奇跡のアイマス10thライブ、その伝説のすべてを語り継ぐ(アイマス歴史紹介㉔)

奇跡のアイマス10thライブ、その伝説のすべてを語り継ぐ(アイマス歴史紹介㉔)

アイマスことアイドルマスターの稼働10周年を記念して開催された10thライブ。

アイマスに関わるすべての人の夢と思いが結実した奇跡とも言えるドームライブとなりました。

すべての人に素敵な夢と思い出を永遠に刻むライブとなりました。それぞれにとってとても大切な想いと思い出が詰まった一生もののライブだと思います。

ここでは、その伝説とも言える10thライブの内容を未来に語り継ぎたいという思いから、筆者が知り得るすべてをブログに書きおこすことにしました。

10thライブに参加した人あるいは映像で見た人には備忘録として活用して頂き、まだ見たことのない人にはアイマスにおける未来と過去を永遠につなぐ特異点として知って頂きたいと思います。

筆者はライブ参加以降、もう100回近くブルーレイを見ました。ライフイベントがあったとき、人生に疲れたとき、人生が楽しいとき、病めるとき、健やかなとき、どんなときでもともに過ごした映像作品であり、そのときどきで必ず新たな感動があり、涙を流しています。そして、それはこれからも変わらないと断言できます。

ブルーレイの定価は約3万円ですが、人生で初めてその100倍、300万円で買っても後悔しなかったと心の底から思える映像作品です。

この記事がインターネットの海に永遠に残り、アイドルマスター10thライブが永遠に語り継がれていくことを切に願います。

※本記事を読むにあたって、アイマスに関する主要な情報等を知りたい方はこちらの記事をご参照ください。コンテンツの全体像、歴史や出来事の紹介、キャラ&キャスト情報など、アイマスに関する全主要情報をわかりやすく網羅しているまとめ記事です。↓

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概要

アイドルマスターが最初に稼働したアーケード版(アケマス)の正式リリース日である2005年7月26日からちょうど10年目という節目の日に開催。

会場は、アイドルマスター史上初のドーム。ドームは、アケマスのプロモーションビデオで春香がトップアイドルという夢をかなえるべく世界に叫んだ「プロデューサーさん。ドームですよ!ドーム!」というセリフ以来コンテンツとユーザー(プロデューサー)にとって原初の夢であった場所。

その記念すべき日に記念すべき場所で、最初期からの登場アイドルのキャストである「765PRO ALLSTARS+」、そしてアイマスの成長と拡大を担う2代目ブランド「シンデレラガールズ」の主要アイドルのキャスト、さらには「765PRO ALLSTARS+」の正統後継とも言うべきアイマスの未来を担う「ミリオンスターズ」の主要アイドルのキャストが出演を果たした。

開催概要からすべてがメモリアルで感動的・伝説的なものとなっていた。

タイトル

THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!!2015

開催日時

1日目:2015年7月18日(土)16時~約21時

2日目:2015年7月19日(日)16時~約21時

夏の夕方から夜にかけての公演ということで、太陽の光が降り注ぐ時間→夕陽が輝き沈んでいく時間→夜空に星が輝く時間、とすべての時間帯の自然の雰囲気と演出が楽しめた。開催時間も奇跡を彩る演出となった。

また、20日(月)は祝日であり、3連休中の開催でもあったためそういう意味でも気兼ねなく燃え尽きることができる日程であった。

会場

西武プリンスドーム(両日)

西武ドームは完全密閉型ではなく外の風景と空気に直接触れることのできるドーム会場となっており、それが開催時間とともに最高の演出となった。

また、野球場であることを意識してか、一塁側、二塁側、三塁側、ホーム側と場内に4か所のステージが設けられた。過剰な映像演出もなく、今このときの会場のライブ感・一体感を重視した最高のステージセットだった。

出演者

総勢34名が出演。765PRO ALLSTARS+の長谷川明子さん(星井美希役)、仁後真耶子さん(高槻やよい役)、若林直美さん(秋月律子役)が、産休により不参加となったが、それ以外の3ブランドの主要メンバーはほぼ全員出演を果たすという豪華な布陣となった。

なお、出演者については、開演直前に流されたキャスト紹介ムービー内の順番の通り紹介する。このムービーはドームライブを意識してか野球の選手紹介のように打順形式での紹介となっている。非常に面白い。(しかも、2日目の紹介では、シンデレラガールズの紹介BGMには「Shine‼」、ミリオンスターズの紹介BGMには「Dreaming!」のインストゥルメンタルが密かに使われている。2曲ともこの時点では世に出ていない曲であった。後から見るとそういう面でも鳥肌が止まらない。)

■1日目

765PRO ALLSTARS+
1中村繪里子(天海春香役)
2今井麻美(如月千早役)
3浅倉杏美(萩原雪歩役)
4平田宏美(菊地真役)
5下田麻美(双海亜美・真美役)
6釘宮理恵(水瀬伊織役)
7たかはし智秋(三浦あずさ役)
8原由実(四条貴音役)
9沼倉愛美(我那覇響役)
10滝田樹里(音無小鳥役)

※サポートメンバー・・・大橋彩香(島村卯月役)、福原綾香(渋谷凛役)、原紗友里(本田未央役)、青木瑠璃子(多田李衣菜役)、大空直美(緒方智絵里役)、松嵜 麗(諸星きらり役)、山崎はるか(春日未来役)、田所あずさ(最上静香役)、Machico(伊吹 翼役)、麻倉もも(箱崎星梨花役)、藤井ゆきよ(所恵美役)、渡部優衣(横山奈緒役)

■2日目

765PRO ALLSTARS+CINDERELLA GIRLSMILLIONSTARS
1中村繪里子(天海春香役)大橋彩香(島村卯月役)山崎はるか(春日未来役)
2今井麻美(如月千早役)福原綾香(渋谷凛役)田所あずさ(最上静香役)
3浅倉杏美(萩原雪歩役)原紗友里(本田未央役)Machico(伊吹翼役)
4平田宏美(菊地真役)黒沢ともよ(赤城みりあ役)雨宮天(北沢志保役)
5下田麻美(双海亜美・真美役)大空直美(緒方智絵里役)上田麗奈(高坂海美役)
6釘宮理恵(水瀬伊織役)山本希望(城ケ崎莉嘉役)愛美(ジュリア役)
7たかはし智秋(三浦あずさ役)青木瑠璃子(多田李衣菜役)藤井ゆきよ(所恵美役)
8原由実(四条貴音役)洲崎綾(新田美波役)伊藤美来(七尾百合子役)
9沼倉愛美(我那覇響役)五十嵐裕美(双葉杏役)麻倉もも(箱崎星梨花役)
10滝田樹里(音無小鳥役)高森奈津美(前川みく役)夏川椎菜(望月杏奈役)
11松嵜麗(諸星きらり役)木戸衣吹(矢吹可奈役)
12佳村はるか(城ケ崎美嘉役)渡部優衣(横山奈緒役)

また、衣装も最高だった。765AS+は両日とも前半と後半で衣装を変え、2着を着ているが、それぞれ白と黒を共通基調色としてそれぞれのキャラカラーと個性に基づいた違うデザインが施された。

シンデレラガールズはアニメのオープニングでもアイドルたちが着ていた共通衣装で登場。これぞシンデレラというドレス仕様の共通衣装でまるでアニメからそのまま出てきたような衣装であった。

ミリオンスターズについては、ミリオン史上最高に可愛い衣装だったと断言する。白を基調にピンクと黒がポイントであしらわれた活動的な衣装だ。これぞアイドルという衣装で最高に可愛かった。

加えて、全キャストのビジュアルもアイマスライブ史上最高の可愛さだった。夏という季節にかけてレッスンを積んできたことも大きかったのかもしれないが、全員が全員アイマス史上最高に身体が絞れていた。スマートに可愛くプロのアイドル顔負けの身体のつくり方だった。

特にミリオンスターズ。ただでさえ年齢的にもキャリア的にも瑞々しい初々しさと経験が同居し最高の輝きを放っていた時期の12人なのに、その彼女たちがしっかりと身体を絞って最高に可愛い衣装に身を包んだ。断言する。このときのミリオンスターズは未来永劫アイマス史の中で最もビジュアル値の高いキャスト陣だった。

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ライブレポート

ライブ前の出来事(2015年)

2014年の劇場版公開、新作ゲームの発売、シンデレラガールズ・ミリオンライブ!の本格稼働開始を経て2015年を迎えたアイマスであったが、2015年は10周年イヤーに相応しくさらなる大きな動きが年始からスタート。

華々しいロケットスタートを飾ったのはシンデレラガールズ。年始からテレビアニメの放送が開始。アニメ放送の中で毎週のように新曲・新キャストが続々と登場。それにあわせ、動画番組やイベントなどが毎週のように行われ怒涛の勢いでブランドが展開されていった。プロデューサー役の声優武内駿輔さんは当時はデビューしたての17歳であったがその話題や人気もシンデレラガールズのみならずアイマス全体の熱量を押し上げることに繋がった。

ミリオンライブ!は2周年を迎え、4月には2ndライブも開催された。2015年はシンデレラガールズよりはさすがにおとなしい展開状況であったがそれでも思い出深いことが起き、ファン(プロデューサー)の熱量を上げてくれた。2015年という大事な年に2ndライブで起きた機材トラブルによる客席大合唱は奇跡以外の何物でもないだろう。

765PRO ALLSTARS+は、10周年イヤーに勢いをつける役はシンデレラ・ミリオンに任せ、10thライブに向けて大切な思いと向き合いながら気持ちを盛り上げ、そして我々プロデューサーの気持ちも盛り上げてくれた。2月に開催された劇場版の打ち上げパーティーイベントの中でドームライブが発表されたがそのときの盛り上がりは忘れることができないものだ。心が震えるとはこういうことかと思うほどであった。その後も3月の10周年記念イベント、4月のニコニコ超会議、5・6月のニコニコ生放送、ラジオ番組などで各キャストが10周年、10thライブに対する思いを披露してくれた。初めて聞くエピソードとともにそのどれもが多くのプロデューサーの記憶に強く残るものだ。

さらに、新たな動きとして、SideMの動きも本格的に始まった。1月のニコニコ生放送では遂に念願のジュピター3人揃い踏みによるSideMの動画番組が放送された。そこでドラマチックスターズのキャスト3人も発表され、以降他のブランド同様CD、ゲーム、ラジオ、イベントとSideMもアイマスらしく華々しい動きを開始した。

ライブ直前の出来事

開催前々日の7月16日から西武ドームでの会場設営開始。(ブルーレイ特典映像にその模様あり)

ステージ設営だけでなく、物販会場、フラワースタンド展示会場、協賛企業による各種展示会場、太鼓の達人ゲームコーナーなどの設営、アイマス用の会場案内や看板などの設置も行われ、球場全体がアイマス専用のアミューズメントパークのようになった。

前日の7月17日には前日物販開始。パンフレットや会場限定CDなど各種グッズが販売。

そして23時には坂上総合プロデューサー(ガミP)などオジサンスタッフだけしか出ていないライブ直前動画がニコニコ生放送にて配信された。(視聴者数7万人越え)

その間キャストやライブスタッフはリハーサルを行っていた模様。後に語られているが、キャストは前日入りし、ニコニコ生放送時にはリハーサルを終え宿泊ホテルへ移動中だったとのことだ。

さらに、18日0時にはアニメシンデレラガールズの2ndシーズン第1話(第14話)が放送。ニコニコ生放送後、多くのプロデューサーやキャスト、スタッフが10thライブに向けテンションを上げる意味でも見たのではないだろうか。

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7月18日ライブ開始直前の出来事

物販会場だけでなく、フラワースタンド展示コーナー、その他各種展示コーナー、太鼓の達人ゲームコーナーなども大盛り上がり。

特にフラワースタンド展示コーナーは圧巻。全世界のプロデューサーから10年分の愛を込めた大量のフラワースタンドが送られ、かなり広いスペースが埋め尽くされていた。

会場では「アイマ水」という水のペットボトルを前日のニコニコ生放送と同じてるてる坊主の恰好をしたガミPとアニプレックスの宣伝プロデューサー高橋氏が会場を練り歩きながら販売。大いに雰囲気を盛り上げてくれた。

また、西武ドームへの公共交通手段である西武線は臨時列車を出し増便。車内では美希のアナウンスが流れたり10thライブを踏まえた車掌さんの粋なアナウンスがあったりした。

なお、天気予報では台風が来ているという情報もあったが、当日は台風がそれ、晴天ではなかったもののぐずつきの少ない天気になった。ライブ中にはきちんと夕陽が光る場面にも出会うことができた。

そして、開始10分前には会場のスクリーンにてキャスト紹介ムービーが流された。球場らしく野球の選手紹介のようなかたちでのキャスト紹介映像となっており、楽しいテンションマシマシであった。(紹介ナレーションはアイマスのゲームで登場するダンス審査員の軽口哲也(CV:細井治さん)でありこうした点も10周年らしい演出であった)

7月18日(1日目)

セットリスト

1日目は765PRO ALLSTARS+のみの出演(シンデレラガールズ、ミリオンスターズからは各6名が応援出演)と曲披露となった。

アイマス10周年は765PRO ALLSTARS+の10周年と同義であることから、まずは765の曲を存分に楽しむための1日目となっている。ドラマと歴史、思い出に満ちたセトリにもなっており、感動が凄い。

ここにラインナップされている曲については、2日目にも歌われた曲を除き恐らくすべてがその曲のライブパフォーマンス史上未来永劫最高。

  曲名 作詞 作曲 演者
オープニング
01 THE IDOLM@STER 中村恵 NBGI(佐々木宏人) 765PRO ALLSTARS+
02 READY!! yura 神前暁 766PRO ALLSTARS+
MC-1
03 START!! 白瀬彩 宮崎誠 中村繪里子
04 ラムネ色 青春 NBGI(モモキエイジ) 田中秀和 下田麻美/たかはし智秋/釘宮理恵
05 Pon De Beach BNSI(MC TC) BNSI(Taku Inoue) 沼倉愛美
06 待ち受けプリンス NBSI(佐藤貴文) NBSI(佐藤貴文) 今井麻美/原由実
07 YOU往MY進! mft 白戸佑輔 下田麻美
MC-2
08 ALRIGHT* yura cota 浅倉杏美
09 自転車 白瀬彩 伊藤心太郎 平田宏美
10 DIAMOND 白瀬彩 Asu 釘宮理恵
11 yura NBGI(神前暁) 滝田樹里
12 THE 愛 yura 佐々木宏人 中村繪里子/浅倉杏美/滝田樹里
MC-3
西武プリンスドーム スペシャルメドレー
13 GO MY WAY!! yura NBGI(神前暁) たかはし智秋/今井麻美 
14 太陽のジェラシー 森由里子 NBGI(椎名豪) 中村繪里子
15 おはよう!!朝ご飯 中村恵 NBGI(佐々木宏人) 沼倉愛美
16 CHANGE!!!! yura NBGI(内田哲也) 下田麻美/平田宏美/滝田樹里
17 First Stage 中村恵 NBGI(佐々木宏人) 浅倉杏美
18 Here we go!! yura NBGI(Jesahm) 釘宮理恵
19 魔法をかけて! NBGI(神前暁) NBGI(神前暁) 原由実
20 ブレイクタイム      
21 ふるふるフューチャー☆ 朝日祭 NBGI(Yoshi) 中村繪里子/沼倉愛美
22 ID:[OL] yura 上田晃司 滝田樹里
23 エージェント夜を往く NBGI(LindaAI-CUE) NBGI(LindaAI-CUE) 平田宏美
24 ポジティブ! NBGI(mft) NBGI(中川浩二) 下田麻美
25 The world is all one !! RIONA 田代智一 釘宮理恵/浅倉杏美/原由実
26 9:02pm yura NBGI(Jesahm) たかはし智秋
27 蒼い鳥 森由里子 NBGI(椎名豪) 今井麻美
28 自分REST@RT 佐々木宏人 田中秀和 765PRO ALLSTARS+
20分休憩
バズーカタイム
29 DREAM yura Dark NBGI(中川浩二) 今井麻美/原由実/釘宮理恵
30 嘆きのFRACTION 藤本記子 藤本記子 たかはし智秋
31 Rebellion ZAQ 前山田健一 沼倉愛美
32 relations NBGI(mft) NBGI(中川浩二) 下田麻美/滝田樹里
33 絶険、あるいは逃げられぬ恋 BNSI(Linda & Sgt.) BNSI(LindaAI-CUE) 平田宏美
34 オーバーマスター NBGI(mft) NBGI(中川浩二) 沼倉愛美/原由実/浅倉杏美
35 Fate of the World NBSI(kyo) NBSI(kyo) 今井麻美
36 KisS yura Dark 橋本由香利 原由実
37 笑って! 伊那村さちこ DY-T 中村繪里子
MC-4
38 またね 伊那村さちこ NBGI(Yoshi) 釘宮理恵
39 First Step 浅倉杏美 NBGI(中川浩二) 浅倉杏美
40 君が選ぶ道 Maiko Fujita Maiko Fujita 滝田樹里
41 風花 橋本由香利 橋本由香利 原由実
42 細氷 貝田由里子 BNSI(椎名豪) 今井麻美
43 LOST yura-yura Dark 神前暁 下田麻美/沼倉愛美/たかはし智秋/平田宏美
44 私たちはずっと…でしょう? 畑亜貴 佐々木宏人 中村繪里子/今井麻美
MC-5
45 Destiny 白瀬彩 渡辺量 765PRO ALLSTARS+
46 アイ MUST GO! mft(オノダヒロユキ) BNSI(中川浩二), 小林啓樹 765PRO ALLSTARS+
ENCORE
社長・プロデューサー・ディレクター挨拶
47 M@STERPIECE yura 神前暁 THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
48 虹色ミラクル 森由里子 NBSI(中川浩二) 765PRO ALLSTARS+
MC-6
49 THE IDOLM@STER 中村恵 NBGI(佐々木宏人) THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
エンディング

セトリ全プログラムのレポート

01.オープニング

キャスト紹介ムービーが流れた後は、いよいよライブ開演に向けた恒例の注意事項の説明などが行われた。

今までにないくらいの高木社長のテンションの高まる影ナレーションのあとに注意事項の説明をすべく登場したのは、2014SSAでも登場したぷちますのプロデューサー(CV:間島淳司さん)。お馴染みのPヘッドを生かした映画館の注意事項説明のパロディなどを披露。会場が興奮と笑顔に包まれる。

そして、いよいよ開演に向けてカウントダウン開始。これまで一度もなかったムービーが流れる。「アイ MUST GO!」のインストゥルメンタル(アレンジ)をBGMに西暦を刻んでいく超豪華ムービー。2005年の7月から今日までの数字がカウントされていく。

ここで血管切れそうなほどテンションが上がった人、キャストも登場せず曲すら始まっていないのに涙がこらえきれなくなった人、きっと多いはずだ。

そして畳みかけるように、カウントダウンムービーが終わった瞬間、いつもの声が会場中に響き渡る。天海春香が中村繪里子が万感の思いで叫ぶ。「プロデューサーさん!ドームですよ!ドーム!!」

さあ、10周年を記念するライブを始めよう!みんなでアイマスを祝おう!みんなで思い出をつくろう!みんなで楽しい時間を過ごそう!

