ハッチポッチフェスティバルのセトリや見どころなど(アイマス歴史紹介㊷)

ハッチポッチフェスティバルのセトリや見どころなど(アイマス歴史紹介㊷)

【関連記事】

Advertisement

概要

タイトル

THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS HOTCHPOTCH FESTIV@L!!

公演日

2017年10月7日・8日

会場

日本武道館

出演者

[1日目]中村繪里子、沼倉愛美、平田宏美、原由実、仁後真耶子、たかはし智秋、山崎はるか、郁原ゆう、平山笑美、上田麗奈、大関英里、近藤唯、愛美、南早紀、原嶋あかり、伊藤美来、 野村香菜子、小笠原早紀、麻倉もも、戸田めぐみ、桐谷蝶々、夏川椎菜、渡部優衣

[2日目]今井麻美、長谷川明子、若林直美、浅倉杏美、下田麻美、釘宮理恵、田所あずさ、Machico、稲川英里、雨宮天、田村奈央、香里有佐、角元明日香、渡部恵子、駒形友梨、小岩井ことり、諏訪彩花、藤井ゆきよ、末柄里恵、高橋未奈美、浜崎奈々、阿部里果、山口立花子、中村温姫

Advertisement

ライブレポート

セットリスト

ライブのタイトルの通り”ごった煮”がテーマ。

765プロに所属する先輩アイドル(765AS)と後輩アイドル(ミリオンスターズ)を可能な限り混合で配置すること、それぞれのアイドルのプロフィールなどの共通性でユニットを組ませそれに合った楽曲を披露すること、今まで見たことのない組み合わせ(楽曲・メンバーとも)でのステージパフォーマンスを披露すること、を意識したライブとなっている。

これまでの合同ライブにおけるメドレーのセトリに近い趣向。それの765プロ豪華フルライブバージョンと言ってもいいかもしれない。

■1日目

01.Welcome!!(765 MILLIONSTARS)
02.神SUMMER!!(平田宏美、たかはし智秋、戸田めぐみ、近藤唯、上田麗奈)
03.アニマル☆ステイション!(沼倉愛美、原嶋あかり、小笠原早紀)
04.きゅんっ!ヴァンパイアガール(伊藤美来、近藤唯、渡部優衣)
05.スタ→トスタ→(夏川椎菜、伊藤美来)
06.HOME, SWEET FRIENDSHIP(中村繪里子、たかはし智秋、原由実、原嶋あかり、野村香菜子、大関英里、桐谷蝶々、平山笑美、渡部優衣、近藤唯、戸田めぐみ)
07.I Want(中村繪里子、愛美)
08.黎明スターライン(麻倉もも、小笠原早紀、野村香菜子)
09.スマイル体操(仁後真耶子、上田麗奈、平山笑美)
10.愛 LIKE ハンバーガー(原由実、大関英里、野村香菜子、渡部優衣)
11.PRETTY DREAMER(平田宏美、沼倉愛美、仁後真耶子、小笠原早紀、伊藤美来、山崎はるか、郁原ゆう、上田麗奈、夏川椎菜、南早紀、愛美、麻倉もも)
12.I’m so free!(たかはし智秋、桐谷蝶々、平山笑美)
13.shiny smile(沼倉愛美、南早紀)
14.KisS(原由実、麻倉もも)
15.DIAMOND DAYS(MILLIONSTARS)
16.ToP!!!!!!!!!!!!!(765PRO ALLSTARS)
17.キラメキラリ(仁後真耶子、原嶋あかり)※ギターソロ:愛美
18.アマテラス(たかはし智秋、原由実、郁原ゆう、南早紀)
19.Raise the FLAG(中村繪里子、仁後真耶子、沼倉愛美、平田宏美)
20.ザ・ライブ革命でSHOW!(大関英里、山崎はるか、夏川椎菜、愛美、郁原ゆう、桐谷蝶々)
21.Beat the World!!!(戸田めぐみ、平田宏美)
22.ハルカナミライ(中村繪里子、山崎はるか)
23.カーテンコール(765 MILLIONSTARS)
24.Brand New Theater!(765 MILLIONSTARS)
25.THE IDOLM@STER(765 MILLIONSTARS)

