夏休みにお薦め!夏の暑さと青春の思い出に浸れる映像作品
- 2019.08.26
- 趣味その他

みなさん、夏はどう過ごしていますか?
私は久しぶり夏休み中に夏に関する様々な映像作品に触れることができたので、それを紹介したいと思います。
学生時代の夏の暑さと青春を思い出して、切ないような泣きたいような嬉しいような楽しいような高揚感を十分満喫できました。
夏休み期間中に限らず、夏の暑さと青春の思いに浸りたいときにぜひ触れてみてください。
サマーウォーズ(邦画/2009年公開/細田守監督)
多くの人が子供のときに少なからず体験したことがあるであろう原風景の描写が至高の一作。
両親に連れられて祖父母の田舎の実家に帰省したときの雰囲気がこれでもかというくらいあふれており、作品から漂う夏休み感は半端ない。
主人公である男子高校生がヒロインである同じ学校の1学年上の憧れの先輩女子の実家に連れられて一緒に帰省する設定はファンタジーではあるが、「夏休みにこんなことないかなあ」と多くの男子が一度は夢に見るであろう設定はやはり魅力的。
そこに、オンライン上のゲームで世界を救い、ヒロインと両想いになるという設定まで付与されており、いわゆる文化系の男子も望むカタストロフィがこれでもかとてんこ盛りである。
縁側で窓・障子を開けてのたくさんの親族が囲む食卓、お風呂を借りるときに服着ていないヒロインとの遭遇、パソコン大好き親戚少年とのふれあい、ヒロインが幼少期にあこがれていた独身の叔父さんの帰省とそのときのヒロインの見たことのない表情や態度にショックを受けること、曾祖母の心臓発作による突然死、など「夏」「田舎」「家族・親族」を感じるシーンの数々はたまらない。
個人的には細田守監督の最高傑作。
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ウォーターボーイズ(邦画/2001年公開/矢口史靖監督)
部活やサークル活動、文化祭や体育祭の出し物の練習など学生時代の夏休みに何か打ち込んだ経験のある人には大いに当時の感覚を追体験できる珠玉の一作。
男子高校生が文化祭の出し物であるシンクロナイズドスイミングに挑むというシナリオは商業作品としてインパクトを求めた設定だろうが、この作品の本質的な魅力はそこにあらず。
朝食後の暑い夏休みの一日を外で体を日焼けで真っ黒にして何かに向けて楽しく一生懸命に過ごす日々はかけがえのないもの。そんな思いは誰しも持っているだろう。それを見事に描写しきった作品である。プールや海での描写はもうそれこそ「夏休み」である。
暑い日差しの中、なんでもないことで友達と大爆笑していた日々、何かに一緒に取り組んでいるからこその仲間意識とそれを誇らしく楽しく思えていた自分、そんな当時を思い出したい人におすすめの一作。
最後のシンクロのシーンでかかるオリジナル曲と青春レジェンドソングである「学園天国」はもはや言葉不要。
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涼宮ハルヒの憂鬱‐エンドレスエイト(ライトノベル・アニメ/テレビアニメ2009年7~8月放映)
ライトノベル原作のテレビアニメ涼宮ハルヒの憂鬱シリーズ第2期第12話から第19話の8話にわたって放映された作品。
男子高校生である主人公が仲間たちと夏休み最後の2週間である8月17日から31日までを延々とループする不思議体験に巻き込まれるストーリー。
作品自体の魅力もさることながら、このストーリーでは、これでもかというくらい夏休みの描写があり、夏休みを感じたいと思う人にはうってつけの一作。
主人公がテレビで甲子園をぼーっとリビングで見ていると、ヒロインから電話がかかってきて、そこから遊び倒す日々がスタート。駅前での待ち合わせ、市民プール、遊んで疲れた後の喫茶店での駄弁り、女子のショッピング付き合い、夏祭り、川辺での花火、釣り、映画館のはしご、花火大会、肝試し、天体観測、夜中に駅前街灯での駄弁り、蝉取り、近所のスーパーでの一日バイト、バッティングセンター、夕立、電車で眠りこける、etc。これを8話にわたって(作中では1万5千回以上)繰り返し描写していくストーリーは夏休み疲れするくらいだが、多くの一般的な学生が一度は経験したことがあるシーンばかりが描かれる。そしてループを脱出したときの夏休みならではのラストは秀逸の一言。
夏休みを手軽にかつ十分に満喫したいときには外せない一作。
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シュタインズ・ゲート(ゲーム・アニメ/テレビアニメ2011年放映)
上記3作品がどちらかというと小中高時代の夏休みを感じられる作品であるのに対してこちらは大学生時代の夏休みを感じられる作品。
作品のメインテーマはタイムトラベルというSFだが、夏休みという視点で見るとまた違った魅力の見えてくる一作。
特に大学生時代にオタクライフを楽しんだ人はより共感できる作品だろう。
主人公が男子大学生でその仲間も大学生・高校生である点はこういう作品では普通だが、なんといっても舞台が秋葉原(いわゆるオタク街化後)であることがまず一点。学生時代に秋葉原に行ったことのある人、高校時代より経済力と時間ができて大学時代に秋葉原に頻繁に行くようになった人にはとてもよくわかる風景ばかりが映像の中に出てくる。
そして、夏の青空の下の秋葉原、アスファルトから照り返す日差しの暑さを感じる秋葉原、夕方の秋葉原、夜はわりと店じまいが早く閑散とする秋葉原、色々な秋葉原が描写されている点はかなり作品世界に入り込めること請け合い。
さらに、主人公が借りたアパートの一室を中心にストーリーが進んでいくわけだが、そこが大学のサークル棟の一室を彷彿とさせるものとなっている点。冷房もなく暑い中、意味もなくそこにいたり、ネットしたり、ゲームしたり、お菓子や食べ物・飲み物を持ち寄ったり、宴会したり、メンバーが来たり来なかったりの雰囲気は大学の文化系サークルの雰囲気を強く感じられるものとなっている。
そうした小さな身近な世界で主人公がタイムトラベルや巨大な組織の陰謀といった世界全体の動きに巻き込まれていき、高揚感と不安感を交互に感じながら、ショッキングな出来事の連続とともに夏を過ごすシナリオは、身近な世界観と巨大な世界観のギャップを見事に収斂させており、これで面白くないわけがないという仕上がりになっている。
夏に見るとより世界観に没入でき、夏という視点でなくても面白い傑作のひとつ。
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