そんな声が会場の全員から聞こえたような気がしたのは筆者だけではないはずだ。

02.THE IDOLM@STER

最初はもちろんこの曲。アイマスのタイトルそのままのこの曲。

アニメアニメ、ゲームゲーム、美少女美少女していない、どこかリアルなアイドル像を歌う挑戦的な歌詞だが、これがすべての始まりだった。リアルな感情移入ができるデフォルメされていないアイマスのアイドルたち。それはアイマスのDNAだ。これまでも。これからも。

765AS+のキャスト全員がすべてのステージにあらわれる。キャラカラーの衣装を身にまといとてもカラフルで華やかだ。

いつも歌われる曲。会場中誰も歌詞を確認する必要はない。ステージ上と客席、プロデューサーとキャスト、プロデューサー同士、キャスト同士、皆一様に高揚感を抑えられない笑顔の花を咲かせる。

03.READY!!

そして2曲目は当然この曲。2011年に放送されたテレビアニメのオープニング曲。

「THE IDOLM@STER」がアイマスがこの世に生まれたことを意味する曲だとしたら、「READY!!」は大きな一歩を刻んだ曲だ。

この10周年のドームライブに到達するために最も必要だった2曲。10thライブのオープニングにこれ以上相応しいものはない。

サビの「ホップ!ステップ!ジャンプ!」でのキャストの煽りと会場中のコールは一生忘れない。

MC-1

オープニング全員曲ブロックが終わったところで、キャスト10名から挨拶。

いつもの各キャストの個性の出る安定感ある挨拶だが、素晴らしかったのは10thライブということで、普段のライブなら少し”くさい”と思うような言葉を織り交ぜるバランスが完璧だったこと。

最高のライブが遂に始まった感が半端なかった。

そして挨拶のあとは、なんと中村さんが隣の今井さんに相談のうえ、アドリブでみんなの前でみんなと一緒に「ドームですよ!ドーム!」を叫ぶ。一生涯の相棒同士である中村さんと今井さん、春香と千早であるが、その二人の一連のやりとりはとても素敵だったし、そこからの「ドーム!」の会場中の歓声はちょっと信じられないくらいの大きさだった。

その後は、次の2曲を歌う人がいったんはけ、残った今井さん、沼倉さん、浅倉さん、原さん、滝田さん、平田さんがMCを担当。

ここでも素敵なことが起きる。

衣装についてのトークとなったが、ここでもきちんと沼倉さんと原さん、浅倉さんと平田さんが絡みを見せる。キャラ的にもキャスト的にも仲の良い組み合わせである。

MCの何気ないやりとり一つとってもすべてがベストでパーフェクト。MCにおいても史上最高の10thライブを実感できる瞬間となった。

03.START!!

本格的にライブがスタート。最初はこれまた”当然”という言葉が相応しいこの曲だ。

CDシリーズ「MA2」で初めて登場した春香にしか似合わないと思えるような春香に最も合う専用ソロ曲と呼ぶにふさわしい曲で、「これからいくぞ!」というアイマスの先頭に立つ春香と中村さんが歌うに相応しい曲だ。

元気で可愛らしい歌声で、精一杯カッコよくポップに歌って踊る中村さんを見てるとこっちまで元気になってくる。

そしてそれだけではない。曲中で中村さんが「アイマスのこれからを始めよう!」と叫ぶ。10周年が、10thライブが、終わりではなく新しい始まりであることを高らかに世界に叫ぶ。

そのとてもとても強いメッセージに心を打たれなかったプロデューサーはいないだろう。

昼の明るさの中で中村さんの振り付けに合わせて勢いよく左右に振られる赤い光が会場中に満ちる。

今まで赤いサイリウムの光がこんなに強く明るく輝いて見えたことはない。

04.ラムネ色 青春

この日は7月18日。梅雨が明け夏という青春を最も感じる楽しい季節がやってきた時期だ。

当日は快晴ではなかったが、それでも夏の空気を感じることのできる日だった。

そんな中、まだ日の高い中登場したのがこの曲。

劇場版の夏の合宿シーンで流れた765AS全員で歌ってる曲だ。もうなんというか、夏のアイマスライブ、しかも野外ステージで歌われないわけのない曲である。

しかも歌ったのは竜宮小町の3人。アニメでは最初にメジャーデビューした3人で765AS+唯一の公式ユニットだ。名前に海に関わるものが入っている3人が組む海(竜宮城)をイメージさせるユニットがこれまた夏の青いジュース、夏の青い海をイメージさせる「ラムネ色青春」を歌う。

最高に楽しい夏の時間だ。

05.Pon De Beach

夏曲シリーズその2。

この曲は2014年に発売されたゲーム「ワンフォーオール(OFA)」で実装された響の専用ソロで響らしく沖縄や南国の海、砂浜を強烈にイメージさせる曲だが、これはこの日のためにつくったんじゃないかと思うくらいこの7月下旬の西武ドームでのライブにぴったりだった。

筆者は実はOFAで初めてこの曲を聴いたときから夢想していた。野外の大きなライブ会場で沼倉さんが歌ってくれること、明るい太陽の光、暑い夏の日差しのもと水に濡れながら気持ちよく騒げることを。

その夢がここで実現した。楽しくクラップしながら、まるで劇場版の響のように水鉄砲で客席に水をかけてくれる沼倉さん。

もうね、演出がわかりすぎてる。

こんなに夢のような幸せな時間があっていいのだろうか。5曲目にして楽しすぎて泣きそうになるというアイマス以外で抱いたことのない感情が止まらない。

06.待ち受けプリンス

夏曲からダンサブル曲へ。歌って踊って騒げ、の流れは変わらない。

この曲の初登場は「アイマスチャンネル」だが、CD収録はラムネ色青春と同じCDで行われていることから、ラムネ色とセットでよく聞いていたプロデューサーも多いことだろう。その繋がりすらセトリに落とし込むとは!

しかも歌うのは劇場版のブルーレイボックスのイラストで隣同士手を繋いでいる千早と貴音の今井さんと原さんである。そして千早のキャラカラーは海と同じ青。

石原氏の緻密さが伝わってくる凝ったセトリである。

モーニング娘。のあのヒット曲をイメージさせる独特の高揚感のあるリズムで盛り上がれる楽しさったらない。

なお、曲中では二人がこの日の出演キャストのサインボールを客席に”バズーカ”で打つサプライズも行われた。ボールをゲットしたプロデューサーは一生の記念になったのではないだろうか。

07.YOU往MY進!

亜美の専用ソロ曲。START!!と同じCDシリーズで初登場。

ライブではタオル振り回し曲として有名な曲。

10thライブは、このタオル振り回しがこの曲史上最高だった。まるで下田さんが好きなサザンオールスターズの野外ライブの光景のようだった。いや個人的にはそれ以上だった。

夏の野外で心も身体もヒートアップしてる中、アイマスのロゴの入ったタオルを客席のプロデューサーがみんなで回す。これ以上ない光景だ。

タオルを回して起きた風が会場を駆け抜ける感覚。

最高の夏、アイマスの夏である。

なぜかアーケード版稼働当時ゲームセンターに通っていた2005年の夏のこと、夏に行われた過去のアイマスイベントのこと、が走馬灯のように駆け巡る。

MC-2

ここでMC。登場したのは、原さん、沼倉さん、浅倉さん、釘宮さん、たかはしさんの5人。

最初のブロックで披露された曲について振り返りつつ、客席に休憩を促す。

以降アイマスライブで恒例となった、MC時のキャストによる客席への休憩促し、MC時の着席の文化が根付いたのはここからかもしれない。

しかしなんといっても、ここのMCでの忘れられない思い出は、たかはしさんのお馴染みのジューシーポーリ―コールだ。恐らくジューシーポーリコール史上最大の音量だった。ドームでのこのコールは本当に楽しい。

08.ALRIGHT*

そして再びライブコーナーへ。ここまで出番のなかった浅倉さんのソロだ。

「ALRIGHT*」。この曲は本当に静寂からの入りが似合うという意味ではアイマス楽曲史上ナンバーワンだ。

イントロも何もない曲が始まるまでの独特の間からの浅倉さんの、雪歩の第一声「イエーイ」は本当にしびれる。

浅倉さんが雪歩になる前から歌われていた雪歩のソロ曲であるが、この曲についてはテレビアニメの雪歩と浅倉さんの印象が強い人が大半のはずだ。

その声がドームという大きな舞台で、360度をプロデューサーに囲まれた中、会場中に響く。心を揺らされないプロデューサーは皆無のはずだ。

雪歩が一生懸命に歌っている。この10thライブでアイマス5周年を迎える浅倉さんが一生懸命に歌っている。

この曲史上最高のコールが起こったのは必然だった。

2014SSAのときに涙を流し歌えなくなったことを反省してかこの10thライブでは涙をこらえていた浅倉さん。だからこそ余計そのいじらしさと一生懸命さに感情が揺さぶられる。

曲が終わり退場するときの浅倉さんの万感の思いを込めたであろう笑顔は決して忘れることはできない。

09.自転

そして最高のパフォーマンスを見せてくれた浅倉さんから最高のバトンを受け取ったのは平田さんだ。

雪歩から真へ。滾るセトリである。

そして、またしても曲史上最高のコールが起きる。

サビの「好きだよ」のところだ。会場中、いや世界中の真Pの真に対する”好き”という気持ちが爆発していたような気がしてならない。

それを聞いた平田さんの表情がもう・・・。平田さんは常に表情を崩さず、真面目にストイックに安定したパフォーマンスをステージで見せるキャストだが、さすがにこの真P、プロデューサーの魂のコールを聞いたときは昂りを抑えきれていなかった印象だ。

どんどんテンションが上がっていきステージパフォーマンスがどんどん乗りに乗っていった。真と平田さんのシンクロ率、純粋なパフォーマンスレベル、いずれもこれまでに見たことのないものだった。

すべてのプロデューサーにとって至福の時間だったが、真Pにとってはそれを超える奇跡の時間だったはずだ。

10.DIAMOND

どんどん最高を超えていくバトンを次に受け取ったのは釘宮さん。

曲は伊織史上最高のソロ曲「DIAMOND」。

伊織の気高さ、可愛さ、一生懸命さ、輝き、強さ、きれいさ、澄んだ心、すべてが詰まった至高の曲だ。

息継ぎなどが難しい曲だが、音楽的ハードルの高さすら伊織らしいと思えるこの曲。

釘宮さんは7thライブでこの難しい楽曲を見事にモノにしていたが、10thライブで驚いたのはそのときのパフォーマンスを軽々と超えていたことだ。

なんという完成度だろうか。そしてなんというこの曲のポテンシャルの高さだろうか。伊織と釘宮さんのポテンシャルの高さだろうか。

伊織、釘宮さん、そして「DIAMOND」。このすべてに底は存在しない。そう実感させられた。

10thライブというアイマス史上最大の舞台で最大のポテンシャルを見せてくれた伊織と釘宮さんは本当にすごいアイドルですごいキャストだ。

雪歩史上最高のステージ、真史上最高のステージ、そして伊織史上最高のステージ。奇跡としか言いようがない。

11.空

奇跡の時間は続く。次に最高のバトンを受け取ったのは滝田さん。

事務員役である彼女は専用曲こそアイドル役のキャストに比べ少ないが、だからこそいつもその存在感は綺羅星のようである。

10thライブでの「空」は、西武ドームだからこその昼の自然光と黄色のサイリウムのまじりあった光景が最高の演出となった。それを受けてか、いつもの「空」より滝田さんが昂りをおさえられず明るく楽しく歌っていた姿がとても印象的だった。

恐らく二度と見られないであろうオンリーワンの「空」であった。

未だに事務員役がアイドルキャストと同じようにステージパフォーマンスをしたのは彼女だけである。

音無小鳥役を演じることができたのは間違いなく滝田樹里だけである。音無小鳥役が彼女で良かった。

これを見た全員にそう思わせる時間と空間がそこにはあった。

12.THE

滝田さんの呼び込みから中村さんと浅倉さんが現れる。

3人での「THE 愛」。アイドルマスターのアイは愛。そんな言葉を常に心に持っているプロデューサーも多いことだろう。

そんなことを強く感じさせてくれるのがこの曲だ。CDではディアリースターズで登場した876プロのアイドル日高愛も歌っているため、よりアイマス全体について思いを馳せたくなる曲でもあるからだ。

そして、演者構成にもドラマが満ち満ちていた。

中村さんと滝田さんは同い年。全員が仲間意識の強い765AS+内でもやはり同い年・同学年には特別な絆があるのは想像に難くない。中村さんが以前アイマスタジオで語っていたと思うが、二人の戦友感はちょっと特別なのだろう。仕事をともに頑張っていく、あるいは切磋琢磨していく、友人として仲良くしていくという範疇とは別の範疇の無償の家族のような絆があるのかもしれない。

そんな二人とアイマス5周年を迎えた765AS+内では最も後輩とも言うべき浅倉さんが歌う。二人の愛が浅倉さんを包み、三人の愛が会場を包む。

ドームにアイマスの愛が染み渡っていくこの感覚。すべてに安堵し、すべてを許したくなるこの感覚が共有されていると実感できるのはアイマスだけだ。

この愛に満ちた感覚は涙腺も刺激する。佐々木氏作曲ということもあるせいか、なぜかアイマス初期の雰囲気を強く感じるこの曲を聞くと色々なことを思い出し不思議な涙腺の刺激のされ方をする。

3人のこのステージパフォーマンスにはいつのまにか涙がこぼれていたプロデューサーも多かったのではないだろうか。

MC-3

ここで全員集合によるMC。中村さん、今井さんを中心にトークが展開される。

「台風Pが10thライブに来たがった」「台風がそれたのはアイマスが持ってるから」という中村さんと今井さんのトークは我々プロデューサーのことをよく知っている二人だからこそ。素晴らしい。

そして、なんといってもここで触れておく必要があるのは、ライブでは恒例とも言うべき客席ウェーブだ。

360度のウェーブは壮観だった。ただ、アリーナ席が難しくなかなかついていけなかった。(野球の試合でもなんでも通常の外縁の観客席のウェーブは皆慣れているがこの日設けられた内野の席(通常選手がプレイする場内)は初めての人が多かったのではないだろうか。なかなか揃わなかった(笑)。)

今井さんがさすが上手に説明してくれたが、それでも100点満点のウェーブにはならなかった。

だがこの失敗がこの後最高のドラマを生む。

やはり、アイマスは持ってる。

13.GO MY WAY!!

そしてMCの後は西武プリンスドームスペシャルメドレーがスタート。

シンデレラガールズとミリオンスターズのサポートメンバーがトロッコで登場し、会場のボルテージがさらに上がる。(田所さんが静香のもう一つの髪型であるポニーテールで登場。今現在に至ってもここでしか見せてくれていないという貴重な髪型だ。そこに静香がいた。)

メドレー最初の曲は「GO MY WAY!!」。

アイマスが初めて家庭用ゲームソフトとして登場し、そのときメイン楽曲として実装された曲だ。アイマスが一段階段を上った曲と言ってもいいだろう。

それをちょうどその頃「アイマスレディオ」というアイマス公式ラジオ番組でパーソナリティを務めていた今井さんとたかはしさんが歌う。

二人が並んで歌っている姿に懐かしさ、そしてアイマスの歴史を感じたプロデューサーも多かったはずだ。

実は物凄くしっくりくる二人。

ライブでは意外と珍しいデュオでもあり、10thライブのメモリアルさを象徴する一曲となった。

14.太陽のジェラシー

からのこの曲。

この曲のイントロを聞いた瞬間から一気にアーケードで、X-boxで、初めてあの私服を着た3Dの春香に出会ったときのこと、中村さんが当時様々なイベントでこの曲をよく歌っていたことが強烈に脳裏によみがえる。

「初めてアイマスでCDを買った曲がこれ」「初めて中村さん、アイマスのイベントで聞いた曲がこれ」というプロデューサーも多いのではないだろうか。

当時この曲に関しては音程が不安定だった中村さんの初々しいパフォーマンスも思い出深い。

天海春香と中村繪里子の歴史には欠かせない、いやそれどころか天海春香と中村繪里子と出会わせてくれたのがこの曲だったというプロデューサーも多いはずだ。

「ドームですよ!ドーム!」とアーケードのPVで叫んでいた春香がドームで今この曲を元気に歌っている。

これを奇跡と言わずして何と言うのだろうか。

知らず鳥肌が止まらず涙がこぼれる。

15.おはよう!!朝ご飯

初期曲ソロシリーズ2曲目はやよいのこの曲。

仁後さんが不参加となったため沼倉さんが代わりに披露。

やよいと仁後さん特有のダンスがプロデューサーにも染みついている曲だが、ダンスが上手な沼倉さんが披露するとまた違った魅力が見えてくる。

とにかく楽しい。

そして会場にやよいのキャラカラーと響のキャラカラーの光が絶妙な塩梅で混ざり満ちる。

この時点で、楽しさ、懐かしさ、色々な素敵な感情が自分の人生と重なって怒涛のようにあふれてくる。

すごいメドレーコーナーだ。

16.CHANGE!!!!

アニメ2期のオープニングという多くの人が知る一曲でありながら、すっかりメドレー定番曲となっている「CHANGE!!!!」。

この10thライブでもメドレーで登場した。

今この時に向けた過去の歴史を紡いでいくこのメドレーコーナーであり、全員曲・初期ソロ曲・初期ソロ曲を基本セットにして組まれているこのメドレーコーナー。

その第2ブロックの始まりでもある。

アイマスの家庭用ゲーム全員新曲から始まった最初のブロック、そして次はアニメ全員新曲からだ。アイマスがコンテンツとして過去を内包しながら上に上に昇り、前に前に進み、横に横に拡大していったことを強烈に感じさせてくれる。

セトリの意味にすら感動してしまう。素敵な感情が止まらない。

そして、この曲あたりから心なしか少しずつ夜に向かっていく雰囲気がドームの外から漂ってくる。

アイマスの時間の刻みを今この時も体感しそれを皆で共有できている感覚。とても言葉では言い表せない。

17.First Stage

雪歩の初期ソロ曲。浅倉さんの前任の声優さんの印象が強い曲でもある。

その曲を一人センターステージで歌う浅倉さん。

浅倉さんにしかわからない様々な想いや重圧、葛藤があったのかもしれない。

でもこの曲は雪歩にとって不変の大事な大事な一曲だ。

その雪歩への思い、プロデューサーへの思いを胸に浅倉さんは歌ってくれたように思う。

曲中、まるで浅倉さんに感謝しているかのような雪歩の笑顔が浅倉さんの笑顔と重なってステージで見えたのは筆者だけではないはずだ。

いつもより白いサイリウムの光が心なしか優しく見えた。

今までで最高の「First Stage」であったと断言する。

18.Here we go!!