■2日目

01.READY!!(765 MILLIONSTARS)
02.MEGARE!(若林直美、駒形友梨)
03.Sweet Sweet Soul(稲川英里、田村奈央、渡部恵子、高橋未奈美)
04.リフレインキス(小岩井ことり、諏訪彩花)
05.Understand? Understand!(釘宮理恵、渡部恵子)
06.Shooting Stars(下田麻美、若林直美、浅倉杏美、雨宮天、藤井ゆきよ、田所あずさ、角元明日香、浜崎奈々、Machico、阿部里果、駒形友梨、山口立花子)
07.マリオネットの心(長谷川明子、Machico)
08.arcadia(今井麻美、雨宮天、香里有佐、小岩井ことり)
09.99 Nights(長谷川明子、釘宮理恵、山口立花子)
10.Little Match Girl(浅倉杏美、雨宮天、駒形友梨、阿部里果)
11.Eternal Harmony(今井麻美、長谷川明子、釘宮理恵、稲川英里、香里有佐、諏訪彩花、小岩井ことり、高橋未奈美、田村奈央、中村温姫、末柄里恵、渡部恵子)
12.ココロ☆エクササイズ(田所あずさ、中村温姫、藤井ゆきよ)
13.求ム VS マイ・フューチャー(浜崎奈々、下田麻美)
14.メリー(若林直美、田村奈央、浅倉杏美)
15.DIAMOND DAYS(MILLIONSTARS)
16.ToP!!!!!!!!!!!!!(765PRO ALLSTARS)
17.おとなのはじまり(香里有佐、末柄里恵、山口立花子、高橋未奈美)
18.Honey Heartbeat(長谷川明子、Machico、角元明日香、藤井ゆきよ)
19.俠気乱舞(下田麻美、今井麻美、浅倉杏美、釘宮理恵)
20.待ち受けプリンス(阿部里果、中村温姫、浜崎奈々、角元明日香)
21.ジャングル☆パーティー(下田麻美、若林直美、稲川英里、末柄里恵、諏訪彩花)
22.アライブファクター(今井麻美、田所あずさ)
23.カーテンコール(765 MILLIONSTARS)
24.Brand New Theater!(765 MILLIONSTARS)
25.THE IDOLM@STER(765 MILLIONSTARS)

見どころ

「ミリシタ」からアイマスに入った人向けの765プロ紹介ライブ

このライブの約3か月前にリリースされたミリオンライブ!のアプリゲーム「ミリシタ」からアイマスの世界に入ったユーザー(プロデューサー)向けの765プロ紹介ライブと言ってもいいだろう。

ゲームの中では先輩・後輩という位置づけで約50人のアイドルが登場するが、そのアイドルたちの先輩・後輩関係はどういった経緯で築かれているのか、また、どういうキャストがアイドルを演じているのか、をこのライブでは知ることができる。

キャストの顔がわかるだけでなく、どういうステージパフォーマンスをするのか、アイドルとの雰囲気そっくり具合などがわかるとともに、楽曲の中にはミリシタには実装されていない765ASの定番曲・最新曲があるため、いろんな曲が過去から今に至るまであることも知ることができる。

すべてではないにしろ、ミリシタで初めてアイマスに触れた人もこのライブで765プロの全体像やブランドの雰囲気・歴史をつかめるのではないだろうか。

4thライブに次ぐミリオンライブ!第一期フィナーレライブ

ミリシタからのプロデューサー向けの紹介ライブであるとともに、ミリオンライブ!の歴史にとっては第一期フィナーレライブととらえることもできる。

これまでミリオン名義で一度も実現していなかった、先輩・後輩合同での単独ビッグライブがようやく実現したからだ。

このライブの前に「ミリシタ」がリリースされ、このライブの後にソーシャルゲームの「ミリオンライブ!」が配信終了となるわけだが、この「ミリオンライブ!」でできていなかったことが先輩・後輩合同単独ビッグライブだった。

