ONE PIECE(ワンピース)の魅力をわかりやすく紹介します!
仮に読んだことはなくても日本で名前を知らない人はほとんどいないであろう国民的漫画であるONE PIECE(ワンピース)。
「読んでみたいんだけど、長いストーリー今から追えないし手が伸びないなあ」「すごい売れてるらしいけど所詮は少年漫画でしょ?年取ったら楽しめないんじゃないかなあ」「興味はあるんだけど、絵柄が自分には合わないんだよなあ」などとお思いのそこのあなた!
ここでは、そんな風に思っている皆さんに魅力をわかりやすく紹介します!
ONE PIECE(ワンピース)の概要
ONE PIECE(ワンピース)は、週刊少年ジャンプにて1996年から連載が開始され現在も連載中の少年漫画。
原作者は尾田栄一郎。
壮大な世界観の中で主人公の少年が仲間たちと冒険を乗り越え世界の大きな謎に迫る海洋冒険ロマンが描かれている。
単行本は100巻を超え、国内累計発行部数は4億9000万部を突破し、国内漫画発行部数の最高記録を更新中。その他初版発行部数などでも国内出版物に関する最高記録をいくつも更新している。
アニメも1999年から現在まで20年以上毎週放映され続けている。
【予約商品】ONE PIECE コミック 全巻セット(1-104巻セット・以下続巻)集英社/尾田栄一郎
ONE PIECE(ワンピース)の魅力
壮大な世界観
ONE PIECE(ワンピース)では、海賊の世界が軸として描かれているため、母なる海が描写の中心となっている。
この世界では海は一つなぎではなく東西南北4つのエリアに分断されており、行き来は原則として4つの中央を流れる海経由でしかできないものとなっている。
また、海がこのようなかたちになったのは、800年前に世界で何かが起こったからだと考えられることが作中で匂わされているが、謎は明かされていない。
そうした世界観のため、いまだ未確認の国や島、人種、生物も多く、世界に多くの謎が残されていることが表現されている。この謎が主人公の冒険を通して読者にも少しずつ明かされていっている。
そのほか、海以外にも、空、雲、月なども描かれており、こうした地球規模の描写が今後世界の謎とどう関係してくるのか、期待がつきない。
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緻密な設定
20年以上の連載となると、当初構想からのストーリーの軌道修正やそれによる矛盾点などがある意味様式美として出てくるものだが、ONE PIECE(ワンピース)にはそれが全く見当たらない。
これは当初構想を相当緻密に設定しており、それを作中で抜けのないよう表現することを徹底しているからであろう。膨大な設定資料と綿密な打ち合わせのもと毎週作品を仕上げていることは想像に難くない。
キャラ同士の相関、出来事の時間軸、国や島の歴史、世界の歴史、・・・、これらがきちんと主人公の冒険を軸に世界の謎につながっていく感覚はちょっと鳥肌ものである。
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魅力的なキャラクター
「かっこいい」「かわいい」。
通常漫画やアニメのキャラクターを魅力的だと語るときは、これらの形容詞が一番用いられるものだろう。
しかし、このONE PIECE(ワンピース)のキャラクターの魅力はそうした表面的な表現にとどまらない。あえて言うなら「生き生きとした」「生きている」「生命力を表現しきっている」キャラクターとでも言うべきか。とにかく喜怒哀楽をこれでもかというくらい強烈に表現している。
表情においては、涙、鼻水、汗、の描写を厭わず読者の心に響かせるし、笑うときも大声で笑い、笑い声にも各キャラクターの個性をもたせている。
動きにおいても手足をいっぱいに広げるなどとにかく全身表現が多い(主人公がゴムの能力を持つ人間なのも、この生命力を最も表現できるからだろう)。
また、なんといっても戦いの後には必ず宴のシーンがあるが、とにかくよく食べ、よく飲み、よく寝ることをこれでもかと描写している。
壮大な世界観や感情昂るドラマのなかで描かれるこれらのキャラクターの表情や動きは、一生懸命生きているキャラクターを読者である我々の心の中にも生きているものとして根付かせている。
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感情が昂る人間ドラマ
ONE PIECE(ワンピース)では、人種、性別、時代、価値観、の全く違う人間にとっても普遍で不変の感情である、友情、愛情、絆、誰かを思いやる気持ち、誰かが傷つくのが辛いと思う気持ち、誰かを慕う気持ち、を必ず物語の根底に織り交ぜている。
いかに壮大な世界観、緻密な設定を用いて、生き生きとしたキャラクターを活躍させたとしても、これがなければ、ここまで国民的な人気は出なかっただろう。
この誰もが持つドラマチックな感情の動きが作品の根幹を担っているからこそ、読者の感動を呼び、作品を輝かせているのは間違いない。
ちなみに、以前友人に聞いた話ですが、精神的な病で入院した人は医者にNHKの朝の連続ドラマとONE PIECE(ワンピース)の視聴・購読を薦められることが多いらしいです。理由はわかりませんが、人の心にとって良いってものってことじゃないかと。(笑)
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考えさせられるテーマ性
ONE PIECE(ワンピース)は、様々な章立てのもとストーリーが進行していくのだが、その各章にとにかく考えさせられるテーマを用いていることが多い。
これは別にワンピース世界における特別なテーマではないところが大きなポイントで、戦争、水不足、捕鯨、宗教・信仰の軋轢、人体実験、人身売買、人種差別、魔女狩り、薬物依存、毒物使用などである。人類にとって過去から今までずっと克服できていないある種永遠の課題でもあると思うが、これらを作品の世界観にあわせうまく表現している。
誰もが考えらせられる要素をちりばめることで、読者がより作品世界に没入できるようになっている。加えて、子どもの読者にもこうした問題を考えさせる機会を提供しているとも言えるだろう。
また、ストーリーテーマというかたちではあらわしていないが、キャラクターが持つ特殊な能力(作中では「悪魔の実」と称し、それを食べると特殊能力が得られる代わりにカナヅチになるというもの)の種類もまた考えさせられるものが多い。
特に、地震を起こす、噴火を起こす、凍らせる、雷を起こす、などの自然現象系の能力とその使用描写は、昨今の時勢においてはかなり考えさせられる。これらの能力は、説明がなくとも読者に一瞬で凄さやどういうものかを理解させることができるという点でも秀逸である。
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最後に
ONE PIECE(ワンピース)は老若男女誰が読んでも本当に面白い作品です。普遍的なテーマや感情が表現されていることで、強い共感や感動を呼び起こすことから、漫画という枠を超えて古来から受け継がれる日本文化のエンターテインメント性を現代に昇華させた素晴らしい作品のようにも思います。
この作品を知らずにいるのは人生損してると言っても過言ではありません(笑)。
そんな思いも込めてざっと魅力を紹介しました。
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