久保建英マッチレポート レアル・ソシエダードVSビジャレアル(2020-2021ラ・リーガ第11節)

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試合結果
1-1 引き分け
試合トピックス
5分 ビジャレアルGOAL>>ゴール前に走り込んだエストピニャンがPK獲得。モレノがPK成功
20分 ソシエダ、バレネチェアがこぼれ球をシュート。キーパーがセーブ
33分 ソシエダGOAL>>クロスボールからのゴール前の接触でPK獲得。オヤルサバルがPK成功
58分 ソシエダ、オヤルサバルのドリブルからウィリアン・ジョゼがゴール前でシュート。キーパーがセーブ
73分 久保IN、ペドラサOUT
久保・ビジャレアル詳報
現在首位のソシエダに3位ビジャレアルが挑むという序盤の首位争いとなったこの対決だが、勝ち点1を分け合う結果となった。
好調なチーム同士の首位争いとあって、ゲームの強度と集中力は高く、ホームのソシエダがやや優勢の時間帯もあったものの、ほぼ一進一退の攻防となった。
ビジャレアルは、故障中のパコ・アルカセルの代わりにトップはバッカ、左MFはモイ・ゴメスの代わりに本職は左サイドバックのペドラサを投入する以外はこれまでと変更のない配置と選手でこの一戦に臨んでいる。
絶好調であったパコ・アルカセルの不在はやはり大きいと感じる。前節マドリー戦、ELマッカビ・テルアビブ戦に続いて引き分けに終わり、最少得点でのドローという結果が続いている。いずれも簡単な相手ではなかったものの、ゴールに迫る迫力を欠いているのも事実である。
パコ・アルカセル不在時にどれだけ勝ち点を稼げるかがシーズントータルの成績を左右することになるかもしれない。
さて、久保であるが、70分過ぎからの途中出場となり、マッカビ・テルアビブ戦に続いて左サイドでの起用となっている。
この試合ではエメリは戦術のキープレーヤーであるモイ・ゴメスを欠く中で久保ではなくペドラサを先発にチョイスしている。これの意味するところは、マッカビ・テルアビブ戦において左サイドで起用された久保がエメリのこの試合に向けたテストに合格しなかったということだろう。(もちろん試合間隔の短さによる疲労度合い、ターンオーバーを考慮したこともあるだろうが)
しかし、ペドラサも攻撃面でほとんど機能しなかったことから、見切りをつけ、久保に再び左サイドでのチャンスを与えている。
ペドラサに先発を奪われるという悔しい思いをしている久保にとってはリベンジの機会となったが、ソシエダの集中力も高かったことから残念ながら爪痕は残せなかった。
ただ動き自体は悪くなく、当然ながらペドラサよりはチームの攻撃面における流れの良さを引き出すことはできており、得点への可能性・意欲も見せていた。こうしたシチュエーションのときの日本人選手にありがちな落ち込んで悲壮感に満ちてプレーするという雰囲気はなかった。まだまだこれからという感覚を見る者にも与えている。
いずれにせよ、今後試合は増えていき、出場時間が減ることはない。
今季即戦力で獲得したコクランや昨季チームの中心の一人だったチュクウェゼといった代表クラスの実力者も久保同様レギュラーを争ってプレーしている。
まだまだこれからだ。
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