ミリオン1stライブのライブレポート(アイマス歴史紹介⑱)

ミリオン1stライブのライブレポート(アイマス歴史紹介⑱)

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概要

タイトル

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!

公演日

2014年6月7日・8日

会場

中野サンプラザ

出演者

[1日目]山崎はるか 、Machico 、麻倉もも 、夏川椎菜 、愛美 、伊藤美来 、大関英里 、木戸衣吹、諏訪彩花 、渡部優衣

[2日目]山崎はるか 、田所あずさ 、Machico 、麻倉もも 、夏川椎菜 、雨宮天 、伊藤美来 、上田麗奈、郁原ゆう 、種田梨沙 、藤井ゆきよ 、村川梨衣

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ライブレポート

セットリスト

1日目と2日目で出演者の違いによるソロ曲の違いがあるが、基本的には両日とも同じ構成。

田所さんが開催直前での体調不良により、2日目の部分参加となり、その代打として1日目のみ出演予定だった伊藤さんが両日出演となった。

両日参加は、山崎さん、Machicoさん、麻倉さん、夏川さん、伊藤さんの5名。

1日目2日目
M01Thank You!(全出演者)Thank You!(全出演者)
M02PRETTY DREAMER(山崎はるか、夏川椎菜、諏訪彩花)PRETTY DREAMER(山崎はるか、夏川椎菜、上田麗奈)
M03素敵なキセキ(山崎はるか)素敵なキセキ(山崎はるか)
M04ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン(渡部優衣)Happy Darling(夏川椎菜)
M05Happy Darling(夏川椎菜)恋のLesson初級編(Machico)
M06Legend Girls!!(麻倉もも、愛美、大関英里)Legend Girls!!(麻倉もも、伊藤美来、郁原ゆう)
M07Sentimental Venus(伊藤美来、夏川椎菜、木戸衣吹)Sentimental Venus(夏川椎菜、郁原ゆう、種田梨沙)
M08恋のLesson初級編(Machico)アフタースクールパーリータイム(藤井ゆきよ)
M09スマイルいちばん(大関英里)チョー↑元気Show☆アイドルch@ng!(村川梨衣)
M10フェスタ・イルミネーション(諏訪彩花)ココロ☆エクササイズ(上田麗奈)
M11トキメキの音符になって(麻倉もも)トキメキの音符になって(麻倉もも)
M12Marionetteは眠らない(Machico、麻倉もも、愛美)Blue Symphony(Machico、雨宮天、種田梨沙、藤井ゆきよ)
M13GO MY WAY!!(山崎はるか、諏訪彩花)GO MY WAY!!(山崎はるか、種田梨沙)
M14キラメキラリ(伊藤美来、夏川椎菜)キラメキラリ(伊藤美来、夏川椎菜)
M15きゅんっ!ヴァンパイアガール(麻倉もも、渡部優衣)きゅんっ!ヴァンパイアガール(麻倉もも、雨宮天)
M16relations(山崎はるか、愛美)relations(山崎はるか、藤井ゆきよ)
M17自分REST@RT(Machico、大関英里、木戸衣吹)自分REST@RT(Machico、上田麗奈、郁原ゆう)
M18流星群(愛美)U・N・M・E・I ライブ(山崎はるか、麻倉もも、田所あずさ)
M19Blue Symphony(Machico、伊藤美来、渡部優衣)Marionetteは眠らない(Machico、麻倉もも、雨宮天)
M20透明なプロローグ(伊藤美来)透明なプロローグ(伊藤美来)
M21オリジナル声になって(木戸衣吹)朝焼けのクレッシェンド(種田梨沙)
M22瞳の中のシリウス(Machico、諏訪彩花、渡部優衣)微笑み日和(郁原ゆう)
M23ココロがかえる場所(山崎はるか、麻倉もも、大関英里、木戸衣吹)ライアー・ルージュ(雨宮天)
M24Welcome!!(全出演者)Precious Grain(田所あずさ)
M25THE IDOLM@STER(全出演者)瞳の中のシリウス(Machico、上田麗奈、藤井ゆきよ)
M26Thank You!(全出演者)ココロがかえる場所(山崎はるか、麻倉もも、雨宮天)
M27Welcome!!(全出演者)
M28THE IDOLM@STER(全出演者)
M29Thank You!(全出演者)

