【ネタバレ】ワンピース1007話レビュー

【ネタバレ】ワンピース1007話レビュー

※ネタバレ注意です※

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ワンピース1007話のサブタイトル

〝たぬきさん〟

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ワンピース1007話のあらすじ

○”氷鬼”に感染し死を覚悟したヒョウ五郎をチョッパーが救う。チョッパーは抗体ではなく、”氷鬼”を打ち消す新たなウイルスを完成させたのだった

○チョッパーは続けてウイルスを大砲で散布し、”氷鬼”に感染した敵味方を全員救うことに成功

○チョッパーに救われた百獣海賊団の面々はクイーンに反旗を翻す

○そして、チョッパーは巨大化しクイーンを殴る

○一方、カイドウの血統因子からつくった人工悪魔の実について言及するCP0。どうやらモモの助の食べた悪魔の実のことのようだ

○そして、負傷し倒れていた赤鞘の前に光月おでん(?)が現れるのだった

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ワンピース1007話の見どころ

チョッパーファージ霧砲

ヒョウ五郎を救ったチョッパー(前回予想した通り)は、大砲で氷鬼を殺すウイルスを大砲で霧状にして散布。

抗体をつくるより新たなウイルスをつくってしまうほうが大量に行き渡らせることが可能という判断といい、クイーンの力作ウイルスを打ち消すウイルスを短時間でつくってしまう医者としての能力といい、チョッパーの船医としての真価がいかんなく発揮される名シーンとなった。

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「たぬきじゃねェーっ‼」

そして、ランブルボールで巨大化したチョッパーはクイーンに一発かます!

ここまでそれどころじゃなかったため、さんざん周囲から「たぬき」扱いされていたままでいたが、その怒り(&いつものツッコミ)がここで遂に爆発!

だよな(笑)。

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モモの助の食べた人造悪魔の実はカイドウの血統因子からつくったもの

モモの助がパンクハザードで食べてしまった人造悪魔の実はカイドウの血統因子からベガパンクがつくった失敗作であることが判明。(そしてそれをCP0側つまり世界政府側は脅威として感じている)

これは、あくまでCP0の認識ではあるが、なんらか特別な意味を持つカイドウの力・能力がモモの助にも引き継がれてしまったということは間違いないだろう。

ヤマトもカイドウの血を引く実の娘なら、二人には共通の特殊性がなんらか引き継がれていることになる。

ワノ国編のエンディング、ワンピースの物語に大きく関わってくる伏線だろう。

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光月おでん(?)再登場

赤鞘の前に姿を現したのは20年以上前に死んだはずの光月おでん。

話の流れ的にも、死ぬときの描写や演出、その後のカイドウのリアクションなどでも、本人が実は生きていたという再登場ではないように思われるが、どうだろうか。

それにしても、である。最後のページのおでん登場で思わず声をあげてしまった読者も多いのではないだろうか。

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ワンピース1007話を読んでの今後の展開予想

※前回までの予想に加えて、、、

モモの助の食べた悪魔の実とその意味

モモの助がパンクハザードでカイドウと同じ龍になってしまう悪魔の実を食べてしまったというのはなんらかの伏線であることは間違いなかったが、想像していた以上の意味があるのかもしれない。

カイドウを倒し、モモの助が新たにワノ国を治めるというワノ国編のエンディングに際して、”SMILE”の悲劇を克服したことの象徴、新たに良い龍が国の守り神となりカイドウの支配を終わらせたことの象徴として使われるくらいかと想像していた。それもあるのかもしれないが、それだけではなさそうだ。

CP0の発言からすると、何か世界政府側にとって脅威となる特殊な意味があるようだ。

特殊な意味という点で思い出すのは、島を飛ばすことのできるカイドウの能力である。

加えて、血統因子ということは血統、遺伝子に影響を及ぼす能力の引継ぎであるが、そういう意味ではヤマトがカイドウの実の娘であることとの符号も気になる。

ヤマトとモモの助にカイドウの能力が受け継がれ、そしてその二人がワノ国編のエンディングやワンピースの物語に対して大きな展開をもたらすのかもしれない。

例えば・・・

ワノ国はもともと空中に浮遊している島国であり、それは龍の力によって行われていた。太古からその能力と役割は連綿と受け継がれ今はカイドウがその役割を持つが彼自身はそれを知らず、偶然にもワノ国の正統な後継者であるモモの助に受け継がれた。実はラフテルも同様に空中浮遊を続けており、ワノ国はラフテルと同胞のDの王国であった。そして、ワノ国の「開国」とは島の空中浮遊のことを意味し、それはDの王国の復活に必要なことであった。(これらのことがおでんの航海日誌で判明する)

・・・なんてことくらいまでは想像してしまう。

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光月おでんの正体

おでんは本人の再登場なのだろうか。

もちろん光月トキの能力により今このときに現れることができた可能性も0ではない。

その場合死ぬ前のおでんがトキの能力により未来に飛んできたということになるかもしれないし、シュタインズ・ゲートの解釈のように別の世界線のおでんが飛んできたということになるのかもしれない。いずれにせよ、トキの能力のすべてが明らかになっているわけではないので、どれも完全に否定しきれるものではない。

しかし、釜茹でで壮絶な死を遂げ、ロジャーとともに歴史に足跡を残した伝説の強さを持つ1人としての扱いとなっている点からは、それは想像しづらいという思いも強い。

その場合、まず思いつくのが「マネマネの実」により誰かがおでんに成りすましたというものだが、マネマネの実は現在ボンクレ―が保有していることが明らかになっている。彼であれば口調でわかるので、まずないだろう。とはいえ、ボンクレ―はインペルダウン編での生死が不明であるため、ないとは思うがボンクレ―が死に誰か違う人物にマネマネの実の能力が引き継がれていればその限りではない。

次に、ベガパンクによる人造悪魔の実の成功例である場合が考えられる。人造マネマネの実を誰かが食したというものである。

どちらのケースでも、赤鞘を治療したのが彼(彼女?)なら赤鞘を助けることにメリットのある人物ということになる。ワノ国の人間か革命軍か麦わら大船団か。治療した人間が別にいる場合は、敵対勢力のスパイかもしれない。CP0か海軍か百獣海賊団か。そして、新キャラか既存キャラか。他にも赤髪海賊団、黒ひげ海賊団、ロックス海賊団の残党、新勢力など可能性は無数に考えられるが・・・。さすがに日和ということはないと思うが。

ただどちらの場合もその能力者がどこかでおでんの顔に触れていることが必要になる。おでんが20年以上前に死んでいることが真実ならば現実的な解ではないように思える。もちろん、おでんの死体に触れていた場合、時間移動したおでんに触れる機会があったりした場合、あるいはベガパンクにより能力の発動条件が変わっている場合など可能性は0ではないが・・・。

あと考えられるとしたら、単純におでんに扮した影武者のような人物、あるいは牛鬼丸になっていた狐のような不思議な動物の可能性だ。これが現実的な解のようにも思える。しかし、そんな単純な答えだろうか。ワンピースだけにストーリーに絡む重要なひとひねりが必ずあるはずで、それを考えればこれも正解のようには思えない。

結局納得のいく予想はできないので(笑)、種明かしを楽しみに待ちたい。

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