次は伊織の初期ソロ曲。

決して伊織の個性にぴったりの曲というわけではないが、あの初期の髪型の伊織が一瞬でよみがえる曲である。

そして釘宮さんのライブでパフォーマンスする過去の姿もなぜか脳裏に浮かぶ。

今このときも歌っているというのに不思議な感覚だ。

アイマスキャストの中では一番声優として出世頭となった釘宮さん。歌って踊る姿が見られるのはアイマスだけ。

本人のスタンス的にもアイマスライブへの参加には色々な葛藤があったのかもしれない。

だけど今やアイマスライブで一生懸命に歌って踊り、感動を憚ることなく共有してくれる。

まるで伊織の人情家なところがこれ以上ないほどシンクロしているかのように。

この曲がパフォーマンスされている間、なぜかそんなことばかりが思い浮かぶ。

恐らく感情が揺さぶられているのだ。

19.魔法をかけて!

伊織の次は律子。

不参加となった若林さんの代役は原さん。

楽しそうにチャーミングに歌って踊る原さんの姿は貴重で、見ているとこっちも楽しくなる。

そして会場の光景。律子のキャラカラーのサイリウムの光の中に、貴音のキャラカラーのサイリウムの光が混じる光景は芸術的な美しさだ。

我々プロデューサーはサイリウムで律子、若林さん、原さん、貴音への気持ちを表現しきっていたのではないだろうか。

20.ブレイクタイム

中村さんと沼倉さんがスタンド席近くに登場。

メドレー前半戦終了と休憩を告げるMCを挟む。

ここでトロッコで盛り上げてくれているシンデレラガールズの大橋さん、ミリオンスターズの山崎さんから一言ずつリアクションをもらう。

そして、メドレー後半戦に向け、アイマスお馴染みのBGM「Town」が流れ、会場全体で「てってってー」のコール。このTownのコールはこの曲史上最大の声の大きさでこの曲史上最高に楽しかった。

21.ふるふるフューチャー☆

メドレー後半戦開始。まずは美希のこの曲。

長谷川さんの代わりに中村さんと沼倉さんが披露。

美希のアイドルパワー全開の曲だが、その通り会場がまさにお祭り騒ぎとなる。

中村さんと沼倉さんが歌っているものの、なぜか美希と長谷川さんの存在を強烈に感じる。

美希と長谷川さんとこの曲のアイドル力は凄いと実感させられる時間でもあった。

22.ID:[OL]

続いてはこの曲。

小鳥・高木社長・軽口哲也というアイドル以外のキャラが初めて歌ったCD収録楽曲である。

アイドルだけではない。小鳥も社長もその他に登場したキャラもすべてがアイマスを構成しているのだ。

そんな曲をこのメドレーに入れないわけはないだろう。

そして、ちょっと懐メロっぽい曲調の曲を歌わせたら天下一品の滝田さん。

会場に満ちる黄色の光が亜美・真美のときは強くて小鳥のときは優しく見えるのもちょっと不思議だ。

23.エージェント夜を往く

真の初期ソロ曲。

1stライブから変わらない力強くカッコいいパフォーマンスを平田さんは見せてくれた。

それにしても、この曲を聞くと初期デザインの真の姿が昨日のことのように思い出される。

このメドレー内の他のアイドルの初期ソロ曲は成長や変化を少なからず感じ、そこに歴史や思い出を感じることができるが、この平田さんの「エージェント」はほとんど変わらない印象を持つ。

だが、そこに”変わらないもの”としてのアイマスの歴史を強く感じる。

真へのあこがれ、真をかっこいいと思うこと、真をかわいいと思うこと、それはきっとこれから新しく色々な人がアイマスに触れプロデューサーになっていったとしても永遠に変わらない感情なのだろう。

24.ポジティブ!

亜美・真美の初期ソロ曲。まだ亜美と真美が一キャラとして別れていない時期の曲だ。

亜美・真美・下田さんのアイマスにおける立ち位置を築いた曲とも言えるのではないだろうか。

アイマスキャストの中で最もキャラ声でおもしろおかしくパフォーマンスするのが下田さんだが、そうしたパフォーマンスをするという立ち位置を築いたのがこの曲なのではないだろうか。

1stライブからずっと歌われ、いつだって独特の印象を残すこの曲のパフォーマンスだったが、それはこの10thライブでも健在だった。

亜美と真美、どちらも欠けることなくそこにいる。それは変わらないものだ。

下田さんは10代でアイマスでデビューを飾った。その下田さんも10歳年齢を重ねたわけだが、なぜかこの曲では不変性を見せてくれた。

「エージェント」からの「ポジティブ」は”変わらないもの”としてのアイマスの歴史を感じさせてくれるコーナーでもあるのかもしれない。

25.The world is all one !!

ゲーム「アイマス2」で実装された新全員曲。

「GO MY WAY!!」「CHAMGE!!!!」同様、アイマスが階段を上ったことを示す曲だ。

また、世界は一つということを表現している曲で、5thライブ、テレビアニメの第1話、2014SSAで登場したというアイマスにとってはエポックメイキング的な曲だ。

それを、釘宮さん、原さん、浅倉さんの3人が披露してくれた。

この3人はわりと珍しい組み合わせであるが、それだけでないドラマを感じることができる。

この3人は、アイマスに加わった時期が実はバラバラである。釘宮さんが最初から、原さんが3年目から、浅倉さんがちょうどこの曲が初めて披露された5年目から、である。

その3人が”世界は一つ”と歌う。これにドラマを感じないことは不可能だろう。765AS+の絆がこの10周年で一層深まったことを示す瞬間であり、この曲に新たな思い出が刻まれた瞬間である。

それを感じ取ってか会場中が一体感に満ちていた。ステージの3人、客席、トロッコのサポートメンバー。

それはとても心地の良い素敵なものだった。

26.9:02pm

あずさの初期ソロ曲。

たかはしさんがこの歌を歌うと、初期のあずさ以上に初期のアイマスライブの空気感が鮮明によみがえってくる。不思議だ。

たかはしさんの声量、声質、歌のうまさ。初めて彼女の歌を生で聞いたときの衝撃が強く残っているからなのかもしれない。

目をつむり、ビブラートで聞かせてくれる。ドームという大きな会場でも圧倒的な存在感だ。

これまでも、これからも、たかはし智秋とあずさの存在感は別格だ。

27.蒼い鳥

スペシャルメドレー最後のソロ曲はこちら。

いつだってソロのトリを飾る千早と今井さん。

そんな二人が歌う「蒼い鳥」。それはアイマスの歴史そのものだ。

アーケードでなかなかクリアできなかった千早、コミュでは親愛度を上げるのが大変な千早、真面目でしっかり者でよく周りを見ることのできる今井さん、でありながら、ときに重すぎるほどの思いをアイマスにぶつけ困ったちゃんになる今井さん、歌に対するストイックさを持ち続ける千早と今井さん、etc。

彼女たち二人の魅力の発露はこの曲から始まったと言っても過言ではないだろう。

ドームという広い会場ですら、その魅力で会場中の目を離させなくする二人はさすがであり、アイマスにとって永遠である。

夜に向かい暗がりが少しずつ広がってきているまさに最中、会場中に青い光が満ちる。

メドレーのショートバージョンでありながら、あらゆる面でこの曲史上最高の「蒼い鳥」だった。

28.自分REST@RT

からのジブリ。

初期ソロ曲を各自歌い、そこから皆が集まっての「自分REST@RT」。

アイマスは、プロデューサーとアイドル一人ひとりの関係から始まったが、徐々にアイドル同士の絆が生まれ、765PRO ALLSTARS+の絆が生まれ、アニメや劇場版でそれが決定的なものとなった。

それをこれ以上ないほど感じさせてくれるセトリである。10thライブで10年の流れを最高のかたちで表現してくれた。

この流れでアイマス以外のことを考える余裕のある人はいないだろう。アイマスで感情がいっぱいになる。美希、長谷川さん、やよい、仁後さん、律子、秋月さんの不在すら感じなかった。765AS+が間違いなく全員で歌っていたし、間違いなくこの瞬間すべてのプロデューサーが完全にプロデューサーだった。

アイドルたちが、キャストたちが、歌詞に魂を乗せ一緒に歌い、一緒に踊るとき、これ以上ないほど会場中の心は一つになりこれ以上ない強い感動で満たされていく。

そして、その感動を最も象徴していたのが今井さんの涙だ。千早に入り込みながらもいつもプロとしてどこか冷静に自分を演出してくれる今井さんであるが、このときの涙は完全に感情をコントロールできていなかった。あのように口元が震えべそをかいたようになるのは本気で涙を抑えようとして抑えられていない証拠だ。

今井さんの涙を見たプロデューサーも同じように涙が決壊したはずだ。

さらに、自然の演出も最高だった。ちょうどここで日が沈んでいく。晴天なら恐らく夕焼けが一番美しかったタイミングだろう。

プロデューサーのウルトラオレンジの光に自然の、地球の、天然のオレンジの光が加わる。まるで地球がこの曲にサイリウムをふってくれるかのように。

昼の光がある時間帯から始まりちょうど日が沈むタイミングで終わるこのメドレーコーナー。アイマスは昼・夜・屋外・室内と色々な時間帯・場所でライブをしてきた。曲も歴史を感じる曲ばかり。そんなアイマスのコンテンツとしての歴史のすべてをぎゅっと凝縮したようなメドレーだ。まさにスペシャル。

このセトリを組んでくれた石原氏には最大級の賛辞と感謝をどうしても送りたくなる。

休憩&バズーカタイム

ここで美希・やよい・律子が影ナレーションでこのライブ初登場。

メドレーコーナー、最後のジブリで3人の存在を感じていただけに、もうたまらない演出だ。

その会場の興奮度を示すかのように3人が登場したときの会場の歓声は凄かった。アイマス影ナレ史上断トツナンバーワンの歓声の大きさだった。

その3人から休憩タイムがアナウンスされる。20分というアイマス史上最長の休憩時間だ。

トイレ休憩や水分補給に勤しむプロデューサーたち。しかし、その間もこのライブで披露されない765曲が会場に流れ続ける。アイマスアミューズメントパーク感が西武ドームに広がる。

そして休憩時間最後の曲「Colorful Days」のイントロがかかったところでバズーカタイム。シンデレラガールズとミリオンスターズのサポートメンバーが全員登場。

今日出演のキャスト(アイドル)のサイン入りボールをサポートメンバーが1人ずつ客席にバズーカで飛ばす。

2ブランドの様々なキャラカラーのアイドルキャストによるバズーカタイム。そのBGMは「Colorful Days」。これが抜群に合ってる。休憩タイムからのこの高揚感は二度とない唯一無二の体験だ。

これにより、会場中の熱気が戻ってくる。

29.DREAM

ライブ後半戦のスタートはこの曲から。

アイマスライブお馴染みのクール楽曲コーナーの始まりだ。

ちょうど日が沈み夜に向かっていく時間帯でのこのコーナーはお約束でありながら至高。

原さん、今井さん、釘宮さんが衣装をチェンジして登場。昼から夜へ。それを表現するかのように白基調の衣装から黒基調の衣装へ。後半戦はこの衣装でのライブだ。

DREAMは夢であるが、「M@STERPIECE」で歌われるような将来の夢といったような意味の夢ではなく、純粋に幻想的な現象としての夢を感じさせる曲である。また、CDでは秋月涼も歌っており876プロの印象を持つプロデューサーもいるであろう曲でもある。

それを夜に向かっていく後半戦の一曲目にもってくるとは。あっぱれ。

そしてなんと言っても素晴らしかったのが原さんだ。

この日の出演キャストの中で唯一CD収録オリジナルメンバーである彼女がセンターで登場し、彼女の歌声から始まったが、この第一声が素晴らしかった。

原さんの歌声と独特の存在感が一気に場を支配した。休憩でライブへの没入度が少し下がっている状態のプロデューサーを一気に引き込んだ。

原さんと貴音の空気をつくるステージ上での歌唱は唯一無二である。そうした部分ではアイマス全キャストの中でもナンバーワンと言っても過言ではないだろう。

原さんと貴音の魅力や歌い手としての潜在能力に改めて気づかされたプロデューサーも多かったのではないだろうか。

至高の「DREAM」であった。

30.嘆きのFRACTION

「DREAM」で一気に再び10thライブに没入することになったプロデューサーが次に目撃したのがこの曲である。

「DREAM」と原さんの凄みに興奮冷めやらぬ中来たのが圧倒的な存在感を放つこれである。

そう圧倒的。

「9:02PM」ではたかはしさんの10年前からの変わらぬ歌唱力や存在感の高さを感じることができたが、あっさりとそれを超えてきた。

暗がりが強くなってくる中の紫のサイリウムの光の力強さといったら。

ただただ見入ってしまうこの曲史上最強の「嘆きのFRACTION」であった。

ディアリースターズ曲の「DREAM」からミリオンライブ!発の「嘆きのFRACTION」という流れにもコンテンツとしての歴史を感じることができる。キュートでパッション溢れるポップな曲だけでなく、クールな曲にも多くの楽曲が生まれ歴史を紡いできたのがアイマスである。

31.Rebellion

続いてはこの曲。はっきり言って最強の流れである。

沼倉さんのパフォーマンスは響の言うところの”完璧”だった。これ以上ない。

響のカッコいい部分、沼倉さんのカッコいい部分が両方出てるボーカル、身体が絞られプロのアイドル顔負けのビジュアル、そしてそのビジュアルから繰り出されるキレキレのダンス。

見入り続け、聞き入り続けてしまう。そんなここまでの珠玉の3曲である。

「真実の赤」での会場のプロデューサーのサイリウムさばきはこの曲史上最高だった。

カッコよく決めていた沼倉さんがこのサイリウムさばきを見た瞬間思わず笑顔がこぼれてしまったほど。

その直後の沼倉さんの滾りを抑えられないパフォーマンスは忘れられない。

32.relations

美希の専用ソロ曲というわけではないが、美希そして長谷川さんの印象の強い「relations」。

長谷川さん不在の中で美希のイメージを残しながら見事に歌い上げたのは美希と同じ系統の黄色のキャラカラーを持つ二人である。

圧倒的だったのは会場のコール。「夜の」などの部分では360度あるドーム会場に相応しく荘厳なコールが響き渡る。

歌詞にもある通りこの曲から日が沈み、夜の暗がりが訪れる。それが荘厳さに拍車をかけた。

さすが様々な意味で”わかってる”セトリである。

33.絶険、あるいは逃げられぬ恋

ここまでは定番クール曲の流れが続いてきたが、ここでライブ初披露曲が登場。

「Pon De Beach」に続いて、この日のライブ初披露曲2曲目であり、ゲーム「OFA」で登場した真の新ソロ曲である。

大事なドームライブ、その中でも見入らせ、聞き入らせる後半での初披露とあって平田さんにかかる重圧の大きさは計り知れなかったはずだが、さすが、見事にいつも通りの安定してカッコいいパフォーマンスを披露してくれた。

平田さんが皆に”いつも通り”と思わせるのは本当にすごいこと。

このクールでスタイリッシュな流れをさらに加速させた。

「自転車」「エージェント」、そしてこの「絶険」。

真Pは真と平田さんの魅力のすべてをドームで堪能できたはずだ。感無量という言葉では足りないくらいだったのではないだろうか。

34.オーーマスター

10thライブでこの曲を歌わない選択肢はあり得ない。

満を持してここで登場。

「プロジェクト・フェアリー」という961プロ時代の美希・響・貴音のユニット専用曲であり、アイマスの歴史に燦然と輝く至高のクール&スタイリッシュ曲である。

この曲を聞くと、黒・金衣装に身を包んだ美希、響、貴音、長谷川さん、沼倉さん、原さんを思い出すプロデューサーも多いだろう。特に響、沼倉さん、貴音、原さんにとっては始まりの曲でもある。

それを今回は浅倉さん、沼倉さん、原さんで披露。

長谷川さんの代役は浅倉さん。二人に共通するのは765AS最初のメンバーではないこと。つまり、まるで2ndライブ、3rdライブで765ASにとって初めて後輩が登場した当時を思い出すセットである。長谷川さんがいないなら浅倉さんしかいない。10thライブに相応しいセットである。

961プロで結成された「プロジェクト・フェアリー」が765プロのドームライブで復活。ドラマしかない。

この曲でほぼ完全に日が沈み、夜の闇が訪れる。

サイリウムの光が輝きを一層増す。

35.Fate of the World

劇場版発の新曲である。

前半戦と後半戦で、ゲームの集大成である「OFA」の新曲を一曲ずつ披露した後は、アニメの集大成である劇場版の新曲も一曲ずつ披露するという美しい構成だ。(ちなみに劇場版の新曲はこの10thライブで全曲披露されている。劇場版はアイマスにとって最も大事な作品であったということの証でもあるだろう)

今井さんもそうだが、なんと言ってもこの曲の最大の魅力は千早のクールさが純粋に表出するという点だ。千早の歌はどれも基本的に”重い”内容になることが多いが、この曲は劇場版の中の劇中劇の曲ということもあって、千早のクールさのみが良い意味で純粋に出てくる。凛や静香のように。

この日もそれは顕著だった。10thライブということで今井さんの”重さ”は加わっていたものの千早のライトブルーのクールな部分を堪能することができた。

やはり千早は魅力的だ。

36.KisS

このクールブロックのエースは原さん。原さんに始まり原さんに終わるというセトリである。

「DREAM」で自らつくったバトンを他のメンバーが彩りを加えながら繋ぎ、それを最後に受け取る。

実力の要求される仕事だ。

原さんはそれを見事なかたちで全うした。

KisSで醸し出す妖艶でセクシーななんとも言えない雰囲気は原さんと貴音にしか出せない。貴音も自分の声が原さんで良かったと思ったに違いない。

ステージに間違いなく貴音がいた。このステージでの原さんと貴音のシンクロ率は二人史上最高だったと断言する。

石原氏が765のセトリを組んだのはこのライブが最後。このブロックのセトリには、彼の原さんに見出していたポテンシャルの本質を垣間見ることができる。

37.笑って!

クールブロック終了かと思いきや間髪入れずに来たのがこの曲。

なんと、春香のソロ曲「笑って!」である。

最初は驚いたが、なるほどシリアスかつストイックに蒼く燃えていたこのブロックの炎を中村さんと春香に包み込ませようということか!

