久保建英マッチレポート アスレティック・クラブVSマジョルカ(2021-2022ラ・リーガ第4節)

久保建英マッチレポート アスレティック・クラブVSマジョルカ(2021-2022ラ・リーガ第4節)

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試合結果

2-0 アスレティック勝利

試合トピックス

29分 アスレティック、ムニアインの右サイドのFKにマルティネスがヘディングで合わせる。キーパーがセーブ

67分 アスレティックGOAL>>ムニアインのFKにビビアンがヘディングで合わせゴール

73分 アスレティックGOAL>>マジョルカのミスからムニアインが左サイドを突破しグラウンダーのクロスを入れ、中で合わせたウィリアムズがゴール

77分 久保OUT、アブドンIN

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久保・マジョルカ詳報

強度の高いプレスからボールを奪いサイドからの突破を徹底して行ったアスレティックに軍配が上がった。

マジョルカは終始効果的なプレーをさせてもらえなかった。

マジョルカが悪かったというよりアスレティックが見事であったと評すべきだろう。

アスレティックは90分落ちることのない激しい寄せと献身的なランニングを見せた。スタミナを相当消耗する戦いのはずだが、チーム全体の集中力が素晴らしく、最後まで強度が落ちることはなかった。

身体面でも精神面でもかなり鍛えられている印象だ。昨シーズンまでで言えば肉弾戦で泥仕合に持ち込むヘタフェとも違い、どちらかというとアトレティコのスタイルに近い印象だ。

こうなるとマジョルカになすすべはなかった。

マジョルカも2連勝中で状態は良くスカッドも一部で戦えるレベルのものとなっているが、ここまで強度の高い守備を徹底されては局面を打開するのは難しかった。

こうした場面で局面の打開を期待されているのは久保であるが、沈黙させられた。それがマジョルカが攻撃をほとんどできなかった直接的な理由だろう。

(チーム全体が難しかったから久保も難しかった、ではなく久保が難しかったからチーム全体が難しかった、という言い方になるのは、今の久保のマジョルカにおける役割からすれば当然のことだろう。)

(なお、結果論ではあるが、久保を交代直前にそうさせたように、それよりももっと早い時間帯から右サイドに張らせ、ドリブラー&シューターとしての役割に特化させたほうが良かったかもしれないということは思うには思う。だが、その場合も、久保の代わりにパスを散らせるセビージャやイ・ガンインといった選手を投入する必要があり、この二人はインテンシティの高いこの試合においては自信を持って送り出せる選手ではなかったことから、監督にとって采配が難しかったことは理解できる。)

マジョルカにとっては2連勝中であっただけに気勢が削がれる残念な敗戦となったが、次節に向け気持ちを切り替えていくしかないだろう。

さて、久保であるが効果的なプレーはほぼさせてもらえなかった。

この試合でもトップ下で出場し、ゲームメイクと攻撃におけるスイッチ役を担っていたが、相手の強度の高い守備にはまり身動きがとれなかった。他のマジョルカの選手と同様に。

身体はキレており、数は多くなかったがこの試合でもボールタッチの質は高かった。良い状態でボールを持てば相手にとって脅威となるプレーができる予感はあった。

しかし、相手が研究を怠らず、高い集中力を常に保っていたことから、自身の欲しいポジションへのパスコースが終始きられ、ドリブルコースも限定された。

久保も、あえて相手の密集地に入ってポジションをとったり、左右のサイドに寄っていったりするなど工夫したが、それでも相手の集中力は高く、隙は生まれなかった。

それが試合結果にも直結した。

ちなみに、こういうときにいかに局面を打開できるかが得点とともに久保が次のステージに上がるために必要なことなのかもしれない。

久保のスタイルではないが、コースやスペースがなくても強引に縦にフリーランニングしたり、多少不格好でも強引にドリブルで仕掛けるなどチームを前進させるプレーが必要ということかもしれない。

この試合で出た課題に対し久保がどういう答えを出すのか。今シーズンの見どころの一つとしたい。

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