見どころ

山崎さんの「素敵なキセキ」

両日ともソロトップを務めたのはミリオンスターズのセンターである春日未来役の山崎さん。

曲は未来の専用ソロ曲である「素敵なキセキ」。

この曲自体は8thやSSAといった大きな舞台も含め、この時点で既にミリオンの中で恐らく最も数多く観客の前で披露されていた曲だが、このライブでのこの曲のテンションとそれによる会場の一体感は別格だった。

個人的には今なお史上最高の「素敵なキセキ」だったと思っている。

特に1日目が素晴らしかった。ミリオンの記念すべき単独1stライブという場で解き放たれたこの曲は、まさに山崎はるかが、春日未来が、ミリオンスターズが、”これから行くぞ!!”という声を声高に世界に叫んだかのようだった。

人間の子供に例えるなら、8thやSSAでのパフォーマンスがミリオンスターズという赤ちゃんが産声を上げた瞬間だとするならば、このときの「素敵なキセキ」は、その赤ちゃんが初めて一人で立って、言葉を発したかのようだった。

また、未来のアイドルとしての底知れない力強さも感じることができた。春香というアイマスにとって偉大な存在を誰よりも強く尊敬しながらも気負うことなく自分のパーソナリティで追いかけていくことのできる、そんなアイドルであることを強く実感させられる瞬間となった。

それはきっと春香役の中村さんと未来役の山崎さんの関係性にも当てはまるのではないだろうか。

未来が、そして山崎さんこそがミリオンのセンターである。このステージで誰もがそのことについて疑いを持つことはなくなったと断言できる。

田所さんの2日目出演と「U・N・M・E・Iライブ」

このライブにおける両日通じてのハイライトとして、最も挙げる人が多いのは、これだろう。

直前で喉の不調により出演を見合わさざるを得なくなった田所さんが2日目に戻ってきたのである。

そして戻ってきて最初に披露してくれたのがこの曲である。

この曲は山崎さん、麻倉さん、田所さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「ミリラジ」のテーマソングで、ゲーム内に実装された曲とは少し毛色の違う曲だ。

アイドルではなくパーソナリティ3人と番組の個性をフィーチャーした楽曲で、どちらかというと周年ライブという記念すべき舞台では本筋には入らないサイドメニュー的な曲なのだが、田所さんのドラマがあり、当日は感動の渦巻く曲となった。

以降披露されることはほとんどなくそうした意味でも貴重なのだが、それ以上にミリオンを知る多くの人にとって思い出深い曲となった。

1stライブの思い出は?と聞かれたらこの曲のパフォーマンスを挙げる人が多いのではないだろうか。

涙をこらえるためにしかめっ面で歌う麻倉さんの表情は忘れられない。

Machicoさんの「恋のLesson初級編」

この1stライブで恐らく最も純粋に可愛いパフォーマンスだったのがこれだろう。

SSAで披露されて、その可愛さが印象深い人も多いと思うが、このライブではさらに可愛いくなっていた。

その最も象徴的なシーンは、サビでお尻をフリフリする振り付けのシーンである。

SSAではMachicoさんはふわっとしたスカート衣装であったためこの振り付けは目立たなかったが、このライブではショートパンツスタイルであったためかなりはっきり見ることができた。

筆舌に尽くしがたい可愛さであった。

ちなみに、この曲ではチアリーダーのように足を振り上げる振り付けもあるが、このライブでのMachicoさんのそれはSSA同様控えめであった(後のライブではしっかり上まで上げるようになる)。これはステージシューズの関係で危ないからという理由であったようだ。

アイマス大型ライブ初出演組のパフォーマンス

8thやSSAに出ていなかった念願の大型ライブ初出演組の登場も見どころだ。

1日目の大関さん、諏訪さん、2日目の上田さん、郁原さん、種田さん、村上さん、の計6名だ。

特に、大関さんは、「劇場版アイドルマスター輝きの向こう側へ」で出演していたアイドルのうち唯一このときまで大型ライブの出演がなかった。多くのファン(プロデューサー)が喜ぶ念願の登場となった。

このときは既に声優が人前で歌って踊るのは当たり前になっていたが、彼女はアイマスでキャスティングされるまでそうした経験はなかった。その彼女が歌って踊る姿に、多くの努力が垣間見え、常に体当たりだった古き良きアイマスを感じた765ASのプロデューサーも多かったのではないだろうか。

さらに、上田さんの初登場という意味でも印象深い。彼女は以降ミリオンでのメインメンバーの1人となっていくが、そのパフォーマンスのレベルは総じて高かった。今思えば以降の飛躍を十分に期待させるものであった。