一瞬で空気が穏やかなものになる。ともすれば怖い夜の闇の雰囲気が一瞬で優しい雰囲気になる。

赤い光が優しく左右に揺れる。

そうした中、中村さんの中のドラマチックな部分が顔を出す。いわゆる”ドラマチック繪里子”とプロデューサーが呼んでいる表情や雰囲気、言動などのことである。

10thライブはアイマスにおけるすべての歴史を感じることができる。ドラマチック繪里子もその一つだ。

このドラマチック繪里子がいなければ、中村さんはアイマスのセンターの重圧に押しつぶされていたかもしれないし、そうでなくても今のように堂々と真ん中に立ち先頭を進む存在になれなかったかもしれない。多少くさいとも言えるコンテンツのシンボル的な振る舞いをすることに悦を感じるくらいでないと全アイマスのセンターは務まらないはずだからだ。そうした意味でドラマチック繪里子もまたアイマスの歴史における重要な要素なのだ。

ドラマチック繪里子が「笑って!」を歌う。

会場に咲く笑顔の花でライブを次のブロックへと導く。優しい夜の訪れとともに。

MC-4

中村さんの呼び込みで今井さん、下田さん、滝田さんが登場。

中村さんの「お座り」で会場が一斉に着席する。かなり壮観(笑)。

その後のMCでは「自分にとってアイドルマスターとは」というテーマでトークを展開。滝田さんから小鳥のオーディションの時の話が出てきたり、下田さんから「今日が終わってほしくない」という言葉も出る。

38.またね

最終ブロック。

アイマスライブのセトリではこの最終ブロックでバラードを含めて聞かせる曲がセットされるのは定番だが、そこはメモリアルな10thライブ。いつもと一味違うコーナーになっていた。

別れや旅立ちが歌詞に含まれる楽曲のコーナーとなっていたのだ。

アイマスのこれまでを振り返り思い出に浸るコーナーということだろう。

ここでまた二度と見られないであろうこと、信じられないことが起きる。

この「またね」を披露してくれたのは釘宮さんだが、なんとその釘宮さんが涙で歌えなくなってしまったのだ。

プロ根性の塊のようは釘宮理恵がドームに広がるピンクの海の中で涙で歌えなくなる。恐らく彼女史上初のはずだ。涙で歌えなくなるのは。

釘宮さんの心を強く震わせるアイマス。そして、アイマスの10年、これが10thライブ。

プロデューサーも最終ブロック1曲目にして瞳が濡れる。

39.First Step

旅立ち曲その2。

釘宮さんの涙によりぐっと会場中がアイマスへの思いに入り込んだ10thライブ1日目の最終局面。続くのは浅倉さんのこの曲。

浅倉さんが雪歩の万感の思いをこの曲に込めて歌う。自身のアイマスにかけてきた思いを交えながら。

この曲は浅倉さん自身が作詞した曲でもある。彼女と雪歩の全部が詰まっている。

このライブ1日目、浅倉さんは雪歩とともにすべてを見せてくれた。この時点で雪歩Pも恐らく涙が枯れているはずだが、まだこの曲が残っていた。

雪歩の歴史、浅倉さんの歴史。雪歩が浅倉さんを通してここに立っている奇跡。浅倉さんが雪歩と巡り合ったからこそここに二人で立っている奇跡。

涙が枯れることのないアイマス。この10年我々はアイマスで何回泣いたのだろうか。これから何回泣くのだろうか。

40.君がぶ道

旅立ち曲その3。

小鳥の人生を滝田さんが歌っているかのようなこの曲。

小鳥がアイドルたちと同じようにここに立って歌っているという事実。それはきっと滝田さんが小鳥と出会ってくれたからだろう。

道はいつだって続いている。小鳥にも、滝田さんにも、アイマスにも、そして我々にも。

41.風花

旅立ち曲その4。

旅立ちにより自分のアイデンティティを確認する貴音。

過去への思いを大切にしながら未来に向かっていこうとする貴音。

この日のクールブロックでポテンシャルを解放した原さんにとっての締めの一曲でもある。

力強く、そして気高く歌うその姿は貴音そのものである。

他には何も考えられない。会場中がアイマスへの思いでいっぱいになっていく。

42.細氷

旅立ち曲その5。

これも自分を見つめ、未来に向かっていく曲。ここまでの5曲は、徐々に過去への思いから未来への思いが強くなっていくセトリだ。

OFAの千早の新曲初披露になるが、この日のセトリ上のバランス(ゲームタイトル、アニメ作品などの各作品で実装アされた曲数バランス)というよりは千早の歴史を重視したセトリであると感じる。

千早がこれまでのライブでソロのトリを務め、歌ってきた様々な曲。「蒼い鳥」「目が逢う瞬間」「約束」「Just be myself!!」、そしてこの「細氷」。千早は強烈にコンテンツとしての時間軸・成長軸を感じさせてくれる存在だが、10thライブも例外ではなかった。

全部サビのような壮大な曲。今井さんのエネルギーの消費量は半端ないはずだが、千早がそこにいるかのように魂を込めて魂を震わせながら歌い上げる。

そして、ラストのサビでスモークに人影が現れる。

実際は今井さんの姿が投影されただけだが、プロデューサーの間ではこの人影が千早であることは定説になっている。今井さんに憑依せずに千早が現れた。10thライブにおける伝説的なシーンの一つとして永遠に語り継がれていくだろう。

43.LOST

旅立ち曲ラストはこれ。

アイマスとの出会いと別れと過去と未来。それを感じずにはいられない。

プロデューサーにもそれぞれずっとアイマスに触れている人もいればこの10年の間には触れるのをやめる人もいただろう。新たに触れ始めた人もいれば10thライブなどで離れたものの戻ってきた人もいるだろう。

でもその時々で素敵な思い出は間違いなくあったはずだ。

アイマスを、アイドルを、キャストを、好きだと思った気持ちは永遠に本当のはずだ。

それを全部ひっくるめたかのように歌い上げる4人。

このタイミングで今日という夢のような1日の終りが近づいてきたことを強烈に感じる。

44.私たちはずっと…でしょう?

最終ブロックを締めるのは、ずっと一緒という未来への変わらない思いを込めたこの曲。

アイマスは、アイドルは、キャストは、プロデューサーは、これまでもこれからもあなたと一緒にいる。

このブロックのここまでの曲で感傷的になっていた会場をアイマスの持つ変わらない思いの強さで包んでいく。

出会いと別れを繰り返し、それでもずっと一緒にいられるんだという思いで会場が満たされていく。

それをアイマスをずっと先頭に立って引っ張ってきた中村さんと今井さんが二人きりで歌う。

この曲をこの二人で歌わせることの意味。

それはアイマスにとって恐らく最も重要な意味を持つ。

もう言ってしまおう。あぎゅー、Prestar、展示会、ゲームショウ、ロケテ、周年ライブ、ラジオ、ニコ生、イベント、テレビアニメ、映画、合同ライブ、・・・、走馬灯のように二人の頑張りと笑顔が頭に浮かぶ。

この二人こそがアイマスの歴史そのものである。

10年以上一緒にいた二人。アイマスとともにあった二人。我々を楽しませてくれた二人。二人が出会ってずっと一緒でなければアイマスも二人も我々も今日この日にこのようなかたちでいられただろうか。そうは思えない。

鳥肌と涙が止まらない。このとき自分はどういう表情をしていたのだろうか。いつも思い出せない。

そして、ラストのサビで登場してくる他の765AS+のメンバー。

二人が集まり、他の765AS+のメンバーがそれに加わって、全力でアイマスを10年に渡って形作ってきた。

その軌跡は奇跡である。このステージはそのすべてを表現していた。

石原氏以外にこの曲をこの演出でここで歌わせることができたであろうか。10thライブはすべて伝説のセトリだが、その中でもここのセトリは心に強く深く刻まれている。

MC-5

全員でMC。会場とともにずっと一緒にいることを確認する。

そして昼のウェーブについておさらいをすることに。

次の曲に向け、昼のウェーブについて中村さんが客席に思い出させ、今井さんがより直接的に具体的にフォローする。

「ウェーブのあるあの曲が来るかも」「速度が遅かった」「アリーナがおいていかれた」「この地点からスタート」「すごいスピードで決まるといいな」と非常にうまいMCをする。

中村さんと今井さんは、さすがとしか言いようがない。

この二人のMCで客席にいる全員が何を求められているかが明確にわかったからだ。こうなったときのアイマスのプロデューサーの調整力、修正力、団結力はちょっとしたものである。

中村さんと今井さんはそれも織り込んでいたのだろう。お互いへの理解度がとてつもない。10年の歴史があればこそだ。

45.Destiny

1日目最大のクライマックス曲。

「OFA」で13人で歌って踊る姿を見ただけでも涙が止まらなかったMV。初めてゲームで見た時から10thライブで実現されることを多くのプロデューサーが夢見ていた曲だろう。

その夢がかなった。

360度客席に囲まれたドームのセンターステージで輪になる765AS+。

そして始まる。

これまでのすべての出会いとこれからのすべての出会いは運命。そんな素敵な運命がアイマスにはある。それをまっすぐに表現しているこの曲。

プロデューサー、キャスト、スタッフ、すべてのアイマスに関わる人が自分だけのアイマスとの出会いを思い出すすべてが詰まった集大成ソング。

その通りの感情が会場中に溢れる。

そして最大の見せ場であるサビでのウェーブ。ぶっつけ本番。昼にはうまくいかなかった。

それを完璧に成功させる客席のプロデューサー。もうこの事実だけで感動する。筆者もプロデューサーの一人でありながら素晴らしく揃ったウェーブに感動と涙が止まらなかった。多分血管切れるくらい歓声を上げた。

ウェーブを見たキャストにも感動の笑顔と涙があふれる。凄い。本当に凄い。

恐らくこの瞬間を共有したすべての人にとって二度とない瞬間だった。

奇跡、伝説、そんな言葉でも足りない。

46.アイ MUST GO!

10thライブのためにつくられたオリジナルソング。

皆でこれまでのことを胸に刻みこれからを切り拓いていくということをまっすぐに歌っている曲。

過去から未来を繋ぐ曲。

この曲が披露された瞬間こそ10thライブがアイマスにとって未来永劫過去と未来の特異点となった瞬間だ。

それにしてもこの曲のメロディーと歌詞はなぜこんなにも心に入ってくるのであろうか。

いついかなるときもこの曲を聞くと2015年7月18日・7月19日を昨日のように思い出し、自然に心が素敵な感情で満たされ、世界のすべてが許せるようになる。一体この曲で何回涙を流したんだろう。

社長ロデューサー・ディレクター挨拶

客席からのアンコールに応える形で登場したのは高木社長。

その高木社長の影ナレの呼び込みから初代プロデューサーの小山氏と現総合プロデューサーの坂上氏と総合ディレクターの石原氏の3人がステージに登場。

客席のプロデューサーへの感謝の言葉などを声を張り上げ伝える。

キャストだけじゃない、プロデューサーだけじゃない、こうしたスタッフの愛があったからこそのアイマスである。誰が欠けても今のアイマスはない。改めてそう思える瞬間となった。

それにしてもドームという最大規模のライブ会場に立った現役会社員は未だかつているのだろうか(笑)。凄い経験だ。

47.M@STERPIECE

そしてフィナーレに向けての最初の曲はこれ。

シンデレラガールズ、ミリオンスターズのサポートメンバーも765AS+とともにステージに上がり一緒に歌う。

”MASTERPIECE”の意味は”傑作”。

アイマスが生み出すすべては傑作。

「明日はどんな日になるかなんて誰にもわからないけどそれはきっとどんな日にもできること。」

曲中にある歌詞だがアイマスそのものである。

劇場版のライブシーンのように4ステージとそれをつなぐ通り道を存分に活用しながら歌って踊る22人のキャストとそのステージを囲むプロデューサー。

やはりこの曲は全員で歌ってこそだ。会場中に満ちる感動。クラップと歌声とサイリウムの光にそれが現れる。

マスピの魅力をラジオで力説していた星野源さんがこの日関係者席に招待されていたとのことだが、彼にはこの光景はどう映ったのだろうか。

48.虹色ミラクル

マスピの次はこれ。劇場版のエンディング曲である。

この流れは、劇場版のラストそのままである。

各キャラカラーの衣装をまとう765AS+が並び、そのアイドル・キャストに対して様々なカラーでふられるサイリウム。

まさに虹色。最初から最後まで各アイドルの個性が出ている振り付けも最高だ。ラストのポーズもアイマスのあのシルエットポーズの最新版といった感じでたまらない。

また、この曲が流れる劇場版のエンディングの映像の中では、ミリオンライブ!とシンデレラガールズのアイドルも登場する。これはアイマスの未来の可能性を示している描写でもあった。

そうしたことを考えると、ここでの「虹色ミラクル」には3ブランドのアイドルが出演する10thライブ2日目への可能性やそれに対する高揚感を感じさせる意味があったのかもしれない。

何もかもが素晴らしい。

MC-6

765AS+の中村さん、シンデレラガールズの大橋さん、ミリオンスターズの山崎さんが各チームを代表して一言ずつ挨拶。

大歓声が巻き起こる。

山崎さんが声がかれて第一声に失敗するが、これも良かった。ミリオンは3ブランドの中では末っ子。この末っ子感が出ていた。もちろん狙ったわけではないだろうがそれすらパーフェクトだった。

すべてが素晴らしい1日目が終わりに近づく。こんなに寂しい思いとこんなに気持ちのよい疲れを同時に覚えたのは10thライブの2日間だけだ。

49.THE IDOLM@STER

最後は勿論「THE IDOLM@STER」。

会場全員で歌う。

会場中に万感の思いに満ちた表情がいたるところで浮かぶ。

そしてライブの終わりを寂しがるかのようにここにきて最高の躍動感でサイリウムが振られる。サイリウムが上に突き上げられる様はまるで波のようであり、会場が揺れているようでもある。

これこそ会場中の10thライブ1日目に対する感情の迸りだ。そうとしか思えない。

エンディング

ミリオンスターズ、シンデレラガールズがそれぞれ、山崎さん、大橋さんの一言で6人ずつまとまって退場する。

その後765AS+は二人一組で退場。滝田さん&たかはしさん、平田さん&沼倉さん、原さん&浅倉さん、釘宮さん&下田さん、の順に「ありがとうございました」の一言を発しステージを後にする。

そして最後は我らが中村さんと今井さん。

恒例といえば恒例だが、マイクなしの生声挨拶で「ありがとうございました」を声をそろえて言う。ドームに響き渡る二人の生声。奇跡の10thライブ1日目のラストにはこれ以上ない締めだ。

キャスト退場後はこれまたお馴染みの社長の影ナレでの一本締め。そしてどこからともなく沸き起こるこれまた恒例の客席のみでの「アイマス最高」コール。

10thライブほどこの「アイマス最高」のコールをライブ後叫びたくなったことはない。

キャスト、スタッフ、プロデューサー。アイマスに関わるすべての人の夢がかなった1日目だった。

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7月19日ライブ開始直前の出来事

天気は1日目より良くなり、夏らしい日差しと暑さ、青い空が戻ってくる。

1日目よりさらに増すお祭り感。

そうした中、会場アナウンスが流れる。通常の場内に関する注意事項のアナウンスだと思っていたのだが、なんとこのアナウンスをしていたのは、黒沢さん、伊藤さん、夏川さんの3人。

アナウンスの最後に突如、この1日前に19歳の誕生日を迎えた夏川さんの誕生日を同じ19歳の伊藤さんと黒沢さんが祝う。そして会場にいるプロデューサーも歓声を上げながら祝う。

19歳トリオによるサプライズ。お祭り感が早くもMAXに。

もう楽しすぎて仕方ない。恐らく会場にいた全員が今日1日が人生で一番楽しい時間になると予感したに違いない。

7月19日(2日目)

セットリスト

2日目は、765PRO ALL STARS+、シンデレラガールズ、ミリオンスターズの出演者(THE IDOLM@STER THREE STARS!!!)が総出演。

3ブランドにおける人気楽曲のみで構成されている。夢のようなセトリと言える。

特に3ブランドすべてを愛するプロデューサーにとっては1日目を超える夢のような時間を過ごせる。まさに奇跡。

曲順や演者、MCや登壇者の配置だけでなく、曲数、トロッコで外野席に行く回数、MCの回数など、ライブを構成するすべてが、765、シンデレラ、ミリオンの3ブランドに均等に配分され、完璧に整っている。そうした意味でもアイマス史上最高に完璧なセトリとなっている。

1日目同様、ここにラインナップされている曲については、恐らくすべてがその曲のライブパフォーマンス史上未来永劫最高。

  曲名 作詞 作曲 演者
オープニング
01 READY!! yura 神前暁 765PRO ALLSTARS+
02 お願い!シンデレラ marhy NBSI(内田哲也) CINDERELLA GIRLS
03 Thank You! NBSI(モモキエイジ) NBSI(佐藤貴文) MILLIONSTARS
04 THE IDOLM@STER 2nd-mix 中村恵 NBGI(佐々木宏人) THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
MC-1
05 Welcome!! 佐々木恵梨 BNSI(佐藤貴文) MILLIONSTARS
MC-2
06 キラメキラリ yura 神前暁 平田宏美/滝田樹里/浅倉杏美
07 Vault That Borderline! NBGI(LindaAI-CUE) NBGI(LindaAI-CUE) 今井麻美/原由実
08 We’re the friends! 森由里子 藤末樹 大空直美/洲崎綾/五十嵐裕美
09 できたてEvo! Revo! Generation! 三重野瞳 BNSI(kyo) 大橋彩香/福原綾香/原紗友里 
10 星屑のシンフォニア 藤本記子 EFFY 伊藤美来/雨宮天/麻倉もも
11 Sentimental Venus こだまさおり rino 夏川椎菜/渡部優衣/木戸衣吹
MC-3
12 ジレるハートに火をつけて 藤本記子 増田武史 藤井ゆきよ/上田麗奈/愛美
13 Shooting Stars 真崎エリカ 矢鴇つかさ(Arte Refact) 田所あずさ/山崎はるか/Machico
14 Orange Sapphire Funta Funta 松嵜麗/佳村はるか/山本希望/黒沢ともよ
15 ØωØver!! 前川みく(高森奈津美), 多田李衣菜(青木瑠璃子) 小野貴光 青木瑠璃子/高森奈津美
16 SMOKY THRILL NBGI(uRy) NBGI(uRy) 下田麻美/たかはし智秋/釘宮理恵
17 乙女よ大志を抱け!! yura 白戸佑輔 中村繪里子/沼倉愛美
18 GOIN’!!! 森由里子 宮崎まゆ CINDERELLA GIRLS
MC-4
西武プリンスドーム ドリームメドレー
19 GO MY WAY!! yura NBGI(神前暁) たかはし智秋/今井麻美/山崎はるか/大橋彩香/原紗友里/上田麗奈/福原綾香/田所あずさ
20 素敵なキセキ 岡本健介 岡本健介 山崎はるか/大橋彩香
21 Super Lover サイトウヨシヒロ サイトウヨシヒロ 渡部優衣/松嵜麗
22 トキメキの音符になって rino 岡本健介 麻倉もも/佳村はるか/原由実
23 CHANGE!!!! yura NBGI(内田哲也) 下田麻美/平田宏美/滝田樹里/山本希望/洲崎綾/大空直美/雨宮天/藤井ゆきよ/Machico
24 あんずのうた NBGI(八城雄太), NBGI(佐藤貴文) NBGI(佐藤貴文) 五十嵐裕美/木戸衣吹/浅倉杏美
25 Romantic Now NBSI(MC TC) NBSI(Taku Inoue) 黒沢ともよ/夏川椎菜/伊藤美来
26 ミツボシ☆☆★ NBSI(八城雄太) NBSI(kyo) 原紗友里/上田麗奈
27 ブレイクタイム      
28 ふるふるフューチャー☆ 朝日祭 NBGI(Yoshi) 中村繪里子/沼倉愛美/伊藤美来/愛美/渡部優衣/高森奈津美/青木瑠璃子/松嵜麗
29 フローズン・ワード 真崎エリカ 桑原聖(Arte Refact) 藤井ゆきよ/洲崎綾/夏川椎菜
30 Believe my change! 真崎エリカ 西添健 (Arte Refact), 桑原聖 (Arte Refact) Machico/山本希望/黒沢ともよ
31 ライアー・ルージュ 松井洋平 西添健 (Arte Refact) 雨宮天/大空直美/沼倉愛美
32 The world is all one !! RIONA 田代智一 釘宮理恵/浅倉杏美/原由実/木戸衣吹/麻倉もも/夏川椎菜/五十嵐裕美/佳村はるか/黒沢ともよ
33 Twilight Sky NBSI(渡辺量) NBSI(渡辺量) 青木瑠璃子/愛美
34 おねだり Shall We 〜? NBSI(佐藤貴文) NBSI(佐藤貴文) 高森奈津美/伊藤美来
35 Never say never NBGI(遠山明孝), NBGI(八城雄太) NBGI(遠山明孝) 福原綾香/田所あずさ
36 いっしょ yura 藤末樹 中村繪里子/今井麻美/大橋彩香/福原綾香/原紗友里/山崎はるか/田所あずさ/Machico
休憩
バズーカタイム
37 自分REST@RT 佐々木宏人 田中秀和 765PRO ALLSTARS+
MC-5
38 オーバーマスター NBGI(mft) NBGI(中川浩二) 沼倉愛美/原由実/浅倉杏美
39 relations NBGI(mft) NBGI(中川浩二) 下田麻美/滝田樹里
40 Blue Symphony こだまさおり 山口朗彦 雨宮天/田所あずさ/夏川椎菜
41 Marionetteは眠らない こだまさおり 高田暁 伊藤美来/藤井ゆきよ
42 Memories 貝田由里子 ESTi 洲崎綾/青木瑠璃子/佳村はるか
43 Nation Blue 遠山明孝 遠山明孝 福原綾香/山本希望/五十嵐裕美
MC-6
44 オルゴールの小箱 森由里子 高橋浩平 大空直美/原紗友里/黒沢ともよ
45 メッセージ 遠藤フビト 滝澤俊輔(TRYTONELABO) 大橋彩香/高森奈津美/松嵜麗
46 瞳の中のシリウス こだまさおり 野井洋児 上田麗奈/愛美/Machico
47 ココロがかえる場所 こだまさおり 高田暁 山崎はるか/木戸衣吹/渡部優衣/麻倉もも
48 my song yura 神前暁 中村繪里子/今井麻美/釘宮理恵/平田宏美/たかはし智秋/下田麻美
MC-7
49 Star!! 森由里子 田中秀和 CINDERELLA GIRLS
50 Dreaming! 真崎エリカ BNSI(佐藤貴文) MILLIONSTARS
51 M@STERPIECE yura 神前暁 765PRO ALLSTARS+
MC-8
ENCORE
52 カーテンコール nyanyannya (Team.ねこかん[猫]) nyanyannya (Team.ねこかん[猫]) THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
53 THE IDOLM@STER 中村恵 NBGI(佐々木宏人) THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
MC-9
54 アイ MUST GO! mft(オノダヒロユキ) BNSI(中川浩二), 小林啓樹 THE IDOLM@STER THREE STARS!!!
エンディング

