アニメアイドルマスターのすべてをわかりやすく紹介する(アイマス歴史紹介⑦)

アニメアイドルマスターのすべてをわかりやすく紹介する(アイマス歴史紹介⑦)

アニメアイドルマスターのあらすじや見どころ、ちょっとしたこぼれ話などを全25話+特別編1話分すべてについて紹介したいと思います。

原作はゲームになりますが、原作を知らなくても楽しめますし、広大に広がるアイマスコンテンツの世界に入る最初の入り口としてもお薦めです。

ぜひ、参考にしてみてください。

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目次

概要

2011年7月からTBS等で放送された。全25話(ブルーレイ特典で特別編1話あり)。

アイドルマスター名義という意味ではゼノグラシアに続く2作目のアニメーション作品となるが、ゼノグラシアは名前だけを使った全く別物の作品だったため、実質的にはこれがアイマス史上初のアニメーション作品となる。

監督には「天元突破グレンラガン」で有名となっていた当時新進気鋭のアニメーターであった錦織敦史氏を抜擢。脇を固めるメインスタッフには「涼宮ハルヒの憂鬱」で世に才能を示していた高雄氏ら実力派の女性スタッフを多く揃えた。

特に錦織監督は、以前からアイマスのプロデューサー(真P)であったため、その才能だけでなくアイマスへの愛と情熱を強く持っているという意味では、愛のあふれるコンテンツであるアイマスにとってはこれ以上ない人材だったと言えるだろう。

結果としてアニメは大ヒットとなり、後に劇場版の公開や他ブランド展開への道筋もつくった。

アイマスの歴史を語る上で最も欠かせない作品。

内容は、765(なむこ)プロに所属する13人のアイドルが様々な困難を乗り越えステージで光り輝く物語。

略称は”アニマス”。

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魅力

アニメーションで動くアイドルたち

これまではゲームの中で3Dで動くアイドルたちを見ることができたが、ここで初めてアニメーションで動くアイドルたちを堪能できることになった。それぞれに違った魅力があるものだが、アニメではアイドルの仕草や表情などに関する新しい発見があり、さらにアイマスの世界を深くしてくれた。

ハイクオリティのアニメーション

アイマスの一番の見せ場はアイドルたちの歌って踊るシーンである。アニメでもそれは変わらないが、アニメアイドルマスターにおいては、そのクオリティが抜群であった。

繊細かつキレよく、アイドルたちが歌って踊るシーンは、製作陣の情熱と愛を感じずにはいられない。

アイドルたちのそれぞれの個性にあわせた一枚一枚の丁寧な絵は愛以外の何物でもないだろう。

それを、キレ良い絵柄とカット割りで動かす。アニメのキャラクターデザインは錦織監督が行っているが、彼のシャープでありながら生き生きとした絵柄はアイマスにぴったりでもあった。

アニメに相応しい新曲の数々

アニメで新曲が多く生まれている。1クール目の主題歌「READY!!」や1クール最終話で流れる全体曲「自分REST@RT」は以降アイマスでは最高位を争う人気定番曲となっている。

その他にも2クール目の主題歌「CHANGE!!!」や最終回の全体曲「私たちはずっと・・・でしょう?」などアニメ発の新曲は名曲のオンパレードである。

それぞれの使われ方も見事で、物語にぴたりとはまる場面で使われている。アニメ楽曲の最大の良さは視聴者の物語に対する感情移入から楽曲に思い出やバックボーンが付与されるところにあるが、アニメアイドルマスターでもその効果が最大限発揮されている。

純粋に曲として名曲なうえに、好きなアイドルたちが歌うというバックボーン、アニメにおける感動的な物語の思い出が付与されるのだからそれはもう無敵である。

アイドル同士のドラマ

ゲームでは基本的にアイドルとプレイヤーキャラクターであるプロデューサーの一対一の関係性でしかドラマは描かれないが、アニメではプレイヤーキャラクターは存在しないため、アイドル同士のドラマを中心に展開される。誰と誰が仲良くて、誰と誰が一緒に仕事をして、というような関係性や描写がよりクローズアップされている。

