久保建英マッチレポート マジョルカVSアスレティック・クラブ(2021-2022ラ・リーガ第24節)
試合結果
3-2 マジョルカ勝利
試合トピックス
22分 マジョルカGOAL>>セビージャがPKを決める
29分 マジョルカGOAL>>ペナルティエリア内でこぼれ球をアンヘルが押し込む
58分 アスレティックGOAL>>カウンターからのクロスにラウル・ガルシアが合わせゴール
60分 アスレティックGOAL>>コーナーキックにべレンゲルが合わせゴール
87分 マジョルカGOAL>>コーナーキックのこぼれ球から久保がシュート。キーパーのオウンゴールとなる
89分 久保OUT、ジオバンニIN
久保・マジョルカ詳報
3-2というサッカーの試合で最も面白いと言われるスコアでの決着となった。
前節に続き、この試合でもマジョルカの選手同士の距離感が良く、マジョルカのリズムが良かった。
マジョルカは、2点リードした後2点を追いつかれるという負けてもおかしくない展開となったが、ゲーム内容は勝利に値していたと言っていいだろう。
やはりムリッチの加入は大きい。
トップのムリッチが空中戦に競り勝ち、足元に納めるプレーを見せることで、敵陣地でマジョルカのボールになる機会が増えた。
これにより守備のみに奔走し押し込まれる展開となり、そのままやられるというこれまでの悪い流れを断ち切ることができた。
試合展開に関する基盤が一つできた。こうなれば監督も采配しやすい。
2連勝も大きいが、こうした点も今後に向けて好材料と言えるだろう。
さて、久保であるが、この試合のマッチオブザキング(MVP)に選ばれたことからもわかる通り、良かった。
ボールを触る機会は特段多くなかったものの、マジョルカのゴールを期待させるような他の選手にはないプレーを随所で見せ、相手にとっての脅威であり続けた。
そして、なんと言っても試合終了直前でマジョルカの勝ち越しゴールとなったオウンゴールを誘発したプレーがマッチオブザキングに選ばれた直接的な理由だろう。
久保にはこうした決定的なプレーがチーム、サポーター、監督から期待されているすべてである。
能力もそうだが、劇的な勝利を導くようなスター性を持っていることを皆感じており、常にそうした決定的なシーンを生み出すことを期待されている。
それが実現されたとき、決して90分間それほどパフォーマンスが突出していなくても、周囲は評価する。
この試合のマッチオブザキングがその証だろう。
久保にはこうした自分に対する視線を粋に感じながら今後もプレーを続けてくれることを期待するばかりである。
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