初星宴舞のセトリや見どころなど(アイマス歴史紹介㊹)

初星宴舞のセトリや見どころなど(アイマス歴史紹介㊹)

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概要

タイトル

THE IDOLM@STER ニューイヤーライブ!! 初星宴舞

公演日

2018年1月6日・7日

会場

幕張メッセイベントホール

出演者

中村繪里子、今井麻美、仁後真耶子、平田宏美、若林直美、下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋、長谷川明子、原由実、沼倉愛美

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ライブレポート

セットリスト

セトリの基本構成は765ASらしく、古い楽曲から最新の楽曲まで幅広く取り揃えられている。

ユニット曲についてはこのライブの前に発売された最新リリースCDからの新曲は両日ともに披露され、従前からの曲は各日で違う構成となっている。なお、各日で違うユニット曲についてはいわゆるCDオリジナルメンバーを意識したメンバーによる披露となっている。

ソロ曲は各日ですべて違う構成。ゲーム「アイドルマスターワンフォーオール(OFA)」で実装された各アイドル専用ソロ曲、「ミリオンライブ!」で実装された各アイドル専用ソロ曲、初期から歌われているソロ曲が満遍なくラインナップされている。なお、OFA発曲とミリオン発曲については、これまでの大型ライブで一度も披露されていない曲が意識的にセットされている。

■1日目

01.THE IDOLM@STER 初星-mix(765PRO ALLSTARS)
02.START!!(中村繪里子)
03.プラ・ソニック・ラブ!(仁後真耶子)
04.私だって女の子(若林直美)
05.トリプルAngel(下田麻美)
06.ロイヤルストレートフラッシュ(釘宮理恵)
07.聖炎の女神(若林直美、原由実)
08.LEMONADE(中村繪里子、たかはし智秋、平田宏美)
09.Funny Logic(仁後真耶子、下田麻美)
10.BRAVE STAR(中村繪里子、今井麻美、若林直美、原由実)
11.addicted(原由実)
12.Day of the future(長谷川明子)
13.Next Life(沼倉愛美)
14.edeN(たかはし智秋、平田宏美、原由実)
15.Fate of the World(中村繪里子、今井麻美、長谷川明子)
16.合言葉はスタートアップ!(沼倉愛美、仁後真耶子、若林直美、釘宮理恵、下田麻美)
17.Light Year Song(仁後真耶子、平田宏美、下田麻美、沼倉愛美)
18.隣に…(たかはし智秋)
19.チアリングレター(平田宏美)
20.虹のデスティネーション(たかはし智秋、釘宮理恵、長谷川明子)
21.Just be myself!!(今井麻美)
22.Destiny(765PRO ALLSTARS)
23.自分REST@RT(765PRO ALLSTARS)
24.ToP!!!!!!!!!!!!!(765PRO ALLSTARS)

■2日目

01.THE IDOLM@STER 初星-mix(765PRO ALLSTARS)
02.ステキハピネス(中村繪里子)
03.フラワーガール(原由実)
04.放課後ジャンプ(下田麻美)
05.全力アイドル(釘宮理恵)
06.BRAVE STAR(中村繪里子、今井麻美、若林直美、原由実)
07.虹のデスティネーション(たかはし智秋、釘宮理恵、長谷川明子)
08.ブルウ・スタア(平田宏美、沼倉愛美)
09.ゲンキトリッパー(仁後真耶子)
10.いっぱいいっぱい(若林直美)
11.七彩ボタン(たかはし智秋、釘宮理恵、下田麻美)
12.ら♪ら♪ら♪わんだぁらんど(中村繪里子、今井麻美、仁後真耶子、若林直美、平田宏美)
13.オーバーマスター(長谷川明子、原由実、沼倉愛美)
14.迷走Mind(平田宏美)
15.追憶のサンドグラス(長谷川明子)
16.Rebellion(沼倉愛美)
17.CRIMSON LOVERS(中村繪里子、今井麻美)
18.始めのDon’t worry(釘宮理恵、長谷川明子)
19.9:02pm(たかはし智秋)
20.Light Year Song(仁後真耶子、平田宏美、下田麻美、沼倉愛美)
21.細氷(今井麻美)
22.Destiny(765PRO ALLSTARS)
23.自分REST@RT(765PRO ALLSTARS)
24.ToP!!!!!!!!!!!!!(765PRO ALLSTARS)