これが原作ファンにとってはたまらない仕上がりとなっていた。それまでもドラマCDも含め、アイドル同士の仲の良さなどについては表現されていたが、あくまで一部であり、それ以上のことは想像で補うしかなかった。だが、アニメ化によりそれを完璧に見ることができるようになった。

春香と千早、伊織とやよい、雪歩と真など、の組み合わせが画面の中で動き、会話し、仲の良さを見せてくれるシーンはたまらない。

絶妙なプロデューサーキャラ

恐らくアニメ化において最も制作サイドで議論を重ねたのが作中におけるプロデューサーをどうするか、であろう。

そもそもプロデューサーを出すか否かから始まり、出す場合はどういう個性と役割を与えるか相当悩んだはずである。

結果的にこれが素晴らしく絶妙だった。

アイドルの個性の邪魔にならない爽やかで嫌味のない性格であり、またときに失敗しながらもアイドル達とともに成長していく過程が描かれている。そしてそれがアイドルの人気につながっていく。

個性が強過ぎず、でありながらアイマスの世界に普通に生きている一人の人間であり一人のプロデューサーであることを感じさせる実在感があった。

アニメで描くプロデューサー像としては完璧だったのではないだろうか。

アイマスのテーマを見事に提示

このアニメアイドルマスターがアイマスのテーマに対する明確な答えを一つ出している。

それまでは、プロデューサーそれぞれがそれぞれの心の中でアイマスを規定し楽しんでおり、それがコンテンツの多様性を生んでいたが、アニメでは全員に対する共通のテーマを提示しそれを根付かせることに成功している。

それは、「みんなと一緒」である。

現実のアイドルは基本的には個々の努力と才能により勝負していく仕事である。アイマスの世界のアイドルも同じ論理に基づく存在であるが、それにとどまらないあり様がアニメで示された。

春香というキャラクターの個性を軸に物語の終盤で「みんなで一緒にいたい」「みんなで一緒に進みたい」「だからアイドルは楽しい」ということをまっすぐに表現している。

「芸能人が何を言ってるんだ」と視聴者としてみれば冷めた視線を送ることが可能な内容ではあるが、みんなで一緒にいることを大事にする春香がアイマスのセンターとしてこれを言っていることにコンテンツとしての説得力がある。

見事としか言いようがない。

後に続編である劇場版でさらに一歩踏み込んで春香は「誰も置いていかない」と言っている。アイマスが多くのブランドとアイドルを生み出し様々な場所に展開していっても、コンテンツ・プロジェクトのこの信念が揺らがない限り、すべてがアイマスであり続け続けること、共に進み続けることを意味しているように感じてならない。

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各話のあらすじ・見どころ・こぼれ話

第1話「これからが彼女たち始まり」

(全員回)

新任プロデューサーがアイドルにプロデューサーであることを内緒にしてアイドルに密着カメラ取材をしながらアイドル達を一人ひとり知っていく。

そして、最後に新任プロデューサーであることをアイドル達に明かし、「一緒にトップアイドルを目指そう」と高らかに宣言するのだった。

★アニメからアイマスに入った人向けでもあるが、既にファン(プロデューサー)である視聴者にアニメで動くアイドルたちを一人ひとり披露する回にもなっている。
★使用楽曲は「The world is all one!!」。
★ガミP(アイマスの総合プロデューサー坂上氏)に似たキャラが取材記者として登場する。さらに天海春香役の中村繪里子さんと如月千早役の今井麻美さん本人のモブキャラがオーディションのシーンで登場する。
★店員役のモブキャラとして後にシンデレラガールズでキャストとなる松嵜麗さんが出演している。

第2話「”準備”はじめた少女たち」

(水瀬伊織メイン回)

伊織、やよい、亜美、真美の年少組がアーティスト写真(アー写)撮影で奮闘する話。

765プロ内で最もプロデューサーに対して文句を言う性格をしている伊織が最も早くプロデューサーと信頼関係を築く話。

★やはりツンデレキャラはアニメの物語では動かしやすいのだろう。伊織のヒロイン力の高さを改めて感じる回。
★使用楽曲は「ポジティブ!」「私はアイドル」。

第3話「全て一歩の勇気から」

(萩原雪歩メイン回)

