FF最高傑作はこれだ!至高の名作3選を紹介する

FF最高傑作はこれだ!至高の名作3選を紹介する

RPG(ロールプレイングゲーム)の金字塔にして日本ゲーム史に燦然と輝く大ヒットシリーズである「FF」こと「FINAL FANTASY(ファイナルファンタジー)」シリーズ。

1987年にファミリーコンピュータのゲームソフトとして発売されて以来、現在に至るまで常に最新ゲームハードのソフトとして15作品にも及ぶタイトルが発売されています。

他のゲーム作品にはない、美麗で壮大そして幻想的な世界観の中でロマンチックなドラマの数々がRPGというゲームとして濃密に展開されている点が人気の理由です。

ここでは、そんなFFシリーズについて、「何からプレイしたらいいか迷っている」「名作と聞くけど結局何が一番面白いのか」「過去作について全部はできないから自分の趣味に一番合うタイトルをプレイしたい」などプレイするにあたって迷っている方達にお薦めの傑作・名作タイトルを紹介したいと思います。

どれも本当に傑作なのでぜひこの記事を参考にしてプレイしてみてください。

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FF8(FINAL FANTASYⅧ)

1999年にPS用ソフトとして発売し、リマスター版が2019年にPS4他用ソフトとして発売された8番目のFFシリーズ。

発売当時は常に美麗なグラフィックが背景にあり、バトル時もマップ移動時も頭身の高い立体キャラクターがそのまま動くという衝撃が凄かった一作。

シリーズで始めて歌詞つき(声つき)のテーマソングも使用された。(テーマソングは「eyes on me」)


■FF8のあらすじ

時間圧縮という禁忌で世界を滅ぼそうとする未来の魔女に戦いを挑む少年・少女の物語。

主人公の少年スコールは、旅をしながら仲間たちとの絆を深め、ヒロインのリノアと恋に落ちる。そして様々な思いに触れながら成長していく。

最後はスコールがリノアを救い魔女を倒すことで世界を救う。


■FF8の魅力

・FFシリーズ史上最もわかりやすくシンプルなテーマ

主人公とヒロインの恋、主人公と同年代の仲間たちとの友情、主人公とその父親と母親の物語、など実にシンプルでありながら誰もが感動できる要素がストレートに表現されている。

・主人公とヒロインのラブストーリー

主人公とヒロインが最初から仲が良かったなどの設定ではなく、きちんと出会いからハッピーエンドまでを互いの心情を丁寧に追いながら描き切っている。これぞ”ボーイミーツガール”と呼べる仕上がりになっている。

また、それを表すかのように、バトルやイベント、マップ移動において主人公とヒロインの2ショットプレイが可能なシーンがシリーズ一多い。特に明るくお姫様気質のヒロインであるリノアが好きなプレイヤーにはどんどんテンションが上がる展開が待っている。

・プレイヤーが感情移入しやすい設定の多さ

主人公は学校に在籍しているため学校生活が存在する。また仲間たちは皆同じ学校でありながら同じ孤児院出身の幼馴染という設定が存在する(リノア除く)。FF特有の幻想と魔法の世界の中にプレイヤーが想像しやすい設定が多く盛り込まれており、感情移入しやすくなっている。

・少年心に響く王道展開

学校が飛空艇になったり、戦いの過程で宇宙に行ったり、飛空艇の乗り換えイベントがあったりする。こうした少年漫画、SFアニメ的展開の多さはFFシリーズ随一。


■FF8はどんな人に合ってる?

・男女愛、家族愛、友情など王道の物語(ハッピーエンド)が好きな人

・少年漫画やSFアニメが好きな人

・明るいお姫様気質のヒロインが好きな人


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FF7(FINAL FANTASYⅦ)

1997年にPS用ソフトとして発売され、2020年にその一部がリメイク版として発売された7番目のFFシリーズ。

発売当時最新ゲームハードであったプレイステーションの技術やスペックを余すことなく活用して、3Dポリゴンをゲーム内に実装したことでも有名。写実的な背景も一気に増えた。

ストーリーもそれまでのタイトルと比較して少し大人向けの複雑でシリアスなものになった(それまでローティーン向けであったものがハイティーン向けになったようなイメージ)。その後のFFシリーズでは代名詞のようになった”ロマンチックかつファンタジックでシリアスな奥深いストーリー”の礎となった最初の作品でもある。

また、ダブルヒロイン制であったが、そのうちの一人が永遠に帰ってこない死を迎えるという展開となっている。復活する術は裏技も含め一切なかった。このRPG史上前代未聞の展開による衝撃は今なお語り草となっている。


■FF7のあらすじ

地球はライフストリームという精神エネルギーのようなものでできていた。そのライフストリームを巡って、今を生きる人間、古代種とされる人間、など様々な生物が地球の歴史に思いを馳せながらそれぞれの目的のために戦う物語。