諏訪さん、郁原さん、村上さんはミリオンの中でも尖った個性を持つアイドルのキャストたちだが、その個性に負けない存在感とアイドルとのシンクロを見せてくれた。以降のさらに楽しいミリオンの多様性を期待させてくれるパフォーマンスであった。

765ASカバー曲コーナー

このコーナーは重要であった。

ミリオンのブランドとしての最も重要な位置づけは何かと言われれば、それは765ASの直系の後輩であるという点だ。

アイマスにおける後継ブランドという意味ではシンデレラガールズと同じだが、シンデレラガールズと最も違いの明確な点はここである。

765ASの曲をカバーすることにはプロジェクトからのそうしたメッセージが強く込められていたのではないだろうか。(シンデレラのライブでは今に至るまで765ASの曲は一曲も歌われていない)

披露されたのは「GO MY WAY!!」「キラメキラリ」「きゅんっ!ヴァンパイアガール」「relations」「自分REST@RT」の5曲。いずれもアイマスに触れたことのある人にとっては耳馴染みのある人気曲であり、この選曲にもそうしたメッセージが込められていたのではないだろうか。

麻倉さんの「トキメキの音符になって」

SSAでもとびきりの可愛さを余すことなく見せてくれた麻倉さんのこの曲であるが、この1stライブではさらに観客のテンションが上がることが起きている。

それは振り付けである。このライブの直前に発売されたゲーム「ワンフォーオール」内で実装された星梨花の振り付けをほぼ100%再現しているのである。

リアルのライブでキャストが躍る振り付けとゲームでアイドルが躍る振り付けが違うことは765ASの頃から当たり前なのだが(リアルではマイクを持ったりダンスの負荷や息継ぎの関係があるため)、この日の麻倉さんは自身が演じるアイドルである星梨花のゲームでの振り付けをそのまま再現していた。

SSAでも見ることのできなかった純度100%の星梨花がそこにいた。

可愛い女の子が可愛い声で可愛い歌を歌う。世の男性はそれだけで満足するものだが、そこにさらに自分が愛でてきた可愛い二次元のアイドルの振り付けが加わる。アイマスというコンテンツの究極性の一つなのではないだろうか。

このライブでのこのステージは両日ともそういったことを感じさせてくる至福の時間となった。

新曲「Welcome!!」初お披露目

ライブ内での完全な楽曲初お披露目(観客が全く聞いたことのない状態での楽曲初披露)というのは、以降他ブランドにはないミリオンのライブ特有のお約束の一つとなっていくが、この1stライブからそれが始まっている。

曲名は「Welcome!!」。「Thank You!」に次ぐミリオン二曲目の全員曲である。

「ありがとう」の次に「ようこそ」。ミリオンのブランドとしての物語性が表現されているかのようだ。アイマスの歴史を紡ぎ、765ASの後輩として自分たちを世に生み出してくれたすべての人への感謝に始まり、次は自分たちがその感謝にお返しをするという意味での「ようこそ」なのではないだろうか。

素晴らしい曲である。振り付けもとてもかわいらしくフレッシュなものになっており、何度でも見たくなる。かなり必見。

THE IDOLM@STER

この曲をアンコールで歌ったことの意味は、765カバー曲のところでも書いたことと同様のものだと思われるが、それ以上にこれが出てくるとアイマスライブ感が一気に増す。

”これまでのアイマス”を強烈に意識することでミリオンによる”これからのアイマス”も強烈に意識することができた。

最高のアンコール曲となった。

2日目最後の挨拶

皆一様に目に涙を浮かべていたが、センターの山崎さんは涙を見せなかった。

そして、先の未来のことに思いを馳せる内容の挨拶であった。

彼女のこの挨拶がミリオンの記念すべき第一歩である1stライブが大成功に終わったことを実感させてくれた。

それにしても、山崎さん、田所さん、Machicoさんの3人のライブでの立ち居振る舞いや雰囲気はシンデレラの大橋さん、福原さん、原紗友里さんの3人と似たような印象だ。

アイマスの根底にある意思や文化がSSAを経て、この6人を中心に脈々と受け継がれていることを感じさせてくれる。

そうした意味でもミリオンの1stライブもシンデレラの1stライブもアイマス史におけるエポックメイキングな出来事になったと言えるのではないだろうか。

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