セトリ全プログラムのレポート

オープニング

まずは1日目と同じく野球選手紹介風の出演キャスト紹介ムービーが流れる。シンデレラガールズとミリオンスターズが加わり1日目よりも3倍豪華だ。

そして、1日目と同じく高木社長が影ナレで登場。

恒例のオープニングトークを行うが、ここでまたしてもサプライズ。

なんと、765プロのプロデューサー役赤羽根さんと346プロのプロデューサー役武内さんが登場したのだ。会場の熱気をライブビューイング会場に伝える盛り上げ役として。

二人の登場時の会場の盛り上がりは忘れられない。特に武内さんが登場した瞬間の歓声は凄かった。2015年というアイマスの10周年イヤーの盛り上がりに一役買っていた武内さん。会場のボルテージが早くもMAXを超える。

赤羽根さんと声をあわせなければいけないセリフのミスも良かった。低い声、役柄とは裏腹の初々しさ若々しさを感じ会場は大いに盛り上がる。1日目の山崎さん、2日目の武内さんのちょっとしたミス。765AS+の先輩が完璧に仕上げ、若い後輩メンバーが初々しさを見せる。すべてが素晴らしい。

それを知っているプロデューサーはここでも大いに盛り上がる。

今日は一体どこまで盛り上がるのだろうか。既に楽しすぎる。

そして二人が退場した後はアイドルではなくプロデューサーとしての律子が影ナレでライブの注意事項を伝える。

19歳トリオによる会場注意事項アナウンスから既に奇跡の様相を呈している10thライブ2日目。

律子の声でライブ開演が告げられ、1日目でも流れたアイマスの時を刻むオープニング映像がスタート。1日目よりさらに感動が凄いのはなぜだろうか。

そして、中村さんの万感の思いを込めた「ドームですよ!ドーム!」が会場に響き渡る。最後の「ドーム!」に合わせる会場の声も1日目より当然完璧だ。

01.READY!!

1曲目は765AS+の全員曲。

1日目の後半衣装で登場する。まるで1日目の続き。2日間での10thライブということだろう。

そしてやはりこの曲は1曲目が似合う。

この曲で”準備はできた、10thライブ行くぞ!”という言葉を会場中の全員が心の中で叫んだはずだ。

アニメで初めてこの曲を聞いたときの熱い感情がなぜかよみがえる。

客席のサイリウムの動き、コールが起こしたかのような風をきり765AS+の10人が歌い、弾むようにステージを駆け抜け、跳ね、飛ぶ。歌詞と同じように。

この時点で1日目の夢の続き、いやそれを超える夢の1日が始まったことを予感させ、会場全体が最高に高揚する。

02.お願い!シンデレラ

独特の高まりを抱かせるイントロから始まるおねシン。

「READY!!」のあとがこれとかもう伝説。

2011年に765の次にデビューしたブランドであるシンデレラ。どんどん拡大していき遂にここまで辿り着いた。それはアイマスにとって大事な足跡。それを象徴するおねシン。

シンデレラガールズのメインメンバー12人がお決まりでありながら最高に素敵なシルエットポーズで現れる。アニメ1stシーズンのオープニングでもお馴染みの”マイファーストスター”の衣装を身にまとい。

おねシン史上最高のおねシン。客席のコール、演者の昂り、ヒートアップし続ける会場のテンション、とどまることを知らない。

おねシンってこんなに高まる曲だったっけ?そう思えるほど最高のテンションのおねシン。

いつも通りキャストが客席に煽りを入れていたが、はっきり言って煽りが聞こえないほどの盛り上がりだった。

煽りがいらないほど既に盛り上がっている。恐らく二度とない瞬間だ。

03.Thank You!

もうここまでで既に伝説級のオープニングなのにさらに畳みかけるようにきたのが、ミリオンスターズ。

2012年にデビューした「ミリオンライブ!」。シンデレラの後にリリースされたゲームから始まったミリオンスターズ。シンデレラと同じようにここまで辿り着いた。これもアイマスにとって大きな足跡だ。

最高に可愛い衣装に身を包んだ最高に可愛く瑞々しく輝いている12人が登場。

この曲はミリオンの中では最盛り上がりのオープニング曲というよりはラストの大団円のほうにどちらかというと適している曲だが、この日は違った。

オープニングとしてこの曲史上最高に盛り上がった。

READY!!→おねシン→Thank You!。会場の滾りはとっくにMAXを振り切っていた。

イントロがかかったときの感動、12人が姿を見せ声を重ねたときの会場中の熱量、一瞬の静寂からの山崎さんの「せーの」。すべてが奇跡のように思える。

もう二度とない別次元の「Thank You!」。後に武道館で36人で歌われた「Thank You!」もこのときのものには及ばない。

04.THE IDOLM@STER 2nd-mix

アイマス史上未来永劫最高で最強のグランドオープニング。

締めは当然「THE IDOLM@STER」。だがなんとここで披露されたのは2nd-mix。

もうね、わかってる。アイマスが最も大きくなっていった時期の代表作ゲーム「アイマス2」に収録されたこの曲。原曲「THE IDOLM@STER」よりこっちのバージョンを先に聞いたプロデューサー、耳馴染みのあるプロデューサーも多いのではないだろうか。

そんな歴史を感じさせるバージョンをこのグランドオープニングの最後の曲として34人のアイドルがキャストが歌う。

全員がアイマスであることを実感させられる。そして3ブランドで歌うと765AS+だけで歌うときのこの曲の表情とはまた違う表情を見せてくれることも実感する。

シンデレラガールズやミリオンスターズのアイドル、キャストが「男では耐えられない痛み」「タバコ」「お酒」「彼氏」「満員電車」「お茶くみ」「会社員」というワードの歌詞を皆で歌う。

不思議な気持ちだ。765AS+がこの曲を初めて歌ったときも彼女らと同じような年齢・キャリア・立場であったことに思い至るとより不思議な軌跡を感じずにはいられない。奇跡的な軌跡である。

そしてセンターステージに全員集合し、曲の間奏で3ブランドの中心メンバーからご挨拶。盛り上がっていくぞ!と。そして最後は中村さんが「アイマス10周年!ドーム!行くぞ!」と世界に叫ぶ。「うおおおおおおおお」。血管が切れる。

その後は、曲が終わりに近づくにつれ、フォーメーションが変わっていき、最後は3ブランドのセンター、中村さん、大橋さん、山崎さんがセンターステージに3人だけで並ぶ。

アイマスを象徴する3人がこの曲で並ぶとき、それは完全無欠のフォーメーションとなる。

その最も真ん中の中村さんが2nd-mixの醍醐味であるラストの銃を打ち抜くような振り付けをする。この曲史上最もカッコよかった。

このグランドオープニング、最初から最後まで、鳥肌、涙、汗、感動がやばい。

1秒ごとに感動と素敵な感情の最高記録が更新され、1秒前のことが夢のように過ぎ去っていく。こんな感覚は人生で初めてだ。

MC-1

中村さん、大橋さん、山崎さんの3ブランドのセンター3人がファーストMC。

1日目の中村さんの「お座り」を3人で言う。この3人に言われたら世界中が座る(笑)。

3人特有のアイマスに関わる全員を優しく引き込むトーク。何の変哲もない飲み物やスモークに関するトーク。だがこの3人が会話すると何気ないトークでも輝いて見え不思議と頭と心にすんなり入ってくる。これがアイマスのセンターである。

05.Welcome!!

ここまででも既にお腹一杯、胸一杯の大満足のボリュームのはずだが、この日はあっという間に時間が過ぎる。

早くも、そう早くもと感じるほどライブが本格的にスタート。

ミリオン全員曲から口火を切る。765、シンデレラ、ミリオン、3ブランド全員とこの10thライブ2日目は全員曲がきれいに均等配分されているが、ここまはまず末っ子ミリオンの2nd全員曲である。

10thライブ、10周年にようこそ!と叫んでいるかのようなこの曲。

可愛く瑞々しい12人が拳を突き上げ、片足スキップのような極上の元気で可愛い振り付けで可愛い声を重ねてフレッシュに歌い、10thライブの先陣を切る。

はっきり言って滅茶苦茶可愛い。最高に可愛い衣装を着た最高のビジュアルの12人と最高に可愛く元気なこの曲。プロのアイドルグループなんて目じゃない。

二度と見られない最高に可愛いミリオンの「Welcome!!」だった。リアルライブでの可愛さという意味では全アイマス史上ナンバーワンだったと断言する。

プロデューサーは皆目に焼き付けたはずだ。ビジュアルもボーカルもダンスも今までにないくらい最高の質に仕上げてきたキャストたちには感謝しかない。

ミリオンスターズが最高の輝きを放って立っている。一生忘れられない「Welcome!!」だ。

10thドームライブ、ありがとう。

MC-2

曲終了直後「Thank You!」からずっと出ずっぱりの山崎さんが少しふらつき田所さんにアイコンタクト。代わりに田所さんが第一声。

そしてミリオン一人ひとりの挨拶へ。

普段のライブでは会場を盛り上げるために大きい声を張り上げ挨拶するキャストだが、この日は違った。

会場の熱気にキャストが引っ張られる。かつてないほどテンションの高い挨拶。誰も変にボケたり間をつくったりせず、かといって個性をきちんと出してパーフェクトな挨拶。

全員の挨拶が素晴らしかったが、中でも記憶に残っているのは、木戸さんの挨拶。「素敵なメロディを奏でましょう」というところを「素敵なメロディをかなえましょう」と言い間違える。

すぐに言い直していることから間違いとわかるが、「かなえましょう」で合ってる。この10thライブは。

06.キラメキラリ

次はトロッコで765AS+が登場。1日目に披露されずあれ?と思った一曲が満を持して2日目に登場。

歌うのは平田さん、浅倉さん、滝田さん。

さすがアイマス最盛り上がりソング。ウルトラオレンジが昼にも関わらず強く光り、揺れる。

仁後さんはいないが、いつも通り、いやいつも以上に会場のエネルギーが爆発する。

ウルトラオレンジが躍動し、コールが360度こだまする。最強のキラメキラリ。

仁後さんがいたらここで失神するプロデューサー続出だったかもしれない。それくらい凄かった。

07.Vault That Borderline!

引き続きトロッコ。最初のブロックのトロッコ担当は765AS+だ。

夏曲のイメージもあるこの曲がここで登場。10thライブで唯一披露されたシャイニーフェスタ曲でもある。

シャイニーフェスタのアニメで登場した南国リゾート、そしてこの曲のアニメMVでの青空をなぜか強く思い出す。

昂る会場。

いつもはクールに決める担当の今井さんと原由実さんの笑顔が凄い。客席の笑顔も凄い。どっちがどっちの笑顔につられたのだろうか。いやきっと双方向だ。

08.We’re the friends!

続いてはステージからシンデレラガールズがお届け。

実は珍しい組み合わせである五十嵐さん、大空さん、洲崎さんだ。しかしアニメでシンデレラプロジェクトとして絆を深めていたため違和感を一切感じない。それどころかこの組み合わせそのものにテンションが上がる。

そんな3人が歌うこの曲はタイトルの通り”私たちは友達”という曲。

杏、智絵里、美波として見てもドラマがあるが、五十嵐さん、大空さん、洲崎さんとして見てももっとドラマがある。最初にリアルイベントでシンデレラ楽曲を歌った五十嵐さん(徳島の川で)、この日のシンデレラの出演キャストの中では最も新しい時期の加入となっていた大空さん、アイマスのイベント経験という意味ではこの日のメンバーの中では最も少ない洲崎さん。彼女たちがアニメ、シンデレラプロジェクトとして現在進行形で築いている絆を表現する。

最初は固かった大空さん、洲崎さんが曲中で笑顔が増えていく。その様子はなぜか強く心に残る。

09.できたてEvo! Revo! Generation!

からのnew generations。

アニメ1stシーズンで多くのドラマを多くの人に刻み付けた3人。それをトレースするかのように記念すべきニュージェネ専用1stソロ曲をこの10thライブで大型ライブ初披露。

3人がアニメと同じポジションにつき、伸びやかに、卯月、未央、凛そのものの声で歌う。

このときの大橋さん、原紗友里さん、福原さんは卯月、未央、凛と完全に同化していた。歌声もダンスも表情も雰囲気もすべてが卯月、未央、凛だった。

卯月と大橋さんの満面の笑顔、カッコよく決めようとする凛と福原さんがこらえきれず自然に浮かべる笑顔、昂りすぎないようにしようとする未央と原紗友里さんのこらえきれない笑顔。

アニメで武内さん演じるプロデューサーのニュージェネ3人に対する名言があるが、本当にその通りだった。

「いい笑顔です」。

これ以上ないほど3人の笑顔は魅力的だった。

でもそれもそのはず。客席の光景がアニメを超えていたからだ。

会場中で揺れるサイリウム、いたるところに広がる笑顔、アニメを超えた完璧なコール。

そうした中、風をきって軽やかにステージを歩く3人の姿。

二度とない伝説のエボレボだった。「ありがとう」という言葉が最初に浮かぶ。

10.星屑のシンフォニア

次はミリオンスターズのトロッココーナー。その一曲目は「星屑のシンフォニア」。

ミリオンスターズの心の輝きとそれによる輝かしい未来に向けた曲である。

「心のタクトが導く空」。歌詞を考えた人は天才である。

この10thライブ2日目は、涙腺崩壊ポイントばかりで、ずっと涙を止める理由が思い浮かばないくらいのセトリだが、それでも人によって決壊するポイントは違うだろう。

筆者はこの曲でいつも決壊する。涙が滝のように流れる。歌詞もそうだが、なにより、その歌詞を乗せるメロディーラインが心を震わすのだ。

麻倉さん、雨宮さん、伊藤さんの3人がこの曲を歌ったのも至高さに拍車をかける。可愛さの中に強く感じる凛とした健気さと一途さのある歌声。それがこの曲になんとマッチすることか。

10周年のドームライブというシチュエーションでのこの3人が歌うこの曲。

「星屑のシンフォニア」の一つの究極形のような気がしてならない。

今まで多くの曲を聴いてきたが、こうした種類の感動を覚え、涙が流れたことはこのシーン以外にない。

11.Sentimental Venus

ミリオンスターズのトロッココーナーは続く。続いてはこれ。

イントロがかかった瞬間、どうしてもこの10thライブの3か月前に開催されたミリオン2ndライブのトラブルが脳裏に浮かぶ。会場中同じ思いだったはずだ。

でも不思議と心配な気持ちはなかった。いやそれどころではなかった。

木戸さん、渡部さん、夏川さんが”かなえる”歌声はとってもとっても素敵だったからだ。

この3人がこの曲をひたすらにひたむきに歌う。

ミリオンスターズだからこその純度100%のフレッシュな魅力が広いドーム会場を満たす。

MC-3

怒涛の第一ブロック終了。ここまでで既に奇跡。まるで夢を見ているかのような時間だ。

そして、ここで、中村さん、今井さん、大橋さん、福原さん、原紗友里さん、田所さん、Machicoさんが登場。

3ブランドのセンターメンバー、いわゆる”信号機”メンバーによるMCコーナーだ。(ちなみに、山崎さんも登壇予定であったが披露で急遽登壇を止めたことが後に明かされている。)

最初のMCと同じく7人の「お座り」でプロデューサーが着席。

各チームの衣装などについてトークが展開される。Machicoさんの生へそ出し衣装についても触れられ会場が大いに盛り上がる。

生へそ担当である美希役の長谷川さんがいない中、美希の直系の後輩である翼を演じるMachicoさんがそれを引き継ぐという黄色の系譜も感じることができる。スタイルも滅茶苦茶いい。最高だ。

12.ジレるハートに火をつけて

次のブロックはステージのミリオンスターズから。

藤井さん、愛美さん、上田さんの3人によるジレハ。

ジレハ史上最強のジレハ。CDオリジナルメンバーには悪いがはっきり言って段違いである。

カッコよく、可愛く、美しい3人がバシッと表現力豊かに決める。表情のつくりかたから振り付けの指の動き、ダンスにおける腰の振りに至るまで最高のノリで決まっている。

ジュリア役の愛美さんがいるとは言え、この3人の歌にこれほど赤いサイリウムが合うとは。信じられないものを見ている気分だ。

一生もののジレハ。

13.Shooting Stars

そしてこの日ミリオンスターズにおける伝説ソングの一つとなったこの曲。

山崎さん、田所さん、Machicoさんという”信号機”の3人が登場したときの驚きと歓声は忘れられない。

ジレハすら前振りにしてしまうこの3人。これぞ正真正銘ミリオンスターズのセンターユニットである。

中でも、サビで3人がソロを連続で歌う箇所があるが、そこのカタルシスはけた違いだった。

歌の上手い田所さんから始まり、負けないくらいに歌の上手いMachicoさんが続き、ラストは山崎さんという順番なのだが、これが凄かった。客席は伝説を目撃したと言ってもいいかもしれない。

ソロフレーズと両手を広げる振り付けが順々に紡がれていき、ラストの山崎さんで考えられないくらいのカタルシスが訪れる。歌の上手い二人に続き最後に歌う山崎さん、彼女が歌うとき、歌の上手い下手は関係なくなる。そこに未来がいて、静香と翼も見えるようになる。山崎はるかが春日未来であることの意味、それを強烈に感じる。

しかも、この時点では一度もこの3人は3人きりでステージで歌ったことはなかった。そうした中ミリオンの最強センターユニットの3人が初めて並び立ち、この時点でミリオンにおいて最も人気のあった曲を歌うという事実。

歴史という感動ブーストのある765AS+や直近のアニメでの感動ブーストがあるシンデレラガールズに比べ感動ブーストの少ないミリオンスターズにどういう見せ場を用意できるのかと思っていたら、これである。

天才的なセトリである。

この曲のステージにおけるすべてに対して思いを馳せるとき、人生で一度しかないようなこれ以上ないほどの鳥肌が立つ。

(ちなみに、エボレボは未央(原紗友里さん)がセンター、これは静香(田所さん)がセンターだった。卯月、未来がセンターで向かって左に凛、静香、右に未央、翼が並ぶ完全体の信号機曲がこの時点ではなかったこと、この10thライブの主役は765AS+であること、を考えればベストの選択だった。)

14.Orange Sapphire

この第2ブロックもやばい。ここでオレサファとか怒涛にもほどがある。

「Shooting Stars」で二度と見られない夢を見た後は、盛り上がりという意味に関してはシンデレラ一のこの曲である。

トロッコでこの日の出演者の中で原紗友里さんを除くパッション組が全員登場。純度高すぎである。

「キラメキラリ」と同じようにメーターを振り切った盛り上がりとなる。会場中がウルトラオレンジを振り、歌って騒ぐ。

佳村さん、松嵜さん、黒沢さん、山本さん、この曲のときの4人の笑顔とトロッコの上にも関わらず無意識に出てしまったかのような大きな振り付けの動きは忘れられない。

4人は間違いなく笑顔と元気弾ける”パッション”のキャストである。

最高に楽しい。

15.ØωØver!!

