久保建英マッチレポート ビジャレアルVSマジョルカ(2021-2022ラ・リーガ第22節)

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試合結果
3-0 ビジャレアル勝利
試合トピックス
11分 ビジャレアルGOAL>>ペドラサの左クロスからマジョルカのオウンゴール
19分 マジョルカ、久保の右サイドからの左足クロスにアマットがヘディングで合わせる。キーパーがセーブ
33分 ビジャレアルGOAL>>カウンターからペドラサの左サイドのクロスに合わせたトリゲロスがゴール
69分 久保OUT、イ・ガンインIN
86分 ビジャレアルGOAL>>VAR判定のPKをパレホが決める
久保・マジョルカ詳報
国王杯でベスト8に勝ち進み意気揚々と臨んだマジョルカであったが、ホームのビジャレアルに完敗という結果となった。
ビジャレアルはレギュラークラスの選手を怪我などで複数欠き、その分好調時のような勢いはなかったが、ホームの声援の後押しもあり、またセカンドボールへの集中力を見せ、効率よく得点を奪った。
マジョルカの右サイド(この試合では久保とマフェオ)の守備時のウイークポイントを突き、そこから得点が生まれた。右サイドはマジョルカにとっては攻撃時には最も推進力を生むエリアだが、守備時には逆にほころびを見せる。一対一に決して強くなく、また前がかりになることの多い二人に対し、ビジャレアルの左サイドバックであるペドラサがスピードに乗った縦へのスプリントでこれを制した。
ビジャレアルの監督であるエメリの用意したゲームプランがはまったということだろう。
マジョルカにとっては痛い敗戦だ。
リーグも後半戦が始まり、勝ち点3を積み上げる試合を1試合でも増やすことで降格圏から離れたいところだが、なかなかそうはなっていない。
厳しい戦いが続くが、集中力を切らすことなく戦っていくしかないだろう。
さて、久保であるが右サイドハーフで69分までの出場となった。
チームとして劣勢の展開となったため、ボールを多く触ることはできなかったが、それでもバイタルでボールを持った時は相手にとって危険な存在であり続けた。
左足での得意のプレーを駆使し、面白いクロスを供給したり、シュートへの意欲を見せるなどした。
しかし、ビジャレアルの選手は久保のことをよくわかっており、間合いの取り方などが対久保という意味でほぼ完璧だった。
チームの劣勢に加え、そうしたディフェンスにより決定的な仕事をさせてもらえなかった。
この試合の直前の国王杯のゲームではゴールを決め、良い感触を持って臨んでいたと思われるだけに残念であるが、身体のキレは年明けの欠場前の状態に戻ってきている。
次の試合に期待したい。
ちなみに、交代でベンチに下がるときには久保にブーイングが飛んでいた。ビジャレアルのサポーターのどういう感情の発露かは測りかねるが、ブーイングをするのは自分のチームに不利益を与える選手に対して行うものである。久保の力はやはり認められているということだろう。
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