天元突破グレンラガン(アニメ)の伝説的な魅力を語り継ぐ

天元突破グレンラガン(アニメ)の伝説的な魅力を語り継ぐ

※画像は天元突破グレンラガン公式サイトより

2007年4月から全27話にわたって放送された大人気テレビアニメ「天元突破グレンラガン」。

劇場版も2作公開され、大人気となりました。

グレンラガンという作品は、見た人すべてに大事なことを教えてくれる素晴らしいアニメです。

ここでは、その伝説的とも言える魅力や見どころを紹介したいと思います。

まだ見てない人は絶対に見るべきアニメ作品です。

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あらすじ

主人公の少年シモンは地下で暮らしていたが、その地中で後にラガンと名づけるガンメン(小型顔型ロボット)を見つける。

ラガンに乗ったシモンは兄貴分であるカミナとともに地上に飛び出し、さらに獣人からガンメンを奪う。そのガンメンをグレンと名付け、ラガンと合体しグレンラガンとなることで獣人たちを倒していくのだった。

獣人たちと戦う中で地上が螺旋王ロージェノムのもと、獣人たちに支配されていると知ったシモンとカミナは、地上に出た際に知り合ったヨーコらとともにロージェノムを倒す旅に出る。

旅の途中で出会ったロシウやキタン、ギミーやダリーを仲間にし、大グレン団を結成するが、ロージェノム軍の四天王との戦いでカミナが死んでしまう。

カミナを失ったシモンは自暴自棄になるが、ロージェノムの娘であるニアと出会い自分自身と強さを取り戻す。

強さを取り戻したシモンはニアや大グレン団とともにロージェノムを倒す。

しかし、その7年後突如アンチスパイラルと名乗る敵ロボットがシモンたちの前に現れ、町を焼き、ニアを攫う。そしてニアはアンチスパイラルのメッセンジャーとして意識を乗っ取られてしまう。

ニアを救うべく宇宙にいるアンチスパイラルに挑むシモンと大グレン団。月を超え、銀河系を超え、多元宇宙迷宮を超え、とうとう隔絶宇宙にてニアを救い、全宇宙の支配者であるアンチスパイラルと対峙する。

そして遂に天元突破したグレンラガンがアンチスパイラルを打ち滅ぼす。

アンチスパイラルを倒し地球に戻ったシモンとニアは結婚式を挙げる。だが口づけを済ませた直後アンチスパイラルにつくられた存在であるニアはシモンの目の前で消滅してしまう。ニアを見届けたシモンは皆に悔いはないと言い残し一人旅立つのだった。

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魅力&見どころ

最高に熱い主人公シモンの生き様

グレンラガンの物語はドリルであらゆる困難に風穴を開けるシモンという男の物語である。

両親の死、頼れる兄貴分カミナの死を乗り越え、愛する女ニアのため、自分のため、自分の無限の思いを力に変えるグレンラガンに乗りそのドリルであらゆる敵を倒していく。

人間を地下に閉じ込めていた螺旋王を倒し、最後は全宇宙の人間(螺旋族)を管理し支配していたアンチスパイラルを倒す。

シモンの生き様は、人間の心は唯一何者にも支配されない無限の強さを持っているものであるということをすべての視聴者に教えてくれる。

シモンの物語に説得力を与える重要な3人のキャラ

シモンを導くキャラが明確にいる。それは、カミナ、ニア、ロシウである。

この3人のセリフが各話のサブタイトルとなっていることがその証だ。

カミナは何者にも屈しない大きく強い心でシモンに道筋を示すとともに自信を与え、ニアはシモンを愛しシモンに愛されることでシモンに存在意義と運命を自覚させ、ロシウはシモンにシモンと相対するやり方を見せることでシモンの覚悟と責任を確たるものにする役割を果たしている。

ちなみにメインキャラはもう一人ヨーコがいるが、彼女はカミナのヒロインである。シモンにとっては成長に必要なキャラというよりはカミナの死後最も古く最も苦楽をともにしてきた仲間という位置づけになっている。

