迎えられてよかった。
プレー内容については、身体はきれていたし、ボールのフィット感も良かった。オリンピックからの良いイメージを持って試合に臨めていたことがうかがえた。
ポジションは、交代直後は4-4-2の左サイドMF、その後右サイドMFに移った。
後半からベティスが圧力を高めてきた試合展開となっていたため、プレー機会は限られたが、ドリブル突破でファールを受け、そのファールから直接フリーキックによるシュートも放った。
加入3日に満たない状況で、60分からの出場となったこと、直接フリーキックを任されたこと、右と左の両方のポジションでのプレータスクを課されたこと、は監督とチームの久保に対する期待値の高さを示していると言えるだろう。
プレー機会は限られたが、久保にとってはポジティブな感触が得られた開幕戦になったのではないだろうか。
今季の久保は、本人も自覚していると思うが、次のステップに進むための明確な結果だけが必要となる。
プレータイム、ゴール、アシスト、チームの一部残留。
誰もが一目でわかる指標で数字と結果を積み上げることが重要だ。特にゴールについては積み上げが必要だ。
東京オリンピックで得たゴールの感触をラ・リーガでも継続して持ち続け、過去2シーズンよりハイペースでゴールを奪ってほしい。ゴール数については、キャリアハイの記録を残すことはノルマと言っていいだろう。
期待したい。
さて、マジョルカだが、久保が前回在籍した2019-2020シーズンとは当然ながら違うチームとなっている。当時久保と一緒にプレーした選手もスカッドの中に10人程度残っているが、監督も違い、サッカースタイルも若干違っている。
一部における相手チームとの力関係的に守備から入り攻撃はカウンター的に仕掛けるという基本戦術は変えようがないが、そのアプローチが若干違っているのだ。
以前より中盤での圧力を高め、より前でボールを奪い、よりショートカウンター気味に仕掛けるというコンセプトになっている。
この試合でも、4-5-1のようなかたちで、中盤に5枚選手を置く布陣でスタートしている。(久保が入ってからは、試合展開もあり、2トップ気味にして4-4-2のようなかたちに変えているが、基本布陣は4-5-1ということになるのだろう。)
これは、フィールドプレーヤー9人で中盤から後ろにかけての相手スペースを減らし、タイトにディフェンスすることで、より前でボールを奪い、その奪ったボールから攻撃を仕掛けるということを意図していることの証だろう。
今シーズンは、このコンセプトの通り、アグレッシブでエキサイティングな試合を見せてくれることを期待したい。
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