シンデレラのトロッココーナーが続く。

大型ライブ初披露となったアニメで結成されたみく&李衣菜のユニット”*(アスタリスク)”の新曲である。

アニメ曲ということで待ちわびていたプロデューサーの高まりは限界を知らなかった。

オレサファ=キラメ、オーバー=Vault、セトリも美しいシンメトリーを描いており、すべてが完璧に収斂され爆発する。

みく(前川さん)の「にゃあ、にゃあ」の歌声にあわせた会場のコールはこれ以上ないほどの大きさだった。成人男子の野太い「にゃあ」が会場中に響く。

楽しすぎて鳥肌を立てながらの笑顔が止まらない。

この曲史上最高の盛り上がりと楽しさだった。

16.SMOKY THRILL

そして今度は765AS+のステージコーナー。

ここで登場したのが竜宮小町。1日目、専用曲の披露がなかった765AS+唯一の公式ユニットだが、なんとここに持ってくるとは!

ライブ当日の7月19日はあずさの誕生日。ということで曲中で「あずさ、おめでとう」のコールが起こる。

竜宮小町の専用曲を1日目でなく2日目に温存した最大の理由は、あずさの誕生日だったのだろう。

ただ、シンデレラガールズのニュージェネ、ミリオンスターズの信号機ユニットとのセトリ上のシンメトリーも意識していたと思われる。セトリの緻密さにも感謝しかない。

パフォーマンスも「SMOKY THRILL」史上、竜宮小町史上、ナンバーワンだった。各アイドルの個性を出し切りつつも3人で揃えるダンスは最高に映えていた。

ピンク、黄、紫の三色のサイリウムの光はいつも不思議に調和している。

竜宮小町が誕生して本当に良かった。ドームの大きな会場でそれを改めて実感する。

17.乙女よ大志を抱け!!

そして「乙女よ大志を抱け!!」。定番といえば定番の曲である。

しかし驚いたのは、中村さん一人ではなく沼倉さんとのデュオだったこと。

いつもの乙女とは少し違い、お祭り色が強くなる。

一方で、背後にあるドラマを考えると単なるお祭り色の強い乙女ではなくなる。

中村さんにとっての沼倉さんは、初期から意識していた相手。「太陽のジェラシー」を自分より先にフルで歌われた相手として。負けたくない相手だったとラジオで明かしている。

一方沼倉さんも必死に先輩たちに頑張ってついていき、追いつけ、追い越せの精神で頑張ってきたキャストである。後にこの後の「my song」は自分も歌いたかったと語っている。

そんな二人の共演である。

「レベルアープ!」の歌声と会場のコールには色々な想いが込められていたような気がしてならない。

この10thライブ、至るところにドラマが存在する。

18.GOIN’!!!

そしてこのブロックのトリはこれ以上ないほど相応しい「GOIN’!!!」。

1日目の「自分RESTA@RT」が歌われたパートでのこの曲。両曲ともアニメの1クール最終話で登場した全員曲である。その対比そのままの王道のセトリである。

シンデレラプロジェクトのリーダーである美波(洲崎さん)の「346プロ、行きます!」の声が響き、シンデレラガールズ全員がセンターステージにせりあがってくる。

ウルトラオレンジの海となる会場、そこで声を重ねて一生懸命に歌うシンデレラガールズのメインメンバー、躍動感あふれるダンス、湧き上がる完璧なコール、夕陽が見え始める会場。

ライブ初披露にして二度と見ることのできない伝説にして至高の「GOIN’!!!」がここにある。

アニメ13話で予習は可能だったとは言え、そのアニメを軽々と超えてしまった。ミリオンの2ndライブのトラブルでもアニメを超えたが、この「GOIN’!!!」でもアニメを超えてしまった。

アイマスの奇跡、10thライブの奇跡。

もうこの時点で、汗なのか涙なのか鼻水なのか、顔から出ている水分が何なのか判別がつかない。

MC-4

ここでシンデレラガールズの一人ひとりの挨拶。

シンデレラ特有のキャラの個性を重視した挨拶ではあるものの、ここまでの10thライブの熱量と流れをうまく継続する挨拶。完璧。

挨拶の後のMCではニュージェネの3人が「GOIN’!!!」と「できたてEVO!REVO!Generation!」で感動したことなどを話す。

そして大橋さんから次のコーナー「ドリームメドレー」の開幕が告げられる。

19.GO MY WAY!!

ドリームメドレー一曲目はこの曲。

1日目と同じだが、演者は違う。3ブランドのキャストが入り混じっての「GO MY WAY!!」だ。

このごった煮感。たかはしさんと福原さんが隣同士で歌ったりと二度とない夢の時間が始まったことを実感させる。

ドリームと銘打つに相応しい未だかつてない夢のメドレーコーナーが始まった。

20.素敵なキセキ

夢その1。

ミリオンスターズとシンデレラガールズのセンターである山崎さんと大橋さん、未来と卯月、のデュオによる「素敵なキセキ」。

未来のソロ曲であり、「笑顔だけは負けないよ」の歌詞からスタートするこの楽曲。それを未来と卯月が歌う。この曲のタイトル「素敵なキセキ」の”キセキ”はこの日は正真正銘の”奇跡”だった。

会場に満ちる大きなコールと赤いサイリウム、そして未来と卯月が、山崎さんと大橋さんが最高の笑顔を振りまき元気に歌って踊る。

奇跡という以外の表現が見つからない。

曲のタイトルの伏線が曲のタイトルをつけた人間の想像を超えて回収された瞬間でもあるだろう。

21.Super Lover

夢その2。

西武プリンスドームという野球場で野球のラジオ番組でパーソナリティとして共演している野球の好きな二人が歌うこの曲。

アイドル同士に共通項のある組合せというよりは中の人に共通項のある組合せだが、”わかってる”。

アイマスは、アイドル、ゲーム、アニメ、リアルイベントをトータルで楽しめる稀有なコンテンツであるが、そこにはキャストの別の活動も含まれる。

この日のドリームメドレーまでは一度もアイマス以外の場でのキャストの活動ネタをアイマスの公式の場で取り入れることはしていなかった石原氏だが、ここで遂にそれを解禁する。

二人でこの曲を披露するとわかったときの会場の歓声は独特だった。

二人の番組が好きな人は密かに夢想していたことだったのかもしれない。その夢がかなった瞬間だ。

22.トキメキの音符になって

夢その3。

続いてはトロッコ。現れたのは各ブランドを代表する天然キャスト。

麻倉さん、原由実さん、佳村さん。

スパラバに続いてこの組み合わせ。凄い。恐らく二度とない。

その3人が星梨花のソロ曲を麻倉さんをセンターにして歌う。

キャストで見ても、アイドルで見ても夢のような光景だ。

星梨花の可愛さにべたぼれになっている貴音、美嘉の表情が容易に想像できる。麻倉さんに対する原由実さんと佳村さんのそれと同じように。

会場のテンションももう訳が分からなくなってきた。

夢がどんどん甘く心地よくなっていく。最高にまどろんだときの感覚に近いかもしれない。

23.CHANGE!!!!

続いては3ブランド入り混じっての「CHANGE!!!!」。

1日目でも同じくメドレーコーナーで歌われた曲だが、2日目は765AS+だけでなく、シンデレラガールズとミリオンスターズも加わり、3ブランドで歌われた。

なぜか2011年のアニメオンエア初見時にこの曲、オープニング映像に対して抱いた新鮮な気持ちを思い出す。

第2クールどうなっていくんだろう?765プロのアイドルたちはどういう物語を見せてくれて、どう成長していくんだろう?

そんな気持ちをミリオンスターズとシンデレラガールズのキャストが歌う姿に重ねてしまう。

24.あんずのう

そう思っていた矢先の次の曲はこれであった。

夢その3。

雪歩と可奈を従えた杏が「あんずのうた」を歌う。

のんびりやの一面を持つ雪歩と劇場版でレッスンをお休みしてしまった可奈。今日この日の出演アイドルの中では杏がこの曲で従えるのに最も相応しい二人である。

もうね、凄かった。

何がってコールが。

いつだって「あんずのうた」のコールはそのライブ一のコールになるが、ここでのそれはそんな次元ではなかった。

西武ドームは広い会場で音響も遅れるため、コールを演者の歌にぴったり合わせるのはなかなか難しい。(それがやまびこのようになって最高の演出にもなるが)

それなのに、この曲では会場のプロデューサーがまるで遅延を計算したかのようにコールをぴったりと合わせてきたのだ。

シンデレラガールズ単独ライブでもここまで完璧にはいかない。しかもこの10thライブはシンデレラガールズ以外を担当するプロデューサーも多くいたはずなのに。

感じるのは歴戦の765AS+Pの実力。彼ら(我々)はどんな曲にでも瞬時に対応する。最高のプロデュースとは何かを瞬時に理解する。

アイマスの歴史の偉大さを感じずにはいられない。

それに呼応するかのように浅倉さんと木戸さんがそれぞれのアイドルにちなんだオリジナルの歌詞を交えてこの曲を歌う。いつも通り五十嵐さんのこの会場の熱量が当然とでもいうような堂々と飄々とした表情の横で。

夢の「あんずのうた」である。

25.Romantic Now

夢その4。

「あんずのうた」で燃え盛っている会場に登場したのは、黒沢さん、夏川さん、伊藤さんの19歳トリオ。

この曲史上未来永劫最強で最高の時間となった。

10代のエネルギーが迸り、未だかつてない躍動感あふれる「Romantic Now」。

ダンスのキレ、3人からあふれるフレッシュさ、互いに刺激しあう迸るエネルギー。ミックスアップしあう3人。

基本的にみりあ(黒沢さん)一人で歌われることを想定した曲の持つポテンシャルを完全に超えている。

なんなんだ、これは。

26.ミツボシ☆☆★

一見、共通項のない二人による「ミツボシ☆☆★」。

しかし実は共通項はきちんとある。

まず、二人の演じる未央と海美であるが、ともに明るく元気な性格をしている。未央のソロ曲であるこの曲を一緒に歌うのに違和感はない。

そしてもう一つは、原紗友里さんと上田さんは同じ声優事務所に所属しているということ。

後に明かされたエピソードがあるが、それによると二人のマネージャーはアイマスのプロデューサーで、二人のレッスン日のセッティングにノリノリだったということだ。

そうしたことを知ってか知らずか、会場のテンションは凄い。

もともとこの曲は楽しいが、半分屋外とも言える西武ドームだと楽しさが桁違いだ。「ミツボシ☆☆★」は西武ドームという会場に完全にマッチしている曲であることが強く実感できる。

それを元気印の二人が元気に歌って踊る。最高。

ちなみに、未央&翼で合わせてくると思ったがそうではなかった。でもその意味はこの後わかる。

27.ブレイクタイム

1日目と同じくここで小休止。

中村さん、沼倉さんに加え、赤羽根さん、武内さんがスタンド席近くに登場。

「Town」をBGMに休憩MCとなる。

それにしても武内さん登場時の会場の盛り上がりは凄い。武内さんがこの2015年に登場したのはアイマスにとって運命だったのかもしれない。他の年でなくてよかった。本当にありがとう。

28.ふるふるューチャー☆

1日目と同じくここでこの曲。

しかし1日目とは違い中村さん、沼倉さんに加え、シンデレラガールズとミリオンスターズのキャストが加わり一緒に歌う。

美希のソロ曲でなく全員曲のように感じるほどの一体感が生まれる。

この曲で二度と感じることのない感覚だろう。

29.フローズン・ワード

夢その5。

藤井さん、夏川さん、洲崎さんの3人で歌う「フローズン・ワード」だ。

この3人の組合せでこの曲が歌われることは恐らく二度とないであろう。

シンデレラプロジェクトのアイドルたちのまとめ役である美波とミリオンスターズのキャストたちのまとめ役である藤井さん。二人は各チームでお姉さん的なポジションでもある。

しかし最もこの組み合わせで面白いと感じるのは、アイドルとキャストの垣根を超えた共通項で組ませたことである。

このドリームメドレーの前半戦までは、キャスト同士の共通項あるいはアイドル同士の共通項での組合せであったが、ここで初めてアイドルとキャストの共通項による組合せとなった。

アイドルとキャストの共演が夢想できるステージ。美波と藤井さんが共演していると感じられるステージ。

夢。

そしてこの夢にさらにドラマを付け加えたのが夏川さんだ。

このライブ、この後もそうだが、石原氏の夏川さんに見出していたであろうポテンシャルが垣間見えるのが実に興味深い。

夏川さんは、麻倉さんと雨宮さんと同じ事務所で同じユニットとしてデビューした声優さんであるが、そちらの活動では3人の中で一番年下ということもあり二人の脇役になっていることが多い。そうした中、石原氏は夏川さんにはアイマスでは徹底して二人と組ませず、様々な役割を任せている。

この10thライブもそうだ。

元気で可愛い曲を歌う夏川さんについては、演じるアイドルである杏奈同様さして驚かない姿であるが、この10thライブではそうした曲だけでなくカッコいいクールな楽曲も数多く歌わせている。

石原氏は、夏川さんの可能性を広げ、雨宮さんや麻倉さんにはない魅力を引き出すには、「フローズン・ワード」のようにカッコいいクールな曲が最適であると見抜いていたのかもしれない。

実際にこのステージにおける夏川さんのカッコよさを出そうとするひたむきなパフォーマンスは、彼女の魅力を一段掘り下げることができていたように感じる。そしてなによりこの曲の魅力の幅を広げていた。

10thライブは実質的に退職前の石原氏の最後の組み立てだった。ここのセトリは氏の夏川さんとアイマスプロジェクトに対する遺言の一つだったのかもしれない。

30.Believe my change!

夢その6。

これはもう忘れるほうが無理。

Machicoさんと翼の聖域とも呼べる曲だが、ここではあえてシンデレラガールズの黒沢さんと山本さんを加えたパフォーマンスとなっている。

黄色系統という意味ではアイドル同士の共通項もあるが、ここのセットはそういう次元を超えた背景を感じざるを得ない。

Machicoさんと黒沢さんは恐らくミリオンスターズとシンデレラガールズの中で最もライブパフォーマンスの高い才能あふれる二人だろう。その二人をあえてマッチアップさせたとしか思えないからだ。(黄色組である原紗友里さんとMachicoさんの組合せこそが本来王道であるにも関わらず。)

見ているほうも戦い過ぎないかドキドキしたものだが、見事にミックスアップを果たした。互いに負けたくないという気持ちはあったはずだが、それをこの10thライブの空気の中でうまく消化していた。

Machicoさんにしか出せないこの曲のパフォーマンスに追随するかたちで、かといってリスペクトし過ぎないかたちで良い意味での負けん気を発揮して黒沢さんは横に立ってパフォーマンスした。それが会場中に伝わっていた。

その中で二人は互いの能力の高さに感じ入るものがあったはずである。

きっと二人は自分が各ブランドでナンバーワンのパフォーマーだと心の底では思っていたに違いない。

ただその場合別にうぬぼれなくても自然とアイマスらしからぬ怠惰に流れていくものである。

このセトリでは、その鼻っ柱をうまく折り、初心を取り戻させた。互いのブランドに同年代の凄い奴がいるんだ、天狗になる暇なんかない、と。

これも石原氏ならではの遺言であり愛の鞭なのではないだろうか。

しかし忘れてはいけないのがこの二人がこうした相乗効果を発揮し、「Believe my change!」が足し算、掛け算でステージングとなったのは山本さんの存在があったからだ。

ビジュアル、ボーカル、ダンス、年齢の若々しさも二人にかなわない山本さん。しかし彼女は相手に関係なくいつだって自分を追い込み努力するキャストである。

彼女の頑張る姿、一生懸命な姿に、人生の後輩である二人が何も感じないわけがない。互いの良い所をリスペクトしミックスアップによってこの曲が歌われたのは間違いなく山本さんがいたからである。

石原セトリのさらに見事なところでもある。キャストの性格、ポテンシャル、立ち位置、キャリア、すべて理解していないと組めないセットである。凄い。

31.ライアー・ルージュ

夢その7。

次はトロッコ。雨宮さん、沼倉さん、大空さんというこれも二度とないであろうセットだ。

この3人のキャストにひそかに共通している点は各ブランドにおける万能型の影の実力者という点だ。センターには赤、歌姫には青、天才型には黄、と各ブランドでメインのアイドルとキャストは存在するが、その3人の代役をどこでも卒なくこなせ、言わば、この3ポジションのどこにおいても二番手としてこなせるのがこの3人だ。

その3人に「ライアー・ルージュ」を歌わせる。鳥肌が立つ。

このセットは、特に大空さんのポテンシャルを開花させ、表現の幅を広げさせたいという意図を強く感じることができる。

大空さんは智絵里役として普段から最もキュートな部類の楽曲を数多く歌ってきたキャストである。そんな大空さんに初めて本格的なクール曲をここで歌わせている。

石原氏の見出していた夏川さんと大空さんのポテンシャルにはうなることしかできない。

実際にこの曲での大空さんのパフォーマンスは、沼倉さんと雨宮さんにも刺激され一皮むけた感覚を抱かせる。

凄い瞬間を今我々は目にしている。

32.The world is all one !!