最高に壮大なスケール

恐らく日本アニメ史上いや世界中の創作物の中でも最も飛びぬけて壮大なスケールの作品である。

地下暮らしのシモンが地上に飛び出し、空を飛び、宇宙に飛び出し、銀河系を超え、超銀河の隔絶宇宙で全宇宙を支配する者と戦い打ち勝つ。

主人公が、地下→地上→空→宇宙→銀河→全宇宙、といった壁を次々と超えていくストーリーになっている。

未だかつてこんなに馬鹿みたいに大きく壮大な世界観を描いていた創作物があるだろうか。

宇宙に関する見事で爽快な解釈

「宇宙とは曖昧さ」「宇宙とは認識されて初めてその存在が確定されるものである」。

これらは作中のセリフである。

グレンラガンでは、この解釈をうまく使っている。宇宙なんてわけがわからないが、存在するとわかれば瞬間的に理解できるものである、という理屈である。そこに難しい科学考証は必要なく、心が理解した瞬間、現実として存在するということなのである。

まさにその通りなのだろう。

今人間は月に辿り着き、太陽や火星などの他の星系があることを認識しているが、それまでは自分の生きているこの場所がいわゆる惑星で、その外である宇宙が存在するなんてことは考えなかったはずである。今を生きる我々でさえ、スペースシャトルが宇宙空間を飛んでいる姿を見て初めてその認識が正しいものであると実感できているだけである。

この爽快なわかりやすい解釈により超銀河、超宇宙、での戦いを視聴者に冷めた目線を送らせることなく展開している。

さらに、この解釈を、人の心の数だけ宇宙は存在すること、人が増えれば増えるほど宇宙が増え続けていくため宇宙が膨張し崩壊に向かっていくという理屈にまで発展させている。アンチスパイラルが人間(螺旋族)を管理・支配する動機や目的がこれで簡潔に説明されている。

見事としか言いようがない。

ドリルという設定の秀逸さ

シモンの唯一にして最大の武器は刀でも銃でもない。ドリルである。

一回転すれば少しだけ前に進む。それを繰り返し風穴を開ける。突くのでも切るのでもない。

まるで遺伝子の螺旋のように連綿と成長・進化を続けていく象徴なのである。

素晴らしい設定である。

さらに、ドリルを男性器に見立てても興味深い。男がドリルを大きく固くするとき、それは生存本能が強く働いているときなのではないだろうか。

神曲「空色デイズ」

もはやグレンラガンという名前を聞くと条件反射で真っ先に思い浮かぶ人も多いかもしれないのがオープニング曲の「空色デイズ」である。

それくらいグレンラガンの壮大で熱い物語にピッタリの曲である。歌詞、メロディラインとも視聴者の熱い昂りを完璧に乗せてくれる曲になっている。

未だかつて、これほど熱い感情を乗せてくれる曲があっただろうか。後世に残すべき伝説的な一曲である。

この曲がクライマックスで流れるとき、それはグレンラガンのキャラクター、視聴者、すべての魂が燃え上がる瞬間であり、グレンラガンという作品のすべてが魂で表現されている瞬間である。言葉や理屈が一切いらなくなる真の神曲とはこの曲のことだ。

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その他

劇場版2作について

紅蓮篇と螺巌篇の2部作となっている。基本的にはテレビシリーズの総集編だが、両作品ともラストバトルでの大幅なクオリティアップがなされている。

テレビアニメでは、グレンラガン(シモン)が単独で繰り出す技がメインだったが、劇場版では仲間たちとの全員攻撃が出てくる。

映画館のスクリーンで見ると圧巻なのはもちろんのこと、大画面であればあるほど映えるシーンに仕上がっている。

普通総集編はテレビシリーズを見ている人間にとってはそう何度も見たいとは思わないものだが、グレンラガンは違う。何度でも見たくなる内容になっている。特にラストバトルのシーンは素晴らしいものになっているので必見である。

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番外編漫画について

シモン、カミナ、ニア、ヨーコの学園生活を中心とした番外編コミックスが発売されている。

ファンサービスのパラレルものではあるが、カミナが生きているためヨーコとのラブコメやシモン、ニアとの平和な世界での絡みを見たい人には自信を持ってお勧めできる内容になっている。

※該当作品名:「天元突破グレンラガン 男一匹編」「天元突破グレンラガン 決戦!男組編」「天元突破グレンラガン 男どアホウ!編」

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