【ネタバレ】ワンピース1014話レビュー

【ネタバレ】ワンピース1014話レビュー

※ネタバレ注意です※

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ワンピース1014話のサブタイトル

〝人生の大根役者〟

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ワンピース1014話のあらすじ

○ルフィを倒したカイドウは戦場全域に勝利を告げる

○おでんの航海日誌を読んだモモの助はそこに書かれていた真実を知る

○一方巨大化したチョッパーは引き続きクイーンと戦っていた。巨大化の時間が以前より延長され、クイーンを引き留めることには成功していたが、効果的なダメージを与えられていなかった

○モモの助・しのぶと合流した錦えもんとお菊だったが、そこにおでんの姿をしたカン十郎が現れる。決着をつけるべくカン十郎と相対したお菊だったが、非情になることができずカン十郎に返り討ちにあってしまう

○倒れた菊之丞に代わり錦えもんがカン十郎を斬り決着をつけるが、直後カイドウがその場に降り立ち、金棒で錦えもんに強烈な一撃を加える

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ワンピース1014話の見どころ

「お前も・・・〝ジョイボーイ〟には・・・・・・なれなかったか・・・・・・・・・!!」

落ちていくルフィに対してカイドウがつぶやいたセリフだ。

この言葉の意味は不明。

”ジョイボーイ”は”空白の100年”に世界中を回りグランドラインを制覇した冒険家だという推察が可能な人物であるため、一義的にはそのことを指している(「お前もグランドラインを制覇することはできなかったか」という意味の言葉)と考えることができるが、それだけの意味で言ってはいないだろう。

”ジョイボーイ”については、個人の人物名を指すのかすらも判然としていないが、マリージョアに保管されている巨大な麦わら帽子の持ち主である可能性が高く、おでんの航海日誌に何か書かれていることも恐らく間違いないため、カイドウのこのセリフはその伏線の可能性が高い。

ラフテル、古代兵器についてはここまで少しずつ情報が開示されているが、次はジョイボーイについての情報が開示されるのかもしれない。

それらがすべて”空白の100年””Dの王国”、そして”ワンピース”に繋がっていくのだろう。

より一層クライマックスに近づく展開となってきたことをこのセリフからは強く感じる。

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「せっしゃは・・・・・・・・・・・・死んではならんようだ・・・!!」

おでんの航海日誌を読んだモモの助がしのぶに開口一番言ったセリフがこれ。

以前の過去回想でロジャーとともに世界の真実を知ったおでんも同じ言葉を言っていることから、世界にとって「ワノ国」「開国」「光月家」が重要な意味を持つことを示唆しているのは間違いないだろう。

さらに、その直後、モモの助はゾウのときと同じように大きな声が頭の中で聞こえている。

恐らくこのモモの助の一連のシーンはワンピースという物語においてかなり重要なシーンだ。

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チョッパーの巨大化時間30分延長

クイーンと戦っているチョッパーだが、どうやら巨大化の時間が30分延びているようだ。

これは以前、シーザーを捕らえていた際にシーザーのアドバイスにより可能となったもののようだ。

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錦えもん&菊之丞VSカン十郎

おでんの姿をしたカン十郎に斬られたお菊の仇を錦えもんがとり、カン十郎との決着がつく。

さて、このシーンで興味深いことが二つある。

まず一つは、お菊がカン十郎を斬れなかった理由だ。おでんの姿になっていたため”おでん”を斬るような真似ができるはずのないお菊といった受け取り方が可能なシーンだが、恐らくそれだけでなないだろう。裏切り者とわかっていても長い時間をともに過ごした”カン十郎”自身を斬れなかったのだ。

そしてそれを理解している錦えもんとカン十郎が最後に相対し、互いに侍としてのケジメをつけるシーンになっている。相変わらずワンピースにおけるこういう場面は秀逸だ。セリフによる説明がなくてもキャラクターの持つ背景とそのときの心情がシンプルに伝わってくる。

もう一つは、お菊と錦えもんが言葉を交わす中で「夜明け」という言葉を使っていることだ。これは二人がおでんから「ワノ国の開国」という意味の言葉として聞いていたものであるため、二人がここで使うのはなんら不思議ではないが、カイドウの「ジョイボーイ」という言葉、モモの助の知った真実、に続いて立て続けに出てきたセリフであることから、演出的な観点で考えれば、それ以外に聞かされていた内容がある可能性が高いのではないだろうか。

「ジョイボーイ」「モモの助の知った真実」「モモの助に聞こえる声」「夜明け」。これらのことがすべて符号するとき、ワノ国の開国についてすべてが明かされ、世界の謎に大きく迫ることになるのではないだろうか。

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ワンピース1014話を読んでの今後の展開予想

前回までの予想に加えて、、、

カイドウ、ビッグ・マム、麦わらの一味、最悪の世代の総力戦

カイドウが下層の戦場に降りてきたことにより、筆者がこれまで予想していた通り、麦わらチーム、最悪の世代チームの総力戦の可能性が高まってきたのではないだろうか。

カイドウとマムが再びコンビで戦うのか、麦わらの一味と最悪の世代がタッグを組んで総力戦になるのかはわからないが、少なくともルフィも降りてきた(落ちてきた)ことで、戦局は再び下層フロアに戻った。

最後はルフィが決着をつけるのだろうが、そこに行く過程で麦わらの一味の総力戦、最高のコンビネーションバトルが見られる可能性が高くなってきたのではないだろうか。

最悪の世代の動きも含め楽しみだ。

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モモの助の頭に響く声の主はワノ国

ゾウのようにワノ国は生物なのかもしれない。

というのも、戦場となっている鬼ヶ島がとうとうワノ国の本土に到着し、そのときにモモの助の頭の中に大きな声が響いているからだ。

以前筆者はワノ国の開国とは国ごと空を飛ぶことだと予想した。その予想ではカイドウやモモの助に宿る龍の能力を使って空を飛ぶことだと考えたが、もっと直接的な方法で空を飛ぶのかもしれない。つまり、ワノ国そのものが龍でそれが動き出す(=空を飛ぶ)ということだ。そうゾウと同じように。

であれば、”声”が発せられていること、龍が象徴的に用いられていること、光月家とミンク族が縁深い存在であること、の説明がつく。

そしてさらに想像力を働かせると、超巨大な象や龍のように超巨大な生物が世界中にはまだたくさんいる(眠っている)のかもしれない。その上にある国がDの一族の末裔による国で、彼らが目覚め全員揃うときDの王国が復活し、真の”ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が姿を現すのかもしれない。

もっと言えば、魚人島で登場した方舟の主はDの一族で、そこで、聖書の通り、動物たちも生きていたのかもしれない。方舟でDの一族の友人として暮らしてきた動物たちの生き残りがこれらの超巨大な動物たちというわけだ。(この場合、魚人島での海王類の言動を考えると彼ら海王類も超巨大な動物たちやDの一族と同胞という想像が可能になる。)

光月家はDの一族でその中でも特殊な存在であることから彼らの声が聞こえるのだろう(ルフィやロジャーも魚人島の深海やゾウでおでんやモモの助同様謎の声が聞こえているが、彼らもDの一族における何か特殊な存在だからだろう。(※ゾウではDの一族であるローには声が聞こえていない))。

またモモの助が「死んではならない」と言っているのはおでんが成し遂げようとしていたことを受け継ぐという意味よりもDの一族(王国)あるいは世界における重要な役回りが光月家にはあるからなのかもしれない。彼らにしかできないことが。

なんにせよ、こういう想像や予想をさせてくれる今の展開は本当に面白い。

次回以降も本当に楽しみだ。

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