降郷村という地方の小さなイベントに765プロ全員で出演する話。

雪歩が臆病さを乗り越えることでステージを成功させ、プロデューサーと信頼関係を築く。

★ステージで披露された「ALRIGHT」のオープニングの振り付け(長い前傾姿勢から一気に体を起こし前を向く動き)は雪歩が勇気を振り絞る瞬間をストレートに表現していて感動的。以降雪歩役の浅倉あずみさんによってリアルライブで見ることができる定番の動きとなる。
★使用楽曲は「First Stage」「ALRIGHT*」。

第4話「自分をえるということ」

(天海春香、如月千早メイン回)

ゲロゲロキッチンという料理バラエティ番組に春香、千早、響、貴音が出演する話。

歌のない仕事に不満でバラエティが苦手な千早を春香たちがフォローし番組を成功させる。

★春香と千早の仲の良さ、春香の明るさが表現されている回であるとともに、千早が一人暮らしであること、歌が得意であること、歌の仕事に対して並々ならぬ意欲を持っていることをプロデューサーが知る回でもある。
★終盤の春香、千早回に向けた情報が提供されている(伏線が張られている)最初の回。
★使用楽曲は「蒼い鳥」「乙女よ大志を抱け!」。
★アニメファンの目を引くのは、この回の絵コンテを鶴巻和哉氏が担当していること。鶴巻氏はエヴァンゲリオンで庵野総監督の右腕として監督などを務めた業界では超有名な存在。

第5話「みんなとすごす夏休み」

(全員回)

事務所のエアコンが壊れ、仕事もない765プロのアイドル全員で海へ慰安旅行する話。

★いわゆる水着回。
★全員で小さな温泉宿に泊まり、大広間で布団を並べて眠る修学旅行のような光景は後の劇場版に向けた伏線にもなっている。活躍前の765プロのアイドルたちの最後ののんびりした光景といったところだろう。
★使用楽曲は「MOONY」「神SUMMER」。

第6話「先進むという選択」

(竜宮小町回)

「竜宮小町」とは秋月律子プロデューサーの企画したユニット。メンバーは水瀬伊織、双海亜美、三浦あずさの3人。

この竜宮小町が765プロ最初のメジャーデビューユニットとなり有名音楽番組での堂々たるデビューを果たす。

★765プロのアイドル活動が遂に大きく始動したことを感じさせる回となっている。
★竜宮小町のデビュー曲「SMOKY THRILL」のステージでのアニメーションに感動した視聴者も多いのではないだろうか。アニメアイドルマスターの評価を一気に高めた回かもしれない。
★使用楽曲は「THE IOLM@STER」「SMOKY THRILL」。

第7話「大好きなもの、切なもの」

(高槻やよいメイン回)

やよいの家に遊びにいくことになった伊織と響。

食事中にやよいは弟の長介と喧嘩してしまうが、伊織と響、プロデューサーの助けを借り無事仲直りする。

★やよいの家族や家庭環境、アイドルをしている理由が具体的に描写されている点も注目だが、なんといっても境遇の違う伊織とやよいがなぜここまで仲が良いのかがわかる点が最大の見どころ。伊織がやよいを尊敬していることがこれでもかと伝わってくる。まさに”100年経ってもやよいおり”の回。
★加えて、響の無邪気な可愛らしさもよく表現されていて、響・やよい・伊織の相性の良さを発見できる回にもなっている。
★使用楽曲は「おはよう‼朝ご飯」「キラメキラリ」。

第8話「しあわせへのり道」

(三浦あずさメイン回)