主人公の青年クラウドは神羅カンパニーという会社の傭兵部隊に所属していたが、幼馴染のヒロイン・ティファに声をかけられ彼女の属するレジスタンスと行動をともにするようになる。

クラウドたちは、神羅カンパニーの非道さや真の目的を知るにつれ、地球の命に関する真実を理解する。

そして最後は地球を滅ぼそうとする元凶であるセフィロスを倒し地球を救う。


■FF7の魅力

・シリアスな展開

特にヒロインが1人死に戻ってこないという展開は衝撃的だ。とりわけ何も情報のない初見プレイ時においては、物語に深く関わり感情移入の度合も高まっていたヒロインの死の衝撃は計り知れない。多くの人がレベル上げなどの強化をしていたはずだが、その努力も無に帰すという意味でも本当に友人や恋人を失ったかのような衝撃がある。

しかしこの展開が一気に物語のテンションを上げ、プレイヤーをFF7の世界に没入させてくれる役割も果たしている。ヒロインの死以降ラストまでどんな衝撃があるのかとより一層ドキドキさせてくれた。

・複雑で深遠なテーマ

実は主人公は過去の記憶を失っている(記憶を擬態させられている)が、それをクライマックスまで明かさず、随所で複雑に匂わせる流れとなっている。恐らく小中学生には理解できない伏線が多くあり、それが回収されるシーンも今一つピンとこない内容となっている。

内容としては記憶を失っていた主人公が記憶を取り戻すというものだが、どちらかというと記憶というより自分・自我を取り戻す演出となっている。

発売当時は、複雑な描写の多かったアニメ「エヴァンゲリオン」が世間の話題を集めていたときで、そうした社会的なニーズが製作陣に与えたインスピレーションも影響したのかもしれない。

・大人っぽい雰囲気

神羅カンパニーという会社の高層ビルに加え、スラム街や風俗街のようなロケーションも登場し、ストーリー上も大きな役割を果たす。子どもにはわかりにくいことが多いがそうしたコミュニティがファイナルファンタジーという魔法と不思議の世界に多く混ざり合っている点はユニークで大きな魅力だ。


■FF7はどんな人に合ってる?

・シリアスで考えさせられる作風が好きな人

・ちょっと大人っぽい雰囲気の物語が好きな人


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FF10(FINAL FANTASYⅩ)

2001年にPS2用ソフトとして、直接の続編Ⅹ-2も2003年にPS2用ソフトとして発売されたFFシリーズの10作目。(両方ともその後リマスターされPS4他用ソフトとしても発売されている)

グラフィックの美麗さなどにさらに磨きがかかり、シナリオのボリュームも恐らくシリーズナンバーワンとなっているタイトル。

そしてなんといってもFFシリーズで初めて全キャラに声がつくタイトルとなった。

FFシリーズで初めて直接の続編が制作されたほどの人気作。


■FF10のあらすじ

”シン”という巨大生物により災害のような破壊が起こる日常を生きる人々と世界の物語。

この災害を止めるために自分が犠牲になろうとするヒロインのユウナとそれに同行するティーダと仲間たちだったが、旅の過程でこの世界の真実を知り、ユウナが犠牲になったとしてもこの災害が止まらないことを知る。

そして”シン”を滅ぼすことを決意したティーダたちは、遂に”シン”を倒すことに成功する。しかしその直後”シン”の生み出した存在であったティーダは消えてしまう。

■FF10-2のあらすじ

ユウナは消えたティーダの行方を探す旅に出る。

ティーダは見つからなかったが彼との思い出を胸に前を向いて生きていくことを決意する。(※なお、裏技を使ったときに限りティーダが復活し二人が再会するラストになっている。)


■FF10&10-2の魅力

・考えさせられる世界観

宗教的な価値観が全体に渡って張り巡らされている世界観となっている。シンという災害が起きるのは人の業によるものであり、寺院での礼拝などを通じてその業を払うことで平穏な世界を生きることを望むべきという価値観である。

これは宗教や信仰に似通っているものであると考えることができるが、作中ではそれが欺瞞となっており、ストーリーが展開するにつれその欺瞞が暴かれていく。固定観念や信仰について非常に考えさせられるシーンが多い。

ちなみに、欺瞞が暴かれ物語が大きな転換を迎えるシーンがあるが、このシーンはFF史上最高の名場面と言っても過言ではないだろう。

・美しい悲恋の物語

FF10は主人公とヒロインの悲恋の物語である。二人が一緒に幸せな世界を生きていく結末にはならない。続編でファンサービス的に二人が再会することができるが、このシーンには裏技が必要なため、再会は正規ルートではないと考えるほうが自然だろう。

旅を通じて惹かれあう二人が最後は永遠に別れることとなる。そしてヒロインはその別れがあったからこそ平和な世界を尊く思い前を向いて生きていこうとするようになる。悲恋ではあるが美しい物語である。


■FF10&10-2はどんな人に合ってる?

・宗教的な雰囲気を感じるのが好きな人

・悲恋物語、思いつめた雰囲気の男女の物語が好きな人


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