見どころ

10周年ライブ以降初の765ASフルライブ

10周年ライブで一区切りとなり、以降定期的なフルライブを行わなくなった765ASだが、ようやくその10周年ライブ以降で初めてフルライブが開催された。

残念ながら雪歩役の浅倉さんは不参加となったが、やはり765ASが揃ったライブは純粋に楽しい。

そして、メンバー構成もそうだが、定番の曲から新曲まで10年以上かけてリリースされてきた曲が、ぎっしり詰まっているセトリとなっている点もとても765ASらしい。

今まで披露されてこなかったが密かに自分が大好きだった曲がようやく披露されたと感動したファン(プロデューサー)も多かったのではないだろうか。

そんな素敵なライブだった。

765ASの単独フルライブは現時点でこれが最後になっている。

次は、たかはしさんが2017プロミから言い続けている還暦ライブ(キャストが60歳くらいになっとたときに開催する765ASのライブ)になるのだろうか(笑)。

いや、そんなことはないはずだ。

還暦ライブを目指して、オリンピックと同じく4年に一度フルライブを開催してはどうだろうか?(笑)

楽しみに待ちたい。

765ASの戻ってきた”らしい”雰囲気

このライブで最も印象深いのは、出演キャストが全員、表情や雰囲気、いで立ちがとてもアイドルキャラらしくなっていたことだ。

もともとそっくりなメンバーだが、さすがにブランク明けとも言うべき2017プロミでは、今思えばアイドルに力づくでなっていた印象だ。

アイマスの仕事は勿論定期的にあったはずだが、人前で歌って踊るというのは1年半以上前になる10thライブ以降初めてのことだった。それまで濃密な時間を過ごしていたメンバーだけにこれだけ期間が空けば完全にブランクと言って差し支えないだろう。

特に、結婚し出産を経たキャスト陣は顔が変わっていた。体型も以前とはどことなく違っていた。母親となったのだから当然だろう。2014SSAで出産後ステージに戻ってきた平田さんも同じような感じだったが、このときの若林さん、仁後さん、長谷川さんも当時の平田さんと同じような感じだった。

それがどうだろうか。このライブでは完全にテレビアニメ放映当時、7thライブ、のときのような、アイドルそっくりの雰囲気やいで立ちに全員が戻っていた。

このライブの3か月前にはミリオンとの合同ライブがありそこに全員出演していたが、これが大きかったのかもしれない。夏頃には2017プロミのブルーレイ特典映像にもあるメンバー全員での旅行があり、その後は合同ライブのレッスン、合同ライブ参加、そしてこのライブのレッスンがあったはずで、つまり久しぶりに半年以上アイマスで濃密な時間を過ごしたのではないだろうか。

それが往年の雰囲気やアイドルとのシンクロが戻ってきた大きな要因になったのかもしれない。

ステージにアイドルたちが普通に立っていた。ごく自然に。変わらない姿で。

それを最も象徴するステージになったのが2日目の「ゲンキトリッパー」から「迷走Mind」にかけてのパートだ。往年のプロデューサーからしてみると「これ2018年のライブだっけ?2010年じゃなく?」と錯覚を起こすほどの時間になったのではないだろうか。

なにせ、稼働当時から変わらない雰囲気のアイドルとキャストが往年の定番人気曲を当時と全く変わらないパフォーマンスで歌ったからだ。

色々なことを思い出すというよりも当時にタイムスリップしたかのような不思議な気持ちにさせてくれた。

OFA実装ソロ曲初披露

やはりこのライブではこれが大きな見どころだ。

春香(中村さん)の「ステキハピネス」、やよい(仁後さん)の「プラ・ソニック・ラブ!」、律子(秋月さん)の「私だって女の子」、亜美(下田さん)の「トリプルAngel」、真美(下田さん)の「放課後ジャンプ」、伊織(釘宮さん)の「全力アイドル」である。

