久保建英マッチレポート アトレティコ・マドリードVSビジャレアル(2020-2021ラ・リーガ第5節)

久保建英マッチレポート アトレティコ・マドリードVSビジャレアル(2020-2021ラ・リーガ第5節)

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試合結果

0-0 引き分け

試合トピックス

18分 ビジャレアル、右サイドバックのマリオ・ガスパールがミドルシュート。GKオブラクがセーブ

49分 ビジャレアル、相手ペナルティエリア内に走りこんだ右サイドバックのマリオ・ガスパールがシュート。GKオブラクがセーブ

84分 久保IN、トリゲロスOUT。変則4-4-2の右サイドMFとして途中出場

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久保・ビジャレアル詳報

ビジャレアルは前節同様、変則4-4-2でスタート。メンバーも同様で、チュクエゼも久保も入らず、攻撃陣は前からパコ・アルカセル、モレノ、モイ・ゴメス、パレホ、イボーラ、トリゲロスでスタートしている。守備をしっかりやるというスタンスの戦術である。前節のミッドウイークの試合から継続してバルサ戦の大敗からの立て直しを図ることを目的としたものだと思われる。

また強敵アトレティコのホームゲームであることも考慮したのだろう。勝ち点1を持ち帰るゲームとして位置付けており、実際に目論見通りとなっている。

さて、久保であるが、この試合もこれまで同様途中出場での出番となっている。試合自体がスコアレスの時間が長く両チームとも攻撃面ではほとんど見せ場のないタイトなゲームとなっていたため、難しい出場となった。

守備のタスクを実践する中で珍しくプレーに力みが見られミスも出ていた。しかし、試合展開を見れば久保の投入の判断自体難しい状況であったため、同情の余地は大いにあるだろう。

なお、久保が良くなかったのは、試合展開以外の影響もあるのではないだろうか。エメリは、開幕以降試合を追うごとに久保の起用方針にメディアからもプレッシャーをかけられており、前節のゲーム後の記者会見では久保の起用に対する質問に辟易したのか、やや強めの表現となる「ポジションを見つけてほしい」と発言している。

これは久保に余計なプレッシャーをかけることになったと考えられなくもない。エメリは、それを反省してか、この試合で起用しなかったらさらに久保にマイナスの影響があると考えたのではないだろうか。しかし結果的に中途半端な判断となってしまったことは否めない。つまり、出すならもう少し長い時間を与えるべきであった。

一方、久保個人の側にフォーカスを当てて見れば、やはりこういうゲームでこそなおさら結果が欲しいことに尽きる。スコアレスドローでよしとするゲームでの久保の投入の目的は、あわよくばマジカルなワンプレーで得点を奪ってほしいというものである。監督が投入の判断を迷った中で使われた試合でこそ結果を出せば監督に与えるインパクトは絶大なものである。

久保もそれを十二分に理解していることは伝わってくるため(試合で力んだ原因の一つだろう)、そうしたマインドセットの面では全く心配していないが。

久保と久保を見たいスペイン・日本のファンにとっては忍耐の時間が続いているがその時間ももう長くはないはずだ。インターナショナルウインドウ(代表活動)明けからEL本選も開幕し試合間隔もタイトになる。出番は間違いなく増えていく。そこで仕事に集中して取り組めば、結果と出場時間の増加は比例してついてくる。全く問題ないだろう。

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