久保建英マッチレポート マジョルカVSエスパニョール(2021-2022国王杯4回戦)

久保建英マッチレポート マジョルカVSエスパニョール(2021-2022国王杯4回戦)

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試合結果

2-1 マジョルカ勝利

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試合トピックス

32分 マジョルカGOAL>>ペナルティエリア手前右からの直接フリーキックを久保が左足で直接狙いゴール 【久保今季2ゴール目】

60分 マジョルカGOAL>>コーナーキックにアブドンがヘディングを合わせゴール

62分 エスパニョールGOAL>>セットプレーからペナルティエリア内でプアドがシュート

82分 久保OUT、イ・ガンインIN

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久保・マジョルカ詳報

1部のチーム同士の負けたら終わりのトーナメントらしいゲームとなった。

テンションが高く、一発を狙う雰囲気が途切れない試合展開はトーナメントのそれである。

そうした中、ホームのマジョルカが勝利した。

4回戦(ベスト16)を勝ち抜き、準々決勝に進出するのはマジョルカにとってはだいぶ久しぶりのはずである。リーグ戦にも良い影響を与えるであろう。

シーズンも半分。後半戦の躍進に期待したい。

さて、久保である。

右サイドで先発出場を果たし、1ゴールを記録した。

直接フリーキックを沈め、試合の勝利に大きく貢献した。

このフリーキックは質も見事であった。壁は3枚と少し甘かった部分もあるが、実力者のベテランゴールキーパーであるディエゴ・ロペスの指先をかすめる見事なゴールを右隅に突き刺した。

筆者は国王杯2回戦の2アシスト時に「このキックの質であれば直接フリーキックでのゴールが容易に想像できる」とレポートしたが、そこでの予想がこの試合で当たったかたちだ。

高さはもう少し欲しいところだが、スピードと落とす変化は見事で、何よりコンパクトな振りでのキックは久保らしいものであった。トレーニングの末このキックに落ち着いたのだろう。

フリーキッカーの誰にも似ていないが、強いて言えばメッシやマラドーナといった小柄な選手がボールスピードを維持しながらも高い壁を超して落としたいときにするキックスタイルに近かった。

久保にとっては記念すべき海外でのフリーキック初ゴールとなった。

ようやくといった感想のほうが強いものの、ここからである。

今後はさらにフリーキックでのゴールの積み上げを期待したい。

クラブシーンのみならず代表シーンでも。

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