ここで再び3ブランドメンバーによるステージ。

1日目でも歌われ、アイマスの歴史の中で様々な印象深いシーンでドラマを生んできたこの曲だが、ここでは二度とない組み合わせでの3ブランドのメンバーによる披露となった。

ブランドも年齢もキャリアも事務所も出身地もバラバラの9人がここでこれを歌っている事実。アイマスがなければこんなことはあり得なかった。

それはきっと奇跡である。だからこそアイマスの世界は一つであるということを感じられるこの曲にここまで感動できるのだろう。

会場が心地よい一体感に包まれる。

33.Twilight Sky

夢その8。

伝説の一瞬。刮目して目に焼き付けよ。

そう言いたくなる瞬間の一つがこれだ。

李衣菜とジュリア、青木さんと愛美さんによる「Twilight Sky」。

各ブランドで最も”ロックなアイドル”として人気のあるアイドル同士のデュオ。

しかも夕焼けに包まれつつある西武ドームで声を重ねる奇跡。

愛美さんを認識した瞬間の会場の興奮はちょっと考えられないくらいだった。

そんな二人が曲中でグータッチとエアギターパフォーマンスを披露する。

この曲における最上の夢が今まさにかなっている。

これぞドリームメドレーである。

34.おねだり Shall We〜?

夢その9。

ここまで文字通り夢を見ているようなドリームメドレーであるが、ここでも二度と見られないものを目撃することができる。

伊藤美来さんのネコミミ姿だ。

前川みく役の高森さんと伊藤さんのデュオ。名前の”みく”つながりである。お祭りならではの組合せであるが、10代の可愛い女の子である伊藤さんのネコミミ姿なんて普通に男性諸氏が喜ぶ姿である。

伊藤さんもきっとアイマスでなければこんな姿はしないだろう。

高森さんがいつもするネコミミ姿はみくの”ネタ感”を表現するうえで最適なものであり、シンデレラガールズらしいシチュエーションでもあるが、伊藤さんがするとガチになる。

もし前川みくがリアルに存在していたらこんな感じだったのかもしれない。

その伊藤さんが声帯が前川みくと同じ高森さんと共演する。可愛らしい猫の振り付けをしながら。

名前ネタであろうと駄洒落であろうと、まさにドリームである。

35.Never say never

夢その10。

夢であるが、同時に、奇跡の瞬間であり未来永劫語り継がれるべき伝説の瞬間でもある。

福原さんと田所さんの「Never say never」。

力強い凛の曲であり福原さんによりソロでしか歌われたことのない曲である。これまでも、きっとこれからも。

それをこの10thライブでだけはデュオで歌われた。福原さんと凛の相棒はこの曲においてこれ以上ない田所さんと静香である。

田所さんが声を重ねた瞬間、この曲の世界が広がった。凛と福原さんの世界も広がった。肩の力は抜け、凛がそこに立っていた。初めてこの曲で凛と福原さんが並んで立って見えた。

蒼さ、クールさ、ストイックさ、歌唱力の高さという点では凛と静香、福原さんと田所さんは同じだが、特長は若干違う。福原さんと凛は力強さを前面に出すのに対し(ニュージェネで歌うとき以外)、田所さんと静香は力強さの中のしなやかさを前面に出す。

その静香が凛に良い影響を与えていたような気がしてならない。凛が、静香という、アイドルとして、歌手として、価値観をともにする相棒を得て、自分の曲だからと気負うことなく、構えることなく、のびのびと歌うことができていた気がしてならない。

そしてそれに刺激されたのか、田所さんの隣にも静香が見えた。

初めて4人がどちらかを従えることなく自然に現出した。そんなステージだった。

2014SSAでは中村さん、今井さんに導かれる立場だった、山崎さん、大橋さん、福原さん、田所さん。

その4人がこのドリームメドレーの「素敵なキセキ」と「Never say never」で自立した。

そんな風にも映った。この2曲のパフォーマンスはアイマスの未来に向けて、これ以上ないほど大切なものとなったのではないだろうか。

36.いっしょ

そして長かったメドレーコーナーの締めはこの曲。

各ブランドのセンターメンバー勢ぞろいでの「いっしょ」。

765AS+全員で歌う「いっしょ」と同じように、いやそれ以上に”一緒”という言葉が会場の全員の心にしみわたっていく。

10周年、ドームライブ、ドリームメドレー、765AS+、シンデレラガールズ、ミリオンスターズ、そしてアイマスのすべてを優しく包み込む8人。

アイマスは、10周年は、この8人がいてこそだ。そう感じずにはいられない。

間奏のセリフでは8人が一人ずつアイマスにとって大事な言葉を紡ぐ。

そして、少しずつステージに増えていく他のキャスト。ブランド入り混じって順々に登場する。

一人また一人と増えていくキャストが徐々に歌声を重ねていく「いっしょ」。

ドリームメドレーの締めくくりに相応しい最高の演出であり、ここでグランドフィナーレでもおかしくないくらいの演出でもある。

この時点で夕焼けが美しさを増していく。

信じられないほどの多幸感が会場を満たす。

そうした中、曲が終わり、中村さんと今井さんが休憩タイムを告げる。ここでようやく甘いまどろみと夢から目が覚める会場。

まだ半分だ。本当に夢を見ていたかのように時間があっという間に過ぎている。相対性理論とはなんとロマンチックなのであろうか。

休憩&バズーカタイム

20分の休憩に入り、1日目と同じようにこのライブで披露されない曲が会場に流れる。

しかし1日目にない驚きと感動が休憩タイムラストに訪れる。なんとジュピターの「DRIVE A LIVE」とディアリースターズ3人の「”HELLO!!”」が流れたのである。

このとき起きたどよめきと歓声は忘れられない。

ジュピターは2010年のゲーム「アイマス2」でアイマス史上初の男性アイドル3人組として961プロからデビューしたユニットだ。そしてこの2015年に入ってSideMとして315プロのアイドルとして本格的に再始動したユニットでもある。その最初のCD収録曲がこの「DRIVE A LIVE」である。

ジュピターもアイマスの歴史である。初登場時にはプロデューサーに史上初の男性アイドルユニットがアイマスの世界に入るということへのアレルギー反応もあり、決して好意的な反応をもらえなかった。それが5年の時を経て、新たなブランドにおいて再出発を図る中、好意的な声援で迎えられている。

この曲がかかったときの歓声、そして曲中のコールと会場の緑のサイリウムは忘れられない。アイマスの軌跡、アイマスの奇跡。

そしてこの曲の次が876プロ3人の勢ぞろいの”HELLO!!”である。会場の大画面にはゲーム「OFA」の3DモデルによるMVも映される。なんだこれ。

イントロがかかった瞬間、876P、ディアリースターズPから叫び声のような歓声が上がる。アイマスのプロデューサーにはディアリースターズから入った人も多い。それを表しているかのようだった。

ブルーレイにも収録されているが、イントロで誰よりも早く「キャー」という甲高い声援?叫び声?を上げたプロデュンヌの声は未だに忘れられない。

そして通常のライブのような大きなコールが巻き起こる。休憩時間であるにも関わらず。でも気持ちはわかる。だってこの曲とそれを歌う3人はこんなにも素敵なのだから。

そうした中、1日目と同じくバズーカタイムが始まる。ステージに登場したのは赤羽根さんと武内さん。彼ら二人がこの日の出演キャスト(アイドル)全員のサインボールをバズーカで客席に打ち込む。

もう曲を聞けばいいのか、バズーカタイムを楽しめばいいのか、わからなくなる。曲に対するコールと二人に対する声援とサインボールに対する歓声が会場に混然と渦巻く。

一呼吸置いたはずなのに、また一気に会場のテンションが最高潮になる。2日目は凄い。1日目が予定調和と思えるほどだ。

37.自分REST@RT

バズーカタイムが終わり、間髪入れずに後半戦スタート。一曲目はこの曲。

765AS+全員が前半戦から衣装チェンジをして登場。1日目前半の白を基調とした衣装だ。

1日目では前半戦を締めた曲だが、2日目は後半戦のスタートを飾る。まさにリスタート。

そして、このとき奇跡を見る。1日目は天候と時間帯の関係もあり夕陽に包まれてのこの曲にはならなかった。しかし2日目はその積み残しを解消してしまった。

一番夕焼けが美しいタイミングでのこの曲となったのである。

会場のウルトラオレンジと屋外の夕焼けが混然となってこの曲と演者にオレンジの光を届ける。アニメやこれまでのライブを全て超える光である。地球も太陽もアイマスのプロデューサーなのではないだろうか。

それくらい奇跡的で伝説的な瞬間だった。もう二度とないだろう。生きててよかった。

この10thライブ2日目は自分が涙を流していることがうまく認識できない。一体いつどこで涙を流しているのだろうか。

MC-5

ブランドごと挨拶の最後は765AS+。

1日目とは違いつつも最高の挨拶。

「自分REST@RT」での夕焼けの奇跡、あずさの誕生日などについてトーク。

そして次のブロックの開幕を告げる。

38.オーバーマスター

後半ブロック前半戦は恒例のクールブロック。そしてこのブロック最初の曲はこれ。

1日目でも歌われた曲だが、やはりクールブロックの一曲目こそが相応しい。

イントロで例の「オーバーマスター」という音声が1日目やCDと同じように来ると思ったがこの日は違った。この音声がない代わりに来たのは沼倉さんの「声出していくぞ!!」という叫びだった。

沼倉さんのこの一声。会場のテンションがMAXを振り切る。

長谷川さんはいなかったが、この曲史上最高のステージとなった。夕焼けが濃くなり、夜の訪れを予感させる中での会場の大音量のコールとたくさんのサイリウムの光。

沼倉さん、浅倉さん、原由実さん、会場のプロデューサー、全員がこれ以上ない昂りを見せていた。

伝説として語り継がれるべきオーバーマスターだ。

39.relations

1日目にも披露された曲。セットも同じだ。

しかし、この日の下田さんと滝田さんのこの曲におけるパフォーマンスは1日目とは一味違った。

オーバーマスターと夕焼けに刺激されたのか、かなりこの曲の世界観に入り込んでいる感じだった。

普段二人は演じるキャラに合わせてお茶目な面をステージで見せることも多いが、このときは違った。キャラなのか本人なのかその境界線があいまいになったまま思うがままにライブの流れに乗って歌っていた印象だ。

決してキャラに合っている曲ではないのに、キャスト本人としてこの曲の魅力に引き込まれていったのだろうか。そういう意味でキャラとキャストの境界線があいまいになっていた。もしかしたら中川氏が作曲する音楽の最大の特徴なのかもしれない。

いずれにせよ、恐らく二度と見られないであろう「relations」だった。

40.Blue Symphony

765AS+のお馴染みの2曲の次はなんだろうか。そうした会場のワクワクの中で来たのがこれ。

クールブロックにおける王道曲。だからこそのイントロがかかったときの何とも言えない高揚感は忘れられない。

歌うのは、田所さん、雨宮さん、夏川さんの3人。

ミリオンスターズの二大クールアイドルを演じる田所さんと雨宮さんは王道のセットだろう。しかしそこに夏川さんを加えているところに10thライブならではの特別感がある。

見事としか言いようがない。夏川さんについては「フローズン・ワード」のところでも触れたが、ここのセトリでも同じようなことが見て取れる。

そしてさらに凄いところは、このセットにすることでこの曲の魅力を最大化させていたところだ。

夏川さんを加えることで、田所さん、雨宮さんの戦いとさせず、クールさの中にミリオンスターズらしい若々しさ、ポップさ、軽やかさが散りばめられているこの曲の持つポテンシャルを完全に引き出していた。

この曲史上最高のパフォーマンスだった。

41.Marionetteは眠らない

引き続きミリオンスターズ。次はこの曲。

クール系楽曲という意味では違和感のないセトリだが、歌うのが藤井さん、伊藤さんの二人であったところがスペシャルだ。

もうね、このセット凄すぎる。

ミリオンスターズ内のキャストにおいて、ビジュアル値ナンバーワンの藤井さんとダンス値ナンバーワンの伊藤さんのデュオである。

年齢はミリオンスターズの最年長と最年少の部類に入る二人が持てる能力のすべてを駆使してこの曲の魅力を10thドームライブの中で表現する。

伊藤さんのダンスのキレと藤井さんの存在感、そして二人のかっこかわいく重なる歌声。デュオで並んで歌うとなんと映えることか。

Machicoさんらこの曲のオリジナルメンバーでのパフォーマンスを完全に超えていた。

よくこんなセトリを考えつくものだ。アイドルとキャストと曲、すべてを完全に理解していないと組めない組み合わせである。信じられない。

42.Memories

765プロ(765AS+&ミリオンスターズ)の傑出したパフォーマンスに負けないように346プロにここで用意されたのがこの曲。そう感じるセトリだ。

シンデレラガールズのアニメでの新曲である。765プロのパフォーマンスに負けずにそこからさらに盛り上げるという意味ではアニメ新曲はうってつけである。

歌うのは、洲崎さん、青木さん、佳村さん。

この10thライブではこの曲のオリジナルメンバーであるアナスタシア役の上坂さんはいなかった。であるのにこれが来たのは少し意外であったが、この強力な流れをさらに盛り上げるにはここではこの曲しかないのは確かだ。

その通り会場は最高のテンションに満たされる。

夕闇が濃くなるこの時間帯での美波、李衣菜、美嘉のクール&パッションでのパフォーマンス。

3人の属性色の通り、会場内外の青とオレンジの光がグラデーションのようにステージとこの曲を演出する。

素晴らしすぎる光景だ。

上坂さんがいない以上デュオでこの曲を歌わせたくなかったこと、佳村さんと洲崎さんの仲が良いこと、などを加味していたこの3人のセットだったのかもしれないが、最大の狙いはこの光景を生み出すことにあったのではないだろうか。

二度とない未来永劫オンリーワンの「Memories」である。

43.Nation Blue

このブロックは、765AS+の後の流れで言えば、言わば、静香の「Blue Symphony」で始まり、凛の「Nation Blue」で終わるという流れである。静香の明るい青から凛の深い青へ。夕闇が濃くなっていくのと同様の流れである。

この曲の福原さんと凛は本当に素晴らしい。

この10thライブ以前にもイベントやライブで多々歌われきた曲だが、これほど福原さんの声質がはまっている曲はないと思うほど。初期のシンデレラガールズを知っている人にとっては福原さんのこの曲における歌声は忘れようと思っても忘れられないだろう。それくらいのはまり度と存在感である。

そんな福原さんの脇を固めたのはこの曲史上恐らく最初で最後となる五十嵐さんと山本さんである。

二人は小柄な可愛いアイドルを演じるキャストという意味での共通点はあるが、属性も違うため一緒に歌うことは全員曲を除いてほとんどない。しかしここではその組み合わせを持ってきた。

五十嵐さん、山本さんとも福原さんに次ぐシンデレラガールズ初期キャストである。その3人が歌うシンデレラガールズの歴史で初期における最も印象深い楽曲である「Nation Blue」。

曲の歴史への理解、コンテンツとプロデューサーの中でのこの曲の位置づけや思いへの理解、すべてを理解している3人でのパフォーマンスには魂が感じられた。

同時に杏と莉嘉の凛にも合わせられる万能さを感じることもできた。

アイドル・キャスト・楽曲の魅力の深堀と意外性を両立させた傑出したセトリである。

伝説的な「Nation Blue」である。

そしてこの曲の始まりから終わりにかけて夕焼けが夜の闇になっていく。

MC-6

沼倉さん、原由実さん、浅倉さん、青木さん、佳村さん、田所さん、麻倉さんが登場。

このメンバーはこのときのアイマスの公式ラジオ番組のパーソナリティメンバーだ。その中から田所さんを除き既にMCで登場している”信号機”以外のメンバーである。

ここで完全に日が沈み夜になる。

そうした中プロデューサーのサイリウム演出の話題を展開。佳村さんの「Rebellion」でのプロデューサーのサイリウムさばきを見たいという話から、「Rebellion」内の「真実の赤」のときのサイリウムさばきが再現される。さらに、田所さんの「真実の白」が見たいという要望からの客席煽りが行われる。

そして次のブロックへ。

44.オルゴールの小箱

このブロックはシンデレラガールズから。まずはこの曲。

終盤に相応しい曲だが、意外性があったのは演者の構成である。

原紗友里さん、大空さん、黒沢さんの3人での披露となったのである。

しかし、これがこの曲史上最高の瞬間を生む。

なんと聞かせることか。大空さんと黒沢さんのパフォーマンス力は凄い。10thライブのここまでも潜在能力を開花させてきた二人だが、その集大成とも言えるこの曲で最高のパフォーマンスを見せてきた。

もうこれ以上ない二人のパフォーマンスである。以降この10thライブを超えるパフォーマンスを見せる機会が二人にはないことからどれだけ至上の出来事かがわかる。

そして原紗友里さんである。大空さん、黒沢さんのパフォーマンスも素晴らしいが、この「オルゴールの小箱」での原紗友里さんは別次元だった。別に歌唱力が飛びぬけていたとかそういうことはない。

黒沢さんと大空さんが自身のポテンシャルを前面に出してきたことに対して原紗友里さんは未央のポテンシャルを前面に出してきたのである。

未央がバラードを歌う姿を会場中、世界中に見せた。未央のアイドルとしての幅がリアルタイムで広がった瞬間である。シンデレラガールズP、ニュージェネP、未央Pにとっては永遠に語り継がれるべき瞬間である。

黒沢さん、大空さん、原紗友里さん、そして未央。4人の周りを引き込むパフォーマンス力に会場が引き込まれていった。

「my song」を最高のかたちで導くべき組まれたブロック1曲目。一気に会場の空気をつくった。

恐るべき3人の「オルゴールの小箱」であり二度と聞けない「オルゴールの小箱」だ。一生忘れない。

45.メッセージ

そして次の曲はこれ。

歌うのは大橋さん、松嵜さん、高森さんの3人。

「メッセージ」は聞かせる曲と明るい曲としての両側面の魅力を持つ曲であるが、シンデレラガールズのアニメ1話のエンディングで流されたときから、どちらかというと聞かせる曲に分類されることになった曲であろう。