結婚雑誌のグラビア撮影の仕事でウエディングドレスを着たあずさが石油王の婚約者に間違われ迷子になりながら色々な事件を巻き起こす。

★コメディ回だが、1話まるまるウエディングドレスを着たあずさが周囲に優しさと幸せを振りまくというあずさPにとっては至高の内容。
★BGMで使われたあずさ(たかはし智秋さん)の歌う「晴れ色」や「shiny smile」が最高の演出となっている。
★使用楽曲は「ハニカミ!ファーストバイト」「晴れ色」「エージェント夜を往く」「迷走Mind」「shiny smile」。
★ゲストキャラの石油王役としてあずさPとして有名な小野坂昌也さんが出演。しかし、別撮りだったというオチがついている。

第9話「ふたりだから来ること」

(双海亜美・双海真美メイン回)

亜美が竜宮小町でデビューしたことで忙しくなり一緒に遊ぶ時間が減った二人はそのことで悩む。

しかし、二人で一緒にいるのが一番楽しいという結論になりこれからも二人仲良く一緒にいようと決める。

★亜美のデビューを経て真美が色々考えていることがわかる回。これまで亜美・真美両方をセットで好きだった亜美真美Pの中にも真美個人に感情移入する人が増えたのではないだろうか。
★使用楽曲は「黎明スターライン」。

第10話「みんな、少しでも前へ」

(全員回)

事務所対抗のアイドル大運動会に参加することになった765プロ。

真と伊織が喧嘩したり、やよいが他事務所のアイドルから嫌味を言われ泣いてしまったりするが、それを乗り越え最後のリレーで一致団結して優勝する。

★春香が皆の心を一つにする前向きさを持っていること、真が運動能力では飛びぬけていること、など765プロ内における各アイドルの役割が見える点が面白い回。
★最大の見どころは伊織とやよいの関係性。最後のリレーで伊織が泣いてしまうやよいを叱咤するシーン、真に素直に謝れない伊織とは対照的に自分が足を引っ張ってしまったにも関わらずやよいが真を素直に応援するシーンにこの二人が尊敬しあう関係であることがよく表現されている。伊織、やよいの担当Pにとっては涙なしには見られないシーンかもしれない。
★全員曲「L・O・B・M」をBGMにした最後のリレーのシーンは765プロの団結を感じることができる全25話の中でも屈指の名シーン。
★使用楽曲は「GO MY WAY!!」「Alice or Guilty」「L・O・B・M」
★876プロの3人(日高愛、水谷絵理、秋月涼)が登場する唯一の回。

第11話「期待、不安、そして予兆」

(天海春香メイン回)

765プロ1stライブである「765プロ感謝祭」の開催が決定し、レッスンに入る春香たちだったが、歌や踊りがなかなかうまくいかないメンバーが出てくる。

メンバーそれぞれがそれぞれの思いを抱く中、春香と千早はそれを分かち合い心を通わせる。

一方美希はプロデューサーの「真面目に頑張れば竜宮小町に入れるかもしれない」という言葉を信じて真面目に頑張っていたが、律子から頑張っても竜宮小町には入れないと告げられ、レッスンに出なくなってしまう。

★1クール目における春香メイン回という位置づけではあるが、ここから13話までは一気通貫した話となっており、どちらかというと美希メイン回のプロローグとなっている。
★物語として大きな動きはないが、春香と千早が友情を深めているシーンはやはり必見。
★使用楽曲は「START!!」「笑って!」。

第12話「一方行の終着点」

(星井美希メイン回)

レッスンに出なくなってしまった美希となんとか話そうとするプロデューサーだったが、なかなか話せない。しかしとうとう美希を見つけ話すことができ、美希のアイドルに対する思いや自分に対する信頼を知る。

二度と美希を裏切らないと決めたプロデューサーは美希の期待に応えるプロデュースを約束する。美希は無事レッスンに戻りいよいよ本番に向けた準備が始まるのだった。

★美希の気まぐれで天才肌な部分が上手く表現されている回。だが、ただそれだけではなく、美希のアイドルとして輝きたい、そのためにはプロデューサーが必要といったプロデューサーへの絶対的な信頼が伝わってくる回でもある。美希の魅力があふれている回であると同時にすべての美希Pが美希をプロデュースする理由が凝縮されている回でもあるだろう。
★使用楽曲は「ショッキングな彼」「ふるふるフューチャー☆」。