「ミリオンライブ!」発の楽曲はこれまでミリオンの周年ライブですべて歌われてきたが、765ASを含むCDオリジナルメンバーでの披露はできていなかった。その積み残しをこのライブで完全ではないにしろようやく解消している。

「HOME, SWEET FRIENDSHIP」をようやく春香(中村さん)が歌ったり、「Eternal Harmony」をようやく千早(今井さん)が歌ったり、「Beat the World!!!」をようやく真(平田さん)が歌ったり、「PRETTY DREAMER」をようやく響(沼倉さん)が歌ったり、「ジャングル☆パーティー」をようやく真美(下田さん)が歌ったりという具合に。

そして、中でも念願の披露となったのが「ハルカナミライ」と「アライブファクター」だ。

ミリオン第一期フィナーレライブという意味では、この2曲のためにこのライブがあったと言っても過言ではないだろう。

ハルカナミライ

春香(中村さん)と未来(山崎さん)という2人のセンターのデュオ曲である「ハルカナミライ」。

二人の名前がそのまま冠された曲のタイトルからもわかる通り正真正銘二人のための曲である。

2015年というアイマスにとって最も熱い年に生まれた曲であり、アイマスの歴史にとって大きな意味を持つ曲でもある。

10周年を迎え、一つの節目を迎えたアイマス。総合ディレクター石原氏を中心としたプロジェクトの一つの結実となったドームライブ。そうしたことがあった年に、アイマスの未来、アイマスのこれからに光を灯すかのように生まれたのがこの曲である。

これまで、CDリリースイベントを除いてはミリオンの単独ライブで山崎さんと田所さんが歌ったきりの曲となっていたが、ようやくミリオンにとって大事な武道館という会場で完全無欠の状態で披露された。

会場の赤く眩い光の中で、春香と未来というアイドルにとって最も大事な心を持ち合わせている二人が、中村さんと山崎さんというアイマスの、ミリオンの、いつだって一番大事なことを体現している二人がこの曲を歌う。

歌が特別上手いわけでも、ダンスが特別上手いわけでもない。しかし、アイマスにとって最も大切な想いを最も強い気持ちで表現できるこの二人がこの曲を歌うとき、それは「アイマス」のすべてである。

すべてのプロデューサーの、すべてのアイドルの、すべてのキャストの、すべてのスタッフの、楽しい気持ち、明るい気持ち、前向きな気持ち、頑張る気持ち、を包み込み、一つにし、遥かな未来へ運ぶことができるのは間違いなくこの二人のこの曲である。

この日、このとき、日本武道館という会場を中心にアイマスにさらなる大きく強い力が生まれた。そう思えてならない。

アライブファクター

千早(今井さん)と静香(田所さん)という2人の歌姫のデュオ曲である「アライブファクター」。

「ハルカナミライ」と同じく2015年に産み落とされたアイマスの歴史にとって重要な曲である。

CDリリースイベント以外では完全体で歌われてなかった曲である。それがようやく日本武道館というミリオンにとって大切な場所で披露された。

「ハルカナミライ」とは違い、青の歌姫二人の歌にかける情熱とまっすぐな真剣さを、二人で高め合いながらどこまでも熱く歌う曲である。

いつだってライブの見どころとなるパフォーマンスをする二人だが、この「アライブファクター」のパフォーマンスはその中でも異次元の別格さだった。

強く感じたのは田所さんの成長とポテンシャルである。いつも上手に素晴らしい歌を披露してくれる彼女だが、まだまだ底を見せていなかった。

それを実感させてくれたのがこの「アライブファクター」だ。

特に2番以降だ。今井さんがまるで喧嘩を仕掛けるような挑発的なパフォーマンスをした2番から田所さんの表情がガラッと変わっている。いつもの行儀のよい感じではない、初めて見せる熱の入った獰猛な表情に変わっている。

