[久保MR]エスパニョールVSレアル・ソシエダ(2022-2023ラ・リーガ第21節)
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エスパニョールVSレアル・ソシエダの試合結果
2-3 ソシエダ勝利
エスパニョールVSレアル・ソシエダの主な試合経過
4分 【エスパニョール】ダルデールのクロスからカレーロがヘディングシュート。キーパーがセーブ
10分 【ソシエダ】オヤルサバルが左足でミドルシュート。キーパーがセーブ
22分 【ソシエダGOAL】左サイドからのクロスのこぼれ球をエリア内右45度で拾った久保が左足でハーフボレー。ニアサイドを見事に打ち抜く
51分 【ソシエダGOAL】オヤルサバルの左サイドからのグラウンダーのクロスにセルロートが合わせる
62分 【ソシエダGOAL】右サイドでボールを受けた久保が左足でクロス。このクロスに慌てた相手ディフェンダーの頭にあたりオウンゴール
73分 【エスパニョールGOAL】フリーキックのクロスのこぼれ球にダルデールが詰めボールをゴールに押し込む
86分 【エスパニョールGOAL】カウンターから左サイドバックのオリバンがペナルティエリア内に入り左足でシュート
エスパニョールVSレアル・ソシエダにおける久保のマッチレポート
久保が1ゴール&1オウンゴール誘発で前節に続き2試合連続でMOMに輝いた。
この日も久保は素晴らしかった。
右サイドのアタッカーとして先発フル出場を果たしたが、終始相手の脅威であり続けた。
ボールを受け、仕掛け、はたき、キーパスを送り、中央へ切り込み、と変幻自在だった。
ソシエダのチームメイトは皆、久保を探していた。
久保がボールを受けるあるいは久保にボールを入れる瞬間がソシエダの攻撃の合図だった。
右サイドで起点となり、あるいはアクセントとなり、中央では得意の狭いエリアで久保にしかできない突破のプレーを披露した。
この試合でのエスパニョールは明らかに右サイドの久保をソシエダで最も警戒し、右サイドのスペースをかなり閉めていた(その代わり左サイドのオヤルサバルにはスペースをある程度提供している)。
それでも久保には一切問題とならなかった。
もはやリーガでも久保は止められなくなっている。
そして前節嫌われたゴールにこの日は好かれた。
1点目は技術的に見事なシュートであるが、特筆すべきは久保が待っているところにボールが来たことだ。
久保はスペインに渡ってからこのエリア(右45度のエリア)でシュートコースを確保しながらこぼれ球を待つ動きをよくしているが、これまではゴールは勿論のこと体勢十分なシュートとしてすら実ることはなかった。
それが今はどうだろう。ボールが久保を好いているかのように久保にボールが引き寄せられる。
オウンゴールもそうだ。
これまでの久保だったら、普通にクリアされて終わっていただろう。しかし今はボールが完全に久保の味方をしている。
サッカーではボールを従えてプレーする選手がほとんどだが、ごくまれにボールが喜んでいるかのようにプレーする選手がいる。
こうしたプレーを見せる選手の代表格はマラドーナやメッシだが、久保もそうした系統の選手であることはもはや明らかだ。
加えて、久保に対して抱く相手の強い緊張感とチームメイトの絶対的な信頼感は、もはやリーガで指折りの選手であることの証である。2試合連続のMOM受賞を普通に感じるのがそのいい証拠だ(本来リーガで2試合連続MOMなだけで日本人にとっては快挙のはずなのだが)。
ようやく?はやくも?どちらでもいい。
拝啓、久保建英選手。
エムバペ、ハーランド、ヴィニシウス、ロドリゴ、ペドリ、ファティ、フェリックスらが競うアラウンド20世代のトップ戦線にようこそ。ワールドクラスの世界にようこそ。
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