第13話「そして、彼女たちはきらめくステージへ」

(全員回)

遂に765プロ1stライブの本番当日を迎えるが、台風の影響で竜宮小町が時間通りに会場に来られなくなってしまう。

そうした中美希を中心に他のメンバーが竜宮小町が来るまで力を合わせ、無事ライブを成功させるのだった。

★1クール目最終回に相応しいライブ回。美希の新曲「マリオネットの心」からの竜宮小町以外の全員で歌った「自分REST@RT」のライブシーンは鳥肌もの。
★使用楽曲は「i」「THE IDOLM@STER」「乙女よ大志を抱け‼」「キラメキラリ」「My Best Friend」「私はアイドル」「スタ→トスタ→」「思い出をありがとう」「Next Life」「フラワーガール」「Day of the future」「マリオネットの心」「目が逢う瞬間」「自分REST@RT」。
★観客役のモブキャラとして後にSideMでキャストとなる益山武明さんと増元拓也さんが出演している。

第14話「変わりじめた世界!」

(全員回)

1stライブの評判が良く、アイドル達は皆一気に仕事が増えていた。

充実したアイドル活動を送る彼女たちだったが、961プロの黒井社長から嫌がらせも受けるようになっていた。

そうした中、春香たちは961プロの嫌がらせに負けずアイドル活動を頑張るという決意を新たにするのだった。

★765アイドル全員がアイドルとして忙しくなっていく様が描かれている回。下積み時代を終え、一段階ステージの上がった彼女たちが次は961プロという敵に屈せずアイドルとしての高みを目指していくことを表現している回。2クール目の1話目として最終回までの話の道筋を示した回でもあるだろう。
★サクセスストーリーとしてのアイマスを感じる回でもある。
★使用楽曲は「Colorful Days」「キミはメロディ」。

第15話「みんなって、放送ですよ生放送!」

(全員回)

「生っすか、サンデー」という日曜昼の765アイドル総出演の生放送バラエティ番組(番組内番組)だけを流す回。

★純粋なギャグ回であると同時にアイマスのキャスト陣のネタやエピソードなどがふんだんに取り入れられている回。キャストとアイドル、ゲームとリアルイベントをトータルで楽しむことでのできるコンテンツであるアイマスらしい回とも言える。
★特に、春香がゆうパック(アニメ内ではあいパック)を開ける際に蓋で鼻が殴打されるシーンは、アイマス史(中村繪里子史)における伝説の爆笑シーンをほぼそのまま再現している。知らない人には信じられないかもしれないが、これはアニメ制作のずっと以前に放送されていた中村さんと今井さんのインターネット番組で実際にあった出来事を完全再現しているシーンなのである(春香と千早の位置が中村さんと今井さんの位置と逆であったのが唯一の違い)。
★また、アイドル・キャストのネタ以外に錦織監督のネタも盛り込まれている。劇中において765アイドル総出演の映画として出てきた「無尽合体キサラギ」のことだ。これは完全に錦織監督がメインアニメーターとして携わっていた有名アニメ作品「天元突破グレンラガン」のパロディである。グレンラガンの監督今石氏も絵コンテで特別参加しているなどアニメファンにとっての笑いどころとなっている。
★使用楽曲は「MEGARE!」「スマイル体操」「arcadia」。

第16話「ひとりぼっちのち」

(我那覇響メイン回)

響が家族である動物たちと喧嘩してしまい、黒井社長の嫌がらせもあり、出演する動物番組で窮地に陥ってしまう。

そんな響のピンチを家族であるハム蔵やいぬ美たち動物が救うのだった。

★響回ではあるものの、どちらかと言うと動物たちのほうが活躍する回。響らしいと言えば響らしいが、アイドル本人へのスポットライトという意味では全25話内で最も不憫な扱いとなった回。心温まるドラマではあったが、ファン(プロデューサー)やキャストの間では大いにネタにされた回でもある。
★ハム蔵(CV中村繪里子)が響を押しのけてかなりしゃべっておりそうした意味でも笑いを誘った。
★響にとっての唯一の救いはエンディングで使われた新曲「Brand New Day!」がそれまでなかった響の可愛らしく爽やかな部分にぴったりのポップな名曲だったことだろうか。
★使用楽曲は「TRIAL DANCE」「Brand New Day!」。