だからこそここにきたと思われるが、それをこの3人で歌うということに特別感がある。

きらり役の松嵜さん、みく役の高森さん、二人とも器用であるが、シンデレラガールズでは演じるアイドルの位置づけからするとネタ枠である。

その二人をこの大事な場面に持ってきたという事実。「Nation Blue」と同じく魂を重視した結果だろう。

初期における重要曲であるこの曲をこの二人が歌う。言葉不要のドラマがそこにはある。

そしてなんといっても大橋さんの存在である。

この難しい曲を完璧に自分のものとし、ドラマとは別にパフォーマンスレベルを一段押し上げ、このブロックに相応しい「メッセージ」としたのは間違いなく彼女である。

なぜか大橋さんの、卯月の、声でこの曲を聞くとひどく安心する。

間違いなくシンデレラガールズのセンターである。

「オルゴールの小箱」からの空気を損なうことなくさらに空気をつくっていく。

二度とない「メッセージ」だ。

46.瞳の中のシリウス

次はミリオンスターズ。

「my song」に向けてシンデレラガールズから765プロの後輩であるミリオンスターズに戻ってくるという並びである。わかってる。

ここで登場したのは、Machicoさん、上田さん、愛美さんの3人。

歌唱における表現力においてはミリオン最高峰の3人である。

その3人によるこの曲は本当に素晴らしい。

会場の外では夜の闇が広がり星が見えてくる。

そうした中期待通り聞かせる聞かせる。

そしてその抑揚豊かな歌唱に垣間見える可愛さと初々しさ。

これは2015年に10thライブというアイマスにとって大事な瞬間にドームという大会場で歌ったこのときの3人だからこその魅力のように思う。

本当に3人の瞳の中にシリウスの星の光が映っていたと思わせるほど美しい会場とステージの光景であった。

まさに奇跡。

47.ココロがかえる場所

そしてこの曲。

この後半戦のここまでの流れは、765AS+→ミリオン→シンデレラ→シンデレラ→ミリオン→765AS+。765プロに帰ってくる流れだ。

曲のタイトル通り”かえる場所”。

アイマスやそのほかのすべてに対する優しく素敵な思いを思い返すこのブロック。その最後はそうした気持ちを次の「my song」に向けて集めていくこの曲である。

山崎さん、渡部さん、木戸さん、麻倉さんの4人が心を込めて歌い上げる。

山崎さんはミリオンのセンター、木戸さんは劇場版のヒロインの一人。この二人意外とステージで一緒に歌うことは少ない。プロデューサーによっては未来と可奈はミリオンのセンターに分類されるアイドルとして認識している人もいるだろう。その感覚が現実となって現れたのがこのステージである。

同じステージで歌う二人。歌詞割りは一緒ではなかったが立つステージの場所は一緒だった。特に劇場版から入ったプロデューサーにとっては夢がかなった瞬間と言ってもいいのではないだろうか。

それにしても4人がここまで思いを込めてこの曲を歌い上げるとは。ここまでに作られた空気、10thライブの奇跡の流れ、すべてを完璧に理解していた。

そしてそれは客席も同じだった。こんなに優しく包み込むようなサイリウムの光は見たことがない。

夜の怖い雰囲気ではなく優しい雰囲気が強く感じられた。

このライブだからこそ生まれたオンリーワンの「ココロのかえる場所」である。このステージも一生忘れない。

48.my song

そしてこのブロックラストはこの曲。この後半戦はこの曲のために構成されていたと言っても過言ではないだろう。

一番最初にアイマスにキャスティングされた原初の6人がステージに登場する。

これまでのライブでは伊織、釘宮さんが終盤で歌う際に用いられることの多かった曲であるが、遂にこの10thライブであるべき場所にセットされた。

万感の思いを込めて歌うキャスト、万感の思いを込めてそれを聞きサイリウムを振るプロデューサー。

会場中が言葉にできない万感の思いで満たされていく。

ステージ上での涙、客席での涙、この場面を目撃したすべての人の涙。

この10thライブ、思い出がよみがえる場面ばかりだが、ここで最も鮮烈にその郷愁が押し寄せてくる。

歌詞のラストフレーズ「終わらないマイソング」。それはアイマスのすべてだ。

MC-7

「my song」を歌った原初の6人によるMC。

台本でもあるかのように中村さんが素敵な言葉を紡いでいく。

ステージ上のキャスト全員が涙をこらえきれない(ステージでの涙なんてこのとき以外一度も見たことのない平田さんもこういうときいつも亜美・真美と同じように明るくふるまう下田さんも号泣している)。そして一人ひとりが今このときの感情を会場に率直に伝える。そんな言葉の一つ一つに最高のタイミングで巻き起こる会場中の拍手。

もう拍手をしながら、涙と汗で視界がぼやける。

超人気アイドルや超人気アーティストの引退ライブとも違うこの感覚。10thライブが奇跡と言われる所以だ。

49.Star!!

「終わらないマイソング」からの次の曲は、今まさにシンデレラガールズの未来を明るく照らしているこの曲。

最高に感動するイントロから、ステージにせりあがってきたのはシンデレラガールズ。ステージ下での待機中に6人のMCを聞いていたのだろう。全員瞳が濡れている。

そして濡れている瞳に光り輝くアニメのオープニングを超えるステージの照明とサイリウムの光。

涙を流しながら、心のまま、サイリウムを振り、コールの声を張り上げる客席。

これらすべてがシンデレラガールズの、アイマスの未来を明るく照らす。

アイマスの「終わらないマイソング」。

会場がまさに一つになる。

ここに立っているシンデレラガールズの面々もそうだが、この時間をともにした客席の後輩プロデューサーも皆、先輩キャスト、先輩プロデューサーたちの築いたアイマスであるということ、それを今紡いでいるということ、を初めて魂で理解した瞬間になったのではないだろうか。

つまりアイマスの遺伝子が本当の意味で受け継がれた瞬間となったのではないだろうか。

ウルトラオレンジのサイリウムに満たされた会場で、涙に瞳を濡らしながら、額に汗して歌うシンデレラガールズ、額に汗して涙を流しながらサイリウムを振るプロデューサー。

このときの「Star!!」はアイマスの未来に向けた大事な大事な瞬間である。

筆者はライブ当日もそうだったが、その後ブルーレイを見るときもいつもここからライブが終わるまで記憶と理屈を失う。最高に素敵な感情だけに全身が支配されるという奇跡の体験をする。

50.Dreaming!

もうね凄い。ここでミリオンの初披露新曲。奇跡オブ奇跡。

「my song」からの「Star!!」、そしてこれ。765AS+の原初の6人が”私たちの終わらない歌””アイマスの終わらない歌”を声高に世界に叫んだ直後に現れる”シンデレラの星”と”ミリオンの夢”。

しかもシンデレラはアニメのオープニング曲、ミリオンは初披露新曲である。765AS+から始まったアイマスが後輩たちを得て未来に連なっていく感覚をこれほど強烈に感じるセトリはない。

ここの最終ブロックこそアイマスにとって未来永劫特異点とも言うべき時間であり場所である。

それにしてもこの曲、歌詞とメロディーが神がかっている。ミリオンスターズにこれ以上相応しい曲はない。

メロディーはミリオンスターズにぴったりの躍動感が表現されきっているし、歌詞はこの10thライブの「my song」のからの流れの中で歌われるためだけに準備されたかのようなアイマスの、ミリオンの、未来に向けた眩い光を示す内容になっている。

歌詞については特にここ。

「さあどこまで行こうか 同じ歩幅でいてくれてホントに「Thank You!」 変わらない気持ち受け取って 飾らないけど あふれてく そんな「Welcome!!」 Dreaming! とまらない未来へ 急ごう…次のステップはじまるよ 昨日よりもね…もっと! 夢見てくよ…Let’s Go! 今が私たちの”夢”だから」

ライブの場において初めて聞く曲でここまで感動したことは人生で一度もない。

今後アニメのオープニングでも名曲がつくられるだろうがこのときの「Dreaming!」を超えるミリオン全員曲が生まれるとは思えない。それくらい凄かった。

そうした中、間奏での山崎さんと田所さんのメッセージが伝えられる。「またこの場所につれてきてほしい」「約束だよ」。会場中の感情が爆発する。ドームが割れるほどの歓声が起きる。

アイマスの未来を明るく照らすアイマスの末っ子。そんな可愛い末っ子は俺たちプロデューサーが連れていく。先輩たちがここまで来たように。

そんな思いが爆発していた。それを受け取ったステージのキャストも涙を流す。

初披露曲でのこの一体感と感動はちょっと信じられない。初披露にして二度と見ることのできないこの曲史上最高の「Dreaming!」であった。

流れ出る涙と汗の量はもはや尋常じゃない。しかしそんなことに気を回す余裕はない。

51.M@STERPIECE

ここで終わらないのが10thライブ。次はアイマス最強の大団円ソング。

765AS+から順に全キャストが登場する。

「MASTERPIECE」の意味は傑作。アイマス3ブランド揃っての傑作。

会場中が、”夢””明日””自分””アイマス”への思いを、声の限り、心の限り、歌い、クラップし、サイリウムを振ることで表現する。

プロデューサーとキャストの笑顔の涙で会場が満たされていく。

「明日はどんな日になるかなんて誰だってわからないけれど、それはどんな日にもできること」。

ここで中村さんが遂に感極まりうずくまってしまう。それを支える両隣にいた山崎さんと大橋さん。

このシーンに言葉はいらない。

そしてこのレジェンドグランドフィナーレとでも言うべきブロックを表現する言葉は人類には持ちえない。

生まれてきて、アイマスと出会えてよかった。

MC-8

最初のMCに続き、中村さん、大橋さん、山崎さんの3人がMC。

アンコール前のライブの締めの挨拶として会場に向けた感謝の言葉を伝える。

やっぱりこの3人。なんて赤が似合うんだろう。

この3人がセンターで良かった。ありがとう。

52.カーテンコール

これまでにない大きさの声のアンコールからのこの曲。

シンデレラガールズ、ミリオンスターズがステージに登場し、765AS+はトロッコで登場。

「M@STERPIECE」で完全に大団円となったこのライブ。これ以上アンコールで相応しい曲あったっけ?と思っていたところでのこれ。

そうだこれがあった。凄い。これ以上ここに相応しい曲はない。

765AS+のCD発曲であるが、初めて聞いた瞬間、いつかアイマスが終わるときに最後の曲として歌われるんじゃないか、と思ったほどフィナーレ感の強い曲だが、それをここで持ってきた。

もうね、枯れたはずの涙と尽きることのない笑顔がさらに出てくる。

あの素敵な素敵なイントロから始まる素敵なアイドルたちの歌声。

そして紡がれる歌詞はすべてこのときのために作られた曲じゃないかと思うほど。

涙と汗と笑顔の満ちる会場。滝田さんの涙も忘れられない。

サビの「歌声また一人重ねてゆくハーモニー」「詩を紡ぐたび聞こえてくるシンフォニー」という歌詞を34人全員で歌っている奇跡。

この瞬間を共有したすべての人にとって、生涯素敵な感情を思い出させてくれる時間となったはずだ。多分この時間を共有できればこの世から戦争やテロはなくなる。

53.THE IDOLM@STER

全員で再び始まりの曲。

何度も歌われているこの曲。しかしここで初めて見る光景が生まれる。

トロッコからステージに戻るため765AS+が途中でこの曲中にいなくなる時間が生まれたのだ。

つまりシンデレラガールズとミリオンスターズだけによるこの曲となったのだ。

後輩2ブランドの中心メンバーが765AS+の思いを引き継ぎこの曲を歌う。アイマスにとってとても大切な時間となった。

もうライブが始まってから5時間近く経過しているのにも関わらずこれ以上ないほど盛り上がる会場のコール。

当日の会場のプロデューサーは無我夢中でこうしたことに対して無自覚であったかもしれない。しかしこの時間が大切な時間であることを本能で理解していた。10年の歴史とはきっとこういうことなのだ。

MC-9

まず、大橋さんと山崎さんが各ブランドの代表として挨拶。

素敵な言葉を発する。普段のライブでは少しおとぼけのコメントをしたり差しさわりない簡潔な言葉で済ますこともある二人だが、この日は素晴らしかった。流石である。

そして765AS+が登場。

765AS+の挨拶は二人から。その二人はこの二人以外には考えられない。

この10thライブ、いやこの10年常にアイマスの中心として先頭として走ってきた中村さんと今井さんだ。

アイマスのすべてを理解した最高に感動する言葉を端的に発する。最後までなんて凄いんだ、この二人は。

この二人、いつもMCはアドリブだ。知っていたことだが、役割分担からして見事過ぎる。

凄い、本当に凄い。アイマスは関わったすべての人がいたから今があるコンテンツだ。そんなことはわかってる。

それでもこう言いたくなる。この二人がいたからこそのアイマスなんだ、と。これまでのライブではステージ中央であまり並び立つことのなかった二人だが、この10thライブでは遂に最初から最後までセンターにずっと揃っていた。

アイマスにとって、10thライブがいかに特別か、二人がいかに特別か。それがわかる。

54.アイ MUST GO!

”私は行かなければならない”という、アイマスに関わる全ての人の個人としての意思を共有するとともに、”アイマスとゴー”というアイマスとともに未来に進み続けていくことを皆で誓い合うこの曲。

10thライブのラストフィナーレソングにはこれ以上ない。

会場中汗と涙にまみれながら、最高に素敵で心地よい気持ちに包まれながら、サイリウムを振り、コールを送り、ともに歌う。

ステージ上でも前髪が汗で額に張り付いたキャスト全員が、思い思いに抱き合い、肩を組み、手を振り、歌う。

そこに、ブランド、年齢、事務所、他の仕事、個人的な仲の良さは関係ない。皆アイマスがあったから今ここでこうしている。それはきっとアイマスの奇跡。

そしてこの曲が言っているようにそれはこれからも続いていく。

曲終わりには1日目のラストにはなかったテープが会場に発射される。

なんというグランドフィナーレ。奇跡の、夢の、伝説の、時間が終わる。

エンディング

曲が終わり、ミリオンスターズ、シンデレラガールズ、765AS+の順に二人一組で「ありがとうございました」の言葉を発し会場を後にする。

ハグをしたり、手を繋いだりしながら。

この組み合わせも最高だった。アイドル的にもキャスト的にも王道の二人だったり、そこからちょっとずらしていたり、このライブで珍しく一緒に歌ったメンバーだったり、歌わなかったからこそのメンバーだったり、と。

寂しく切ない気持ちになりつつ楽しく幸せな気持ちに溢れるという今までにない感情が押し寄せ続ける。

そして最後は当然この二人。中村さんと今井さん。

ゆっくりと中央に歩み寄り抱き合う二人。ブルーレイでは鮮明に捉えられているが、このとき顔を寄せ合いお互いの耳元で中村さんが今井さんに「お疲れ様でした」と言い今井さんが中村さんに「あなたも」と返している。(ブルーレイの口の動きではっきりとわかる)

10thライブに懸ける思いと背負った思い、コンテンツの歴史に対する責任とそれに伴う重圧、すべてをひっくるめての二人のやりとりなのだろう。そしてきっとこのやりとりは、二人にしか至れない、いや二人だからこそ至ることのできた境地がなせることだったのかもしれない。

二人で言葉を交わした後は、素敵なMCを挟みつつ、最後はこれだ。

マイクを介さない全力の生声でドームに「ありがとうございました」の声を揃えて響かせる。

そして退場していくが、そこでも名残惜しさをとても素敵に絶妙に表現する。

中村さんが少しぼけ、今井さんがツッコむ。全部アドリブ。最初から最後までアイマスらしい、二人らしい。

やっぱりこの二人は最高のコンビだ。この二人とアイマスが出会えたことは運命である。そうとしか思えない。

キャストが増え続けるアイマス。でもど真ん中にいて、そして先頭にいるのはいつだってこの二人だ。

10thライブは最初から最後まで完璧な奇跡であった。

(エンディング後&最後に)

人生における最高に至福の時間をくれて本当にありがとうございます。

中村さん、今井さん、石原さん、アイマスに関わるすべてのキャスト&スタッフ、そして同僚の皆さん。

ライブ直後同僚の皆さんとした恒例の「アイマス最高」のコールも一生忘れません。

この時間があったからこそ辛いことがあっても前向きに楽しく生きていけている今の自分がいます。

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ライブ後の出来事(2015年+α)

10thライブの翌日からしばらくの間、ライブの余韻を味わうかのように、出演キャストから様々な場面(各キャストのブログやSNS、出演ラジオ番組など)でこのライブが本当に素敵で感動的なものであったことが語られた。

そうした中ではあったが、アイマスの動きはとどまることを知らない。2015年はシンデレラが最も動きを見せたブランドであったが、その通りアニメは全25話を無事放送し、アニメ放送中にはアプリリズムゲーム「デレステ」がリリース。アニメ放送終了後には3rdライブも開催された。

ミリオンはシンデレラに比べれば大人しかったものの、10thライブで初披露された「Dreaming!」がアイマスCD史上初オリコン1位(デイリーランキング)を記録し、10周年イヤーに相応しいアイマスの過去と未来を繋ぐ楽曲とでも言うべき春香と未来の専用デュオ曲である「ハルカナミライ」と千早と静香の専用デュオ曲である「アライブファクター」がリリースされた。

765AS+はさすがにひと段落となったものの、テレビアニメと劇場版が地上波で放送され、10周年記念ゲーム「マストソングス」も年末に発売されるなど2015年の後半も10周年イヤーとしての時間を過ごした。

そして10thライブ後は、なんと言ってもSideMの動きが加速していったことを語らないわけにはいかない。年末には1stライブも開催され、10周年がアイマスの新たな始まりだと言わんばかりの動きを見せた。

そうした中、この10周年イヤーは本当に節目だったんだな、ということを感じる出来事が2016年の1月・2月に起こる。それは総合ディレクター石原氏のバンダイナムコ退職とアイマスタジオ終了である。

これまでアイマスの稼働時からコンテンツのディレクターをしていたアイマスの原作者と唯一呼ぶに相応しい石原氏が1月末日付でアイマスを離れることになったのである。当時ヤフーニュースのトップでこの報を知りショックを受けたプロデューサーも多いのではないだろうか。

そして中村さんと今井さんがパーソナリティを務めるアイマス公式ラジオ番組「アイマスタジオ」の終了である。2011年に始まり、テレビアニメから劇場版、シンデレラ・ミリオンの展開、10thライブ、とアイマスの黄金期とも呼べる時期に毎週放送されたアイマスのゴールデンコンビによるラジオ番組が終了を迎えたのである。

アイマス全体で言えば新たな動きは進んでいたものの、この二つの出来事は、10周年イヤーの終了と10thライブが二度と訪れることのない奇跡の時間であったことを多くのプロデューサーに強く実感させることとなった。


【参考】石原氏の10周年に関するインタビュー記事(電撃オンラインより)↓

『アイドルマスター』10周年を記念してガミP、ディレ1を直撃! 【周年連載】 – 電撃オンライン (dengekionline.com)

『アイドルマスター』10周年を石原D(ディレ1)と振り返る。これまでのライブイベントの深いところに迫る – 電撃オンライン (dengekionline.com)


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それにしても驚いたのは、この記事を書くにあたってじっくりブルーレイを見返しましたが、自分が感動する場面ほど記憶がなくなるので結果何度も見ることになったことです(笑)。

100回も見ているので見ている最中は鮮明に思い出すのですが、いざ見終わって記事を書こうとすると「あれ、ここではどんなことが起こったんだっけ?」とついさっき見て知っているはずなのに記憶が飛んでいます。

それだけ見ている最中は頭ではなく心でこのライブを感じていたんだと実感させられました。

自分の人生でこうしたことが起こるのは、このアイマス10thライブだけです。

奇跡、伝説、・・・、そんな言葉ですら足りないほどのライブであり、映像作品だと思います。