遂に念願かなったプロデューサーも多かったのではないだろうか。

全員が全員OFAのアイドルそのままに個性たっぷりに可愛く踊り歌い上げてくれた。

それにしても全曲ともクオリティがとてつもなかった。

可愛い春香、元気なやよい、乙女な律子、陽気な亜美と真美、アイドル然とした伊織、がそこにいて、ライブをしていた。

OFAが好きだったプロデューサー、765ASが好きなプロデューサー、にとっては必見中の必見。現在少しアイマスから離れてしまっているプロデューサーもOFAや765ASが好きだったなら、これらのステージを見るためだけでもブルーレイを買う価値ありと断言する。

ちなみに、OFA実装ソロ曲については、雪歩・貴音は9thで、千早・真・響は10thで既に披露していることから、これで残りは美希・あずさだけとなった。

披露される日を楽しみに待ちたい。

「Fate of the World」「合言葉はスタートアップ!」「七彩ボタン」「オーバーマスター」

これらの曲はCDオリジナルメンバーでの披露となった。

765ASは他のブランドほどオリジナルメンバーに対するこだわりや感動を抱くようなコンセプトのブランドではないが、それでもやはり揃うと嬉しいものである。

中でも「七彩ボタン」は最高だった。

7thライブでは竜宮小町3人ではなく下田さん不在で代わりに若林さんが入って披露されていた。それ以降もこの曲が竜宮小町バージョンで披露されることはなかった。それゆえに石原氏時代の積み残しの一つだと感じていたプロデューサーもいたかもしれない。

それがようやく解消されたかたちだ。

ゲーム「アイマス2」で登場した人気曲がこの3人の絶妙な声のかみ合い方、可愛らしい振り付けで披露された。

感無量としか言いようがない。

「CRIMSON LOVERS」

これに触れないわけにはいかないだろう。

見るべきところの多いこのニューイヤーライブの中でも最大の見どころと言っても過言ではないだろう。

このライブ直前の最新CDシリーズで世に放たれた春香&千早の二曲目の専用デュオ曲である(一曲目はラジオ「アイマスタジオ」のテーマソングで企画ソングであったため、正式にはこれが一曲目と言っても差し支えないかもしれないが)。

稼働してから15年以上経っているアイマスだが、そのセンター二人の専用デュオ曲は未だにこれだけである。

そうした意味だけでも唯一無二の希少性を誇るが、曲調も歌詞もステージパフォーマンスも唯一無二の希少性を誇っている。

専門的なことはわからないが、とにかくリズムが独特なのがまず一点。かなり難しい歌であることが素人でもわかる。そして、歌詞もクールでありながら情熱的な中に妖艶さが漂うという、バラエティに富むアイマスの曲の中でもさらに特殊性をはらんでいる。一般的にはアイドルが歌うような曲では絶対にない。

千早はまだしも春香がこれを歌うのはかなり挑戦的である。春香の最大のロック系ソング「I Want」を遥かに凌駕する妖艶なロック系ソングである。

そうした曲であり、ライブで披露するには難易度が高いはずだが、スタンドマイクで中村さんと今井さんがステージで完璧に歌い上げた。

驚くほど挑戦的なステージだったはずだが、それをモノにしている二人にはさすがという言葉しか出てこない。

ちなみに、このステージを見て、中村さんの歌が上手くなったと改めて感動のような思いを抱いたプロデューサー、中村さんと今井さんだからこそこの挑戦的な曲を当たり前のように歌えそれに感動を覚えたプロデューサー、両方がいたはずだ。

前者は往年のプロデューサー、後者は新しいプロデューサーに多かったかもしれない。

つまり、この二人はアイマスにおける過去と現在の思いを完全に内包した存在であるということが言えるのではないだろうか。

プロデューサーの過去と現在に基づく感情を最も強く揺さぶることのできる中村繪里子・今井麻美という存在は、やはりアイマスの神髄としか言いようがない。

彼女たち二人は常にアイマスの先頭を走り続けている。そしてそれはこの二人だからこそできることであり、それはこれからも変わらないはずだ。

そう改めて感じずにはいられない圧巻のパフォーマンスであった。

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