第17話「、まこと王子様」

(菊地真メイン回)

真は本当はお姫様のようになりたいのに、男っぽいカッコいいアイドルとして人気が出るのは今一つ不満だった。

それは父親に男っぽく育てられたことからの反発心でもあり、アイドルになった理由でもあった。

そんな不満をプロデューサーに一日中女の子扱いしてもらうことで解消するのであった。

★真の可愛らしさが前面に出ている回。終始真の可愛い表情ばかりとなっている。
★真Pであるところの錦織監督のあふれる真愛によって生み出された回であることはオンエア時点で瞬時に全アイマスプロデューサーにはわかったといういわくつき(?)の回。
★ちなみに真はアイマス稼働時から女性プロデューサーも含め大人気のアイドルであるが、男性プロデューサーは真の可愛くなりたいという気持ちに魅力を感じる人が多いのではないだろうか。錦織監督はその思いを最大限作中で表現したといえるだろう。(なお女性プロデューサーはプロデューサーとしてというよりファン心理に近い意味でカッコいい真が好きという人が多いのかもしれない。)
★使用楽曲は「チアリングレター」「自転車」。
★女子高生役のモブキャラとして後にミリオンライブのキャストとなる近藤唯さんが出演している。

第18話「たくさんのいっ

(秋月律子メイン回)

竜宮小町のシークレットライブが迫る中、あずさがおたふく風邪にかかってしまいライブに出演できなくなってしまう。

そこで現竜宮小町のプロデューサーにして元アイドルである律子が代役としてステージに立つことになる。

律子は伊織や亜美のフォローのもと、アイドル時代のファンの声援を受け、ソロ曲も歌い上げる。そして、アイドルとしての感動を思い出すが、今はプロデューサーとして頑張るという決意を新たにするのだった。

★本作では、アイマス2同様プロデューサーとなっていた律子だが、やはりアイドルとしての姿を見たかったという人も多かったはずだ。その要望にうまく応える回となっている。
★律子がアイドル時代のファンの声援と緑のペンライトの光を受け、ソロ曲「いっぱいいっぱい」をステージで歌う姿は律子Pならずとも感動する。
★使用楽曲は「魔法をかけて!」「七彩ボタン」「いっぱいいっぱい」。

第19話「に隠れる月の如く」

(四条貴音メイン回)

貴音は黒井社長の差し金であるパパラッチに付きまとわれ、大手レコード会社の社長と偶然お茶しているところを写真に撮られスクープされてしまう。

実際は財布を拾ったお礼をしてもらっていただけだったのだが、事務所移籍としてスクープされてしまい事務所内外で騒ぎが大きくなってしまう。

だが、海外出張から戻ってきたレコード会社の社長が誤解を解き、貴音がパパラッチを撃退することで騒ぎは収まるのだった。

★貴音の不思議な雰囲気をうまくフィーチャーしつつ、きちんとアイドルとしての成長を描いた回。
★未だ明かされていない設定が貴音には多くあるが、アニメでも出自などについては一切明かされなかった。不思議さを残したままであるが、それこそが貴音らしさということでもあるだろう。
★使用楽曲は「風花」「フラワーガール」。

第20話「束」

(如月千早メイン回)