最後の歌を伸ばすところでは、今井さんを立てることはせず、揃えようともせず、最後まで全力の声量で歌いきっている。今まで聞いたことのない田所さんの声量だった。彼女のストイックさと負けず嫌いさが強く出ていたのではないだろうか。また変に先輩に遠慮をしなくなった姿に見るほうの勝手ながら成長を感じることもできた。

これ以降も田所さんのこの表情は見ることがない。それくらい彼女が本当の才能を見せた本気の瞬間だった。そう思えてならない。

そして今井さんである。さすがである。そうさすがなのだ。

この曲のこと、千早のこと、静香のこと、田所さんのこと、このライブの位置づけ、を完璧に理解したうえでのパフォーマンスだった。

静香という自分と近い価値観と個性を持つ後輩を得て力強い一歩を踏み出した千早の情熱、そしてその情熱の炎をひたすら大きくし続ける静香という後輩、そのミックスアップから放たれる千早の歌に対する強い思い。

ミリシタデビューのプロデューサーに千早、静香、アイマスにおける青の歌姫とはこういう存在なんだ!というアイデンティティを強烈に示した。それは今井さんのアイマスやミリオンに対する情熱の現れでもあったはずだ。

そして、それを田所さんにもうまく伝播させた。今井さんの思いに応えられる田所さんがいたからこそだが、それを信じて導いたアイマスの、765の先輩としての今井さんもまたやはり素晴らしかった。

初めて今井さんを知ったプロデューサー、初めてアイマスライブに参戦したプロデューサー、ミリシタ実装曲以外の曲を詳しく知らないプロデューサーも、皆、この日本武道館を割らんばかりのこの曲におけるパフォーマンスと会場の青い光の強さは、一生忘れられない衝撃となったはずだ。

アイマスに伝説がまた一つ生まれた瞬間となった。

「ハルカナミライ」と「アライブファクター」は、どのブランドのプロデューサーであろうとアイマスのプロデューサーであるならば一度は必ず見ておくべきステージだ。

マリオネットの心

これにも触れておく必要があるだろう。

長谷川さんとMachicoさんの歌った「マリオネットの心」である。この曲は長谷川さんの演じる美希の専用ソロ曲であり、アニメアイドルマスターで生まれた名曲の一つである。

それを赤・青に次ぐ、アイマスのセンターユニットの系譜である黄色をキャラカラーとする二人が歌う。

この二人もまた、中村さん&山崎さん、今井さん&田所さんとは違う魅力にあふれていた。

歌もダンスもキレが良く、どんな曲も自分のものとすることができるハイセンスな二人だが、美希のソロ曲についても見事にデュオ曲としての良さを見せることができていた。

Machicoさんが長谷川さんに合わせるだけでなく、翼らしく可愛い歌声をカッコよく表現し、この曲のまた違った魅力を引き出していたのが大きい。

そして何より改めて感じたのは長谷川さんの万能さ・多才さである。この曲は本来は美希&長谷川さんの魅力が全開になる曲だが、今回のデュオバージョンでは、自然に翼&Machicoさんの魅力も引き立たせていた。そして、それと同時に、いつもとは違う「マリオネットの心」だからこそ、美希の魅力をより一層引き立たせることにも成功している。

随所で披露されたダンスや歌声は過去最高の「マリオネットの心」と思わせるほど。無邪気で才能あふれる翼&Machicoさんを付き従わせることなく、パフォーマンスに内包させ、それにより、美希の技量の大きさや才能、天才性をこれまで以上に見せつけていた。

改めて、美希は長谷川さんにしか演じられないし、長谷川さんと美希は他は考えられない組み合わせであることを感じさせてくれた。美希も長谷川さんも未だに底が見えないのも大きな魅力だ。

いつか、「ハルカナミライ」や「アライブファクター」のような、二人の新デュオ曲を聞きたいものである。ミリオンのアニメで世に解き放たれることを期待したい。

【関連記事】