弟の墓前で母と言い争う場面をパパラッチされた千早の過去が週刊誌で一斉に報道されてしまう。

それは、千早のせいで弟は事故で死に、それをきっかけに両親が離婚したという内容であった。

その報道にショックを受けた千早はとうとう歌が歌えなくなってしまう。

春香はそんな千早を励まし、765プロ全員でつくった歌「約束」を千早に届ける。

千早は春香や皆の思いに触れ遂に歌えるようになるのだった。

★千早が辛い出来事を乗り越え再び歌えるようになるという、視聴者の心を震わせる回。千早Pは涙で画面が見えなかったかもしれない。
★春香と千早の友情が最大の見どころ。春香が千早の心に踏み込み、千早が春香に心を開く展開となっており、ここまで少しずつ暖められたきた二人の友情が最高潮に達する回。以降春香と千早は競い合うライバルというよりはどんなときでも互いの側に立つ親友的存在となる。後にアイマス全ブランドで確立されるメインアイドルの関係性(イメージカラー赤のセンターアイドルとイメージカラー青のアイドルの関係性)の一つが明確になった瞬間でもあるだろう。
★使用楽曲は「約束」。
★千早の母役の声優は平松晶子さん。以降の出番は一切ないが、注目のキャスティングであった。

第21話「まるで花が咲くように」

(如月千早メイン回)

皆のおかげで歌を歌えるようになり、社長の知り合いの敏腕記者に誤解を解く記事を書いてもらった千早だったが、まだ自身のファン層以外にはネガティブなイメージが残っていた。

そうした中出演することになったフェスでまたしても黒井社長の妨害にあう。だがそれを乗り越えフェスを成功させるのだった。

★千早完全復活回。
★千早メイン回の後半に位置する回であるが、765プロの事務員である音無小鳥のエピソードを交えているのも見どころ。小鳥は、社長がアイドルたちを招いたバーで美しい歌声を披露する歌い手として登場し、持ち曲を披露している。小鳥はアイドルではないが、アニメが始まる前から持ち歌もあり、キャストのライブ出演経験もあるキャラであったため、その曲をアニメ内で聞きたいと思っていたプロデューサーも多かった。その要望にうまく応えたかたちだ。
★また、この回はジュピターが961プロを辞める回でもある。SideMの物語に直接つながっていくジュピターのエピソードにもなっている点は見逃せない。
★使用楽曲は「空」「恋をはじめよう」「眠り姫」「花」。

第22話「聖の夜に」

(全員回)

仕事が忙しいながらも765プロ皆が集まり、クリスマスと雪歩の誕生日を祝い楽しく過ごすのだった。

★クリスマスイブのどこかわくわくする暖かい雰囲気をアイドルたちとともに堪能できる回。
★楽曲もアイマス楽曲における冬の名曲がこぞって使われ、新曲「Happy Christmas」もエンディングで登場している。ちなみに「Happy Christmas」は個人的にかなり好みの一曲。アイマスらしく明るくポップでありながら優しい気持ちにさせてくれる絶妙なクリスマスソングに仕上がっている。
★使用楽曲は「Happy Christmas」「relations」「inferno」「My Wish」「あったかな雪」。

第23話「

(天海春香メイン回)

765プロの2ndライブの開催が決定し、それに向けてレッスンに入るメンバーだったが、仕事が忙しくなった今なかなか揃って練習することができなくなっていた。

そうした状況に焦りを感じ、さらには事務所の仲間が離れ離れになっていってしまうのではないかと不安を感じていた春香だったが、プロデューサーが皆で一緒のライブを成功させるために頑張ってくれていることを知り、それをよりどころに自分の仕事をこなしながらも皆でレッスンができるよう一人努力を続けていた。

しかし、そのプロデューサーが春香を助け大けがをしてしまうのだった。

★これまで前向きに明るく765プロを無意識ながらも引っ張っていた春香がネガティブな思考に支配されてしまう回。765プロとは?アイマスにおけるアイドルとは?一人ひとりが頑張ればそれでいいのか?というテーマを春香を通して視聴者に語りかけているようでもある。
★誰しも、特に10代の頃は、自分の大好きなコミュニティやグループが壊れてしまい友人たちと離れ離れになってしまうのが嫌だと思った時期があったことだろう。春香の不安は、その葛藤を表現しているということでもあるのかもしれない。大人になるということは出会いと別れを経験して他人との程よい距離感を見つけるようになっていくことを意味するが、思春期にはそれに対する葛藤を強く感じる時期があるものだ。この回の春香の思考はそういったことも感じさせる。
★使用楽曲は「見つめて」「Little Match Girl」「i」。
★MC役のモブキャラとして後にシンデレラガールズのスピンオフ漫画のドラマCDでプロデューサー役となる内匠靖明さんが出演している。

第24話「夢」

(天海春香メイン回)

自分のせいで大けがを負ったプロデューサーを見て、さらなる不安と焦りに押しつぶされそうになる春香は、自分が主役の舞台の仕事も休みたいと涙を流しながら律子に告げる。

春香が追い詰められていることを知った律子はいったんすべての仕事を休ませることにしたが、春香はなかなか自分の気持ちに整理がつかない。

一方、プロデューサーの大けがを聞いた千早は海外レコーディングから急遽帰国し、春香の状況を悟ってその身を案じる。

そして千早は765プロのアイドルを全員集め、春香が不安に思っていること、それは皆も思っていること、春香にたくさん救われたこと、だから今度は自分が春香を助けたいこと、を語り掛け、皆で春香へのメッセージを込めた映像を撮り、春香に届けることを決める。

自分の気持ちに答えを出し、千早たちの映像を見た春香は765プロに無事戻るのだった。

★春香が「なぜアイドルになりたかったのか」「アイドルになってどうなりたいのか」に自分で答えを見つけだす回であり、春香が主人公としての役割をストレートに果たす回となっている。
★春香と千早の友情、春香と美希の考え方の違いも春香が答えを出し皆のもとに戻るうえでの助けになっている点は見逃せないポイント。春香・千早・美希は後にそのパーソナルカラーから”信号機”と呼ばれるようになる765プロにおけるメインアイドル3人であるが、アニメにおいて最後まで重要な役割を果たしたことで、その立場や役割が明確なものとなった。
★765プロは一人ひとりではなく全員の絆で一緒に前に進んでいくことが確認された回でもある。765に強固な絆が生まれた瞬間であると同時にアイマスは「皆で一緒に進んでいく」コンテンツであるという意思が示された瞬間でもあるだろう。春香がアイマスの象徴としての存在に昇華した瞬間でもあり、コンテンツ全体にとっては歴史的な瞬間でもあった。
★使用楽曲は「まっすぐ」「Honey Heartbeat」「さよならをありがとう」。
★春香の母役は半場友恵さん。千早の母同様以降の登場は一切ないが、注目のキャスティングであった。

第25話「みんなと、いっしょに!」

(全員回)

遂に開催された2ndライブ。プロデューサーも病院を抜け出し会場にかけつける。プロデューサーたちが見守る中、アイドル達はステージで最高の輝きを見せるのだった。

★フィナーレのライブ回。1話ほぼまるまるライブシーン。主題歌2曲のリミックスと全員で歌う新曲が見事な映像で表現されている。
★様々な困難を乗り越え、成長したアイドル達が765プロとして団結して誰一人欠けることなくステージで歌う様子は最終回に相応しく感動的である。見終わった後はリアルのライブイベントに参加した後のような興奮や清々しさがある。ライブシーンが終わった直後テレビの前で自然に拍手を送ったプロデューサーは数多くいるはずだ。
★使用楽曲は「いっしょ」「READY!!&CHANGE!!!」「私たちはずっと・・・でしょう?」。
★エンディングで使用された「いっしょ」はアニメの新曲ではないが、既存のCD音源ではなく、本当に全キャストが揃ってマイクの前で歌ってこの最終回のために改めて収録したものであることが後に明かされている。
★後にSideMでキャスティングされる益山武明さん、増元拓也さんが13話同様観客役として出演している。

特別編「765プロという物語」

(全員回)

アイドルたちの日常を描いた短編エピソード集。

春香・千早・真・雪歩の女子高生組のカラオケの風景、やよいの水瀬家お泊り会、など。

★本編終盤は怒涛のシリアス展開だったこともあり、765プロの仲の良さが身に染みる話となっている。視聴者にとってはホッとしながら幸せな気持ちになれる特別編。
★使用楽曲は「my song」「乙女よ大志を抱け!」「蒼い鳥」「おはよう‼朝ご飯」「エージェント夜を往く」「七彩ボタン」「風花」「目が逢う瞬間